コロナ禍で変化した選考過程、応募者はどう感じている? 転職者座談会


新型コロナウイルス感染症の流行で、採用活動にも少しずつ変化が生まれています。今まで対面が当たり前だった面接を、オンラインに切り替えた企業も増えています。
 
2020年に転職活動を経験した人は、選考過程の変化にどのような印象を受けたのでしょうか? 今回は転職活動中に対面とオンラインの面接を経験した4人に、それぞれのメリット・デメリットや感想を伺いました。

 

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【参加者プロフィール】

安東さん…社会人2年目。老舗企業から人材系スタートアップに転職。全く違う職場環境に戸惑いも。
 
井上さん…社会人3年目。新卒ではメーカーの販売促進部に配属。転職後はクリエイティブ系の制作会社でスキルアップ中。
 
梅木さん…社会人4年目。前職は客先に出向するエンジニア。転職後は社内システム管理などのバックオフィス業務を担当。
 
恩田さん…社会人6年目。マーケティング職でキャリアを積み、ライフスタイルの変化から転職を決意。転職先では社内初の広報ポジションに。
 
※すべて仮名

 
 

求職者はオンライン化への企業対応力を見ている


——みなさんは今回の転職活動中、どのような選考過程を経験しましたか?
 
梅木 僕は2019年末から転職活動を始めて、面接は2020年の2〜3月頃がメインだったので、まだ対面の会社が多かったです。3月に入って対面かオンラインかを選べるケースが少しずつ増えた印象ですね。対面の方が通信面でのトラブルが少ないので、最初の頃は対面を選んでいました。
 
恩田 私は2020年5月頃から転職活動を本格的にスタートしました。面接の頃には徐々に外出自粛の流れが緩和されていましたね。入社した会社は、書類選考のあと、WEBでテストを受けて、一次面接が対面、二次の最終面接がオンラインという流れでした。
 
井上 私は7月に1社のみ受けたのですが、会社側のオンラインの体制は整っていました。一次面接がオンラインで、最終面接は対面。その場で内定をもらいました。
 
安東 やっぱり時期によって、選考方法が違いますね。私は8月頃に20社くらいエントリーして、面接を受けた会社のほとんどがオンライン面接でした。実技テストがあった1社のみ、会社に伺って面接しました。
 
——オンライン面接を受けてみた感想はいかがですか?
 
安東 実際に面接まで進んだ会社は少なかったんですが、コロナ禍じゃなかったら対面で20社も面接を受けるのはかなり大変だっただろうなと思います。オンラインだと交通費がかからないので、とてもありがたかったですね。あとはカンペを用意できるのもメリットでした(笑)
 
梅木 僕もカンペを見たり、面接中にわからない業界用語が出てきたら素知らぬ顔で検索したり(笑) ただ、飼い猫がどうしてもパソコンの前で遊びたがるので、オンライン面接の度にインターネットカフェに行っていました。交通費の代わりにネットカフェ代がかかりましたね……。
 
恩田 私は在職中に転職活動をしていたので、オンライン面接だと移動時間を考えなくていいのも嬉しかったです!
 
梅木 たしかに時間を有効に使えたのはメリットかも。仕事が終わって30分後にすぐ面接があっても、オンライン面接なら間に合うので。対面の面接より日程調整がしやすかったですね。
 
——オンライン面接はみなさん好評ですね。逆にオンラインで気になった点はありますか?
 
井上 オンラインだと、最初はみんな表情が硬くなっちゃうなって思いました。途中でフランクな質問を投げてもらえて、少し和やかな雰囲気になるとホッとしました。
 
恩田 面接官がオンラインのやり取りに慣れていない会社は気になりました。転職先の会社はもともとオンライン面接を導入していたので、アイスブレイクなど心理的な障壁を下げるようなやり取りをしてくれたのが好印象でした。
 
——採用側のオンライン面接のスキルは、求職者にも伝わっているんですね。
 
恩田 そうですね。企業としての対応力が見えたなって思います。

 
 

「もしかして試されている……?」コロナ禍の選考で不安だったこと

 
面接を受けている男性がパソコン画面に映っている写真


——コロナ禍で生活スタイルが変化する中、転職活動中に不安に思ったことはありましたか?
 
安東 対面の面接を受けに会社に行くのは、実際に働いている人の雰囲気や職場環境を知る機会でもありますよね。選考がオンラインだけだと、そういった部分がチェックできないので、選考中に受け取れる情報量が少なくて不安になることはありました。
 
井上 対面だったら雑談で聞けるような些細なことも、オンラインだと聞きにくいですよね。社員のお昼ごはん事情とか、フレックスなら何時頃に出勤する人が多いかとか。ちょっとしたことで志望度が上がることもあるので。
 
梅木 僕の場合は、対面かオンラインか面接方法を選べたのですが、それはそれで困りました。オンラインを希望すると、志望度が低いと思われるんじゃないかなって。「履歴書は手書きの方がいい説」と同じような不安です(笑) 会社側はよかれと思って選ばせてくれたのでしょうけど、試されていないか勝手に気にしちゃいました。
 
恩田 試されている感じ、わかります(笑) 私は30代での転職なので、それなりの実力が求められるなとプレッシャーも感じていて。「この人は仕事ができないからコロナ禍でリストラされたんじゃないか」と思われないかが気になりました。

 
 

理想の選考過程は対面とオンラインのハイブリッド


——今後、対面とオンラインの選考を選べるとしたら、どちらを選びますか?
 
梅木 うーん……迷いますね。オンライン選考は便利ですが、受け答えのぎこちなさは隠せないというか、対面の方が話しやすかったかも。質問にうまく答えられなくても、態度や姿勢でカバーできたように思います。うまく切り抜けられたと思っているのは、自分だけかもしれませんが (笑)
 
恩田 私はオンラインですね。梅木さんの逆で、会社側も対面ではうまく繕っていた部分がオンラインになったことで、綻びがでてしまっているなと感じることもあって。そこを入社前に知れるのはメリットじゃないかな。
 
井上 私は転職先で採用業務もしていて、面接とオンラインの両方を取り入れているんですが、応募者の印象はどちらも特に変わりません。私が面接を受ける側だったときも、そんなに差を感じなかったので、どちらもありだと思います! ただ、日程調整や移動時間など選考にかかる工数を減らすという点では、オンラインの方がお互いにメリットがあるかもしれません。
 
安東 オンラインが楽だったけど、最終選考は対面がいいかな。実際の職場の雰囲気や肌で感じたことを大切にしたい気持ちがあるので、入社した会社の選考でも「最終面接は直接顔を合わせて話したい」と希望を伝えました。コロナ禍で会社側も体制ができてオンラインの障壁がなくなったので、これからの選考は対面とオンラインの良い部分を取り入れていけるといいですよね。

 
 
 

TEXT:ユウミ ハイフィールド
EDITING:Indeed Japan + ノオト

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