コロナ禍における採用活動、内定〜入社後のフォローはどうするべき? 転職者に聞く


コロナ禍の影響もあり、最近の採用活動はオンラインをメインに選考を進めることも。内定を出した後、入社までの対応はどのようにするべきでしょうか。また、入社後の新入社員に出社してもらうかリモート勤務にするかといった勤務形態や、新しい業務の教え方についても悩みどころです。
 
今回は2020年に転職活動を経験した4人に、内定後や入社後のエピソードを通して企業に気を配慮してほしかったことなどを伺いました。

 

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【参加者プロフィール】

安東さん…社会人2年目。老舗企業から人材系スタートアップに転職。全く違う職場環境に戸惑いも。
 
井上さん…社会人3年目。新卒ではメーカーの販売促進部に配属。転職後はクリエイティブ系の制作会社でスキルアップ中。
 
梅木さん…社会人4年目。前職は客先に出向するエンジニア。転職後は社内システム管理などのバックオフィス業務を担当。
 
恩田さん…社会人6年目。マーケティング職でキャリアを積み、ライフスタイルの変化から転職を決意。転職先では社内初の広報ポジションに。
 
※すべて仮名

 
 

内定後の手続きもオンラインで。入社後は出社とリモートどちらが多い?


——2020年6月〜10月に転職先の企業に入社された皆さんに集まってもらいました。内定後から入社までの期間、会社側とはどんなやり取りをしましたか?
 
恩田 内定後、入社するまで直接は会っていません。労務の担当者とオンラインで面談し、入社までの流れについて説明を受けてクラウド型の労務システムで契約するスタイルでした。前職の引き継ぎもあってバタバタしていた中、シンプルなやりとりでとても助かりました。
 
梅木 僕も最終面接後、初めて会社に行ったのは入社日です。それまでは、オンライン面談が2回とメールのやりとりのみ。内定承諾書はメールで送られてきたので、それを印刷して、ハンコを押してスキャンし直して返送しました。スムーズに入社手続きが進みましたが、オンラインでしかコミュニケーションをとれなかったので、入社日まで少し不安はありました。
 
井上 私は最終面接が対面で、その場で内定をいただいたので、社内の人と雑談もできました。内定後は必要書類がメールで届いて、担当者とやり取りをして入社という流れでした。コロナ禍だからといって特別なやり取りはなかったですね。
 
安東 私も最終面接で対面を希望したので、その場で会社の雰囲気や働く人の様子を確認しました。また、今回入社を決めた会社は採用理由をメールでフィードバックしてもらえたので、入社までの期間も不安にならずに過ごすことができました。新卒のときは対面で面接して内定をもらった後でも、「私のどこが評価されて内定が出たんだろう、本当にこの会社でよかったのかな?」と不安に思うことがあったので。
 
——入社後は、出社勤務とリモートワークのどちらが多いですか?
 
安東 入社してまだ2週間ほどですが、毎日出社しています。会社としては、今後週2回の出社に切り替える予定のようです。入社したばかりなので、対面で先輩に教えてもらいながら業務を覚えられる環境でよかったなと思っています。
 
恩田 私も入社して2週間が経ちました。在宅勤務も選べるけど、今は自分の意思で毎日出社しています。社員はほとんどリモートワークですが、少しでも会社の雰囲気を知りたくて。出社している人をランチに誘って、自分からコミュニケーションを取るように心がけています。
 
井上 私の職場は社員数が少ないからか、全員出社しています。各部署のサポート業務が私の仕事なので、必要に応じて声をかけてもらい、それに対応する毎日です。未経験分野への転職なので、フルリモートだと指示を正確に理解するのは少し難しいかもしれません。
 
梅木 意外とみんな出社しているんですね。僕も入社して1カ月ほどは会社の雰囲気を知るために出社しました。一時期、会社の勤務スタイルがシフト交代制になったことがあり、その期間に新入社員である僕は毎日出勤していたので、だいたいの人と顔をあわせることができました。でも、1日に会えるのは数人で、オフィスは毎日ほぼ人がいない状態でしたね(笑) 今はリモートワークで、出勤は多くても週1回です。

 
 

入社後のコロナ禍での社内コミュニケーションや業務の進め方とは

 
パソコンを見ながら悩む女性


——出社しても社内に人がいない、というケースもあるんですね。入社後、社内コミュニケーションで不安に思ったことや困ったことはありましたか?
 
