子育てからバンド活動まで、プライベートと仕事の両立をがんばる職場づくりとは


お客様相談窓口といったコンタクトセンターでのオペレーター業務や、バックオフィス業務を中心に、全国に事業所を構える株式会社KDDIエボルバ。個人の希望に柔軟に対応するシフト制勤務を特徴とし、様々なライフスタイルのアルバイトスタッフが働いています。
 
スタッフ一人ひとりが仕事とプライベートを両立できるよう取り組む同社。採用活動や職場環境の整備でどのような工夫をしているのか、採用企画部に取材を申し込みました。

 
 

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仕事と両立させたい活動は、人それぞれ


――KDDIエボルバには、プライベート活動を大事にしているスタッフが多数在籍しているそうですが、具体的にはどんな方が多いのでしょうか?
 
家庭内の範囲だと、子育てや介護をしながら働く人が増えています。少子高齢化が進み、人材市場が変わってきているのを感じますね。学生や資格取得に向けて勉強している方もいます。
 
――創作活動を行なっている方も多いと聞きました。
 
ミュージシャンや劇団員、芸人、漫画家、イラストレーターなど、志望者も含めてさまざまな職業の方が在籍しています。最近は、声優志望の方が増えていますね。オペレーターは声を使う仕事なので、特技を生かして働いていらっしゃいます。

 
 

採用活動の原点は「応募者ファースト」


――御社の採用企画部は、採用業務においてどんなことを意識されていますか?
 
「応募者ファースト」ですね。この一言に尽きます。数年前、これから採用市場が厳しくなることを見込んで掲げたスローガンなのですが、今では新しい施策を考える際に立ち返る原点と言えます。
 
――なぜ「応募者ファースト」が大事なのでしょうか。
 
人材確保が難しくなってきた今の時代、私たちは「従業員を選ぶ立場」ではなく「応募者に選ばれる立場」です。社内の採用担当者だけでなく、現場で働く方々にもこの意識を根付いています。
 
――応募者との面接では、どんな点を確認しますか。
 
まずはシフトです。シフト重視の応募者がとても多いので、応募者の方々に納得して就業いただけるように、しっかりヒアリングして、丁寧に説明します。具体的には、ヒアリングシートを渡して「何曜日は何時まで働きたい」と、詳細な希望を記入していただきます。それをもとに面接をするので、家庭の事情や個人的な活動があれば、その時点で応募者が希望を申告しています。
 
また、業務内容について苦手に思うことがないか、あらかじめ確認しています。コンタクトセンターの主な業務は電話を使ったオペレーションですが、応募者の中には電話が得意ではない方もいらっしゃいます。その場合は、タイピングが得意ならデータ入力作業がある事業所に配属するなど、他のバックオフィス業務を紹介し、応募者の適性と業務のマッチングに取り組んでいます。
 
――応募者の希望をかなり細かく聞くのですね。
 
採用担当者は、面接を通して応募者が希望する働き方の優先順位を紐解き、整理します。通常、応募者は各事業所の求人を見比べ、勤務地や業務内容ベースで応募されますよね。でも、よくよくお話を聞いてみると、本当に求めている勤務条件は「柔軟に働きたい」ということだったりするのです。
 
応募者ご自身に入社後の働き方をイメージしてもらい、そのうえで希望に合う業務を提供すると、入社の確度は高まります。希望と職場のマッチングはなかなか難しい場合もありますが、採用後にワークライフバランスを図りながら「入社してよかった、ここに配属されてよかった」と、長期的に働いていただけたら嬉しいですね。
 
――なるほど。それなら入社後のミスマッチはかなり軽減できそうですね。実際にお互いを知る機会となる面接では、その場の雰囲気づくりで工夫していることはありますか。
 
応募者の立場で考えると、初めて訪れる場所で初対面の人と話すのは緊張しますよね。事前に雰囲気を知ることで安心して来社いただけるよう、自社のWebサイトや求人ページに、雇用条件の詳細やQ&A、職場の写真など充実した内容を掲載しています。また、各地の採用センターでは、柔らかい素材のカーテンや遮光ガラスで半個室風の間仕切りを設けたり、インテリアに工夫をしたりと、リラックスできるような工夫を施しています。プライバシーを守りつつ、圧迫感のない環境を作るのがポイントですね。

 

福岡にある「渡辺通オフィス」のフロア福岡にある「渡辺通オフィス」のフロア


そして、昔から続けているのが、面接に来てくれた応募者へのアンケート調査です。面接官やスタッフの印象、話しやすさ、仕事探しで重視している点など、「応募者ファースト」になる採用手法を応募者の生の声から学んでいます。
 
――採用に関わるスタッフの意思統一は、どのようにしていますか。
 
採用の基本方針や心構えは意思統一を図りますが、応募者の傾向には地域性があるので、採用施策の厳密な全国統一は難しいと思っています。そのため、各地でエリア特性を熟知する担当者のアイディアを活かした採用活動をしています。
 
各地の好事例はテレビ会議などで全国に共有して、他の地域でも効果が見込めると想定される取り組みは、横断的に展開しています。これは、エリアや部署の垣根を越えてつながるKDDIエボルバの社風があってこその取り組みかもしれません。

 
 

働く人に合わせた職場の環境づくり


――スタッフが勤務する職場の環境づくりで心がけていることはありますか。
 
必要な備品やルールは働く人に合わせて用意する、ということでしょうか。たとえば、ミュージシャンとして活動するスタッフの中には、大きな楽器を背負って出勤する人がいます。既存のロッカーには入りきらず、執務室への持込みもできません。とはいえ、スタッフにとっては終業後の音楽活動に必要な貴重品なので、安心して業務に集中できるよう大きなロッカーを用意して施錠管理することで対応しました。
 
他にも、札幌の事業所を新設した際は、スタッフの声を反映してコートかけとブーツ置き場を設けました。本社や担当者だけで施設を作ると、寒冷地のスタッフが冬にスノーブーツで出勤することをなかなか想像できませんよね。働きやすい細やかな環境づくりには、現場の声を吸い上げる必要があると考えています。
 
――働く時間帯について細かく希望を聞いているとのことですが、シフトの組み方で気をつけていることは?
 
個々の希望シフトに柔軟に対応しながらも、一人ひとりを平等に扱うよう気をつけています。お子さんと過ごす時間を大切にする子育て中の方、アーティスト活動をする方、「アニメが大好きなので、イベントに行く日はすぐ帰ります!」という趣味を大切にする方など、本当にいろんなスタッフがいます。それぞれのライフスタイルがあるので、私たちはその理由を問わず尊重すべきだと考えています。

 
 

運用のコツは、スタッフ同士の思いやりの心


――個人レベルの希望を全体の業務や職場環境に反映するのは理想的ですが、やはり難しいこともあるのではないでしょうか。
 
全てに対応することはできませんが、できる限り叶えたいと思っています。それには当社で働くスタッフの誰もが「少しでも仲間の希望を叶えられるようにしたい」と、同僚の働きやすさを考えることが必要です。スタッフ同士の思いやりの心があってこそ、今の職場環境が成り立っています。
 
たとえばこれは社員のケースですが、休みを取りたい時に、一緒に働く社員同士で声を掛け合って協力しながら業務量を調整する風土があります。こうした行動は思いやりの表れですね。
 
――素晴らしい取り組みですが、全員が実践するのはかなりハイレベルだという印象を受けました。そうした気遣いを意識してこなかった人が入社することもあり得ますよね。
 
会社の雰囲気に慣れるまで、安心して働き続けられる仕組みを設けています。そのひとつが、メンター制度です。新人スタッフに先生役のスタッフをつけて一緒に業務に取り組み、挨拶から報告・連絡・相談の仕方、休みたい時の連絡方法まで丁寧に教えます。
 
周囲と円滑なコミュニケーションがとれるよう、先生役のスタッフが新人スタッフと周囲を結びつけるので、当社の風土や働く姿勢が自然と身に着きますね。先生役のスタッフは、自分の新人時代の経験をもとに、新人スタッフがどんなことで戸惑ったり困ったりするか、どんな教え方がわかりやすいか想像するため、気遣いの輪が広まっているように思います。
 
また、プライベートな活動については比較的オープンな雰囲気のある職場ですが、本人が自ら公表しない限りは触れない風土があります。それぞれのライフスタイルを尊重しながら、踏み込み過ぎない「ちょうどいい人間関係」を作っていくのが大事なのではないでしょうか。

 
 
 


<取材先>
株式会社KDDIエボルバ
採用企画部 採用統括グループ 黒木さん 阿部さん

https://www.k-evolva.com/

 

TEXT:森夏紀/ノオト
EDITING:Indeed Japan + ノオト

 

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