恩田 職場にみんながいて働きながら雰囲気をつかめる環境なら特に困らないと思うのですが、他の社員はほぼリモートワークなので、会社の全貌や各部署が何をしているかが把握しづらいかも。それと、私は社内初のポジションなので、「そもそも、いま何をしたらいいの?」と思うことが多々あります。
 
井上 それ、めっちゃわかります!(笑) 私も入社して数週間はそんな感じでした。
 
梅木 入社当初の「この1時間は何だったんだろう」みたいな場面って、新入社員あるあるかも。 僕はリモート勤務なので、他の社員とはチャットツールでやり取りしていて、いまだに直接会ったことがない人もいます。
 
——リモート勤務ではチャットツールやオンライン会議システムを使うこともあると思います。会社の人とどんな風にコミュニケーションをとっていますか?
 
梅木 部署ごとにオンラインの「朝会」があり、その日の予定を毎朝確認します。僕は社内業務の円滑化を図るために、誰かが困っていたらそれを助けるのが主な仕事なので、朝会で「じゃあこれもやっておいて」と仕事を振られることも。オンライン上でも軽くコミュニケーションを取れる場があるのは良いなと思います。
 
——他の皆さんは、入社後の対応について会社に準備しておいてほしかったことはありましたか?
 
恩田 選考のオンライン化にはスマートに対応している会社でしたが、リモートワーク社員が多いなかでの新入社員の教育プログラムには手が回っていなかったので、そこはもう少し準備があると、すぐ実務に取り組めたかも。
 
井上 強いていうなら、マニュアル! 少し専門的な業務を頼まれると、都度質問したり、調べたりしながらになるので困っています。YouTubeを見たり、インターネットで検索をしたり。切羽詰まっていて、急いでやって!という環境ではないので、マイペースにやっていますが(笑)
 
安東 それも新入社員あるあるですね。最近は、SEの採用活動も担当しているんですが、とにかく知らない用語ばかりで。自分で調べないといけないと思い、ひたすら勉強時間を取っていますが、調べ始めると時間があっという間に過ぎちゃいます。

 
 

今後の採用活動で人事担当者に心がけてほしいこと


——最後に、2020年に転職活動を経験して感じたことを踏まえ、採用活動をしている担当者にメッセージをお願いします。
 
恩田 求職者側は慣れないオンライン面接に不安を抱えているので、その障壁を下げるための工夫が各企業に求められるのではないかと思います。最初のアイスブレイクや合間の他愛ない会話って、オンラインの場でも大切なコミュニケーションだとあらためて感じました。
 
井上 転職活動中、求人を見て「この企業はなぜコロナ禍でも採用活動をしているのだろう」と気になったんです。「コロナだけど◯◯が売れて業績良好、販路拡大のため人員が必要です!」「コロナの影響を受けず、前年ベースで業績推移!新プロジェクト発足のため人員拡大中」など、この状況下で中途採用をする理由がしっかり書かれている会社は信頼できます。
 
安東 オンラインでも対面でもそうですが、選考過程の中でどういうところを評価したのか、懸念点はどこかなどが応募者にフィードバックされていると、採用後のギャップもなく、お互いにとってメリットになるのではないかなと思いました。
 
梅木 僕もフィードバックをもらえる企業は好感を持ちました。仕事中やることがなくなってしまったとき、「今自分はこの会社で何を期待されているんだろう」と不安になることがあるので、期待していることを伝えたり、業務内容のチェックポイントをまとめたりして共有してもらえると、リモート環境でも働くモチベーションを維持できるんじゃないかな。
 
井上 入社後の目標を見失わないためにも、「会社にとってこういう人材になってほしい」といった採用のビジョンなどを選考時に提示してもらえるといいですよね!

 
 
 

TEXT:ユウミ ハイフィールド
EDITING:Indeed Japan + ノオト

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