人事ならば知っておきたい「服務規律」の役割


服務規律は、会社に対して従業員が守らなければならないルールです。安心して働ける職場環境をつくるためにも、事業者は起こりえるトラブルや必要な事項を考えながら服務規律を作成することが重要だと言えます。一体、どのような内容を定めておくべきなのでしょうか。本稿では、人事・労務担当者が知っておきたい服務規律の役割を紹介します。

 
 

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服務規律とは


服務規律とは、事業者と労働者が結んだ行為規範のことを指します。業務に関するルールをはじめ、施設の使用についてなど内容は様々です。服務規律は労働者に守ってほしいことを定めるため、事業者によっても必要な要件は異なります。

 
 

◆服務規律の例

 

  • 無断での職場離脱の禁止
  • 企業施設の管理方法について
  • 機密の保持、個人情報の取り扱いについて
  • 兼業の禁止
  • 会社に対する誹謗・中傷の禁止


服務規律は労働条件などと合わせて、就業規則の一部として記載することが一般的です。就業規則は労働者への周知が必要になります。労働者がいつでも内容を知ることができる状態にしておかなければなりません。周知を徹底し、双方が守らなければならないルールを理解しておくことで安心して働ける職場環境へとつながります。

 
 

服務規律によって防げるトラブル例


服務規律によって未然に防げるトラブルがいくつか考えられます。どのようなトラブルを防止することができるのか、チェックしていきましょう。

 
 

◆SNSでの不適切な投稿


SNSの普及によって、従業員による不適切な投稿が問題になっています。たとえば、「勤務しているホテルに訪れた有名人の写真を勝手にアップした」「バイト先の飲食店で不衛生な行為をしたことを発信した」などSNSを通じたトラブルが起きているのです。
防止策として、SNSなどの不適切な投稿について服務規律で禁止することが考えられます。従業員が勤務中に知りえた情報や会社が不利益となる投稿については制限可能です。どのような内容が不適切にあたるのか具体例を示したうえで、ガイドラインを制定しましょう。

 
 

◆服装や髪型などファッションの問題


基本的には、従業員がどのようなファッションをするかは個人の自由です。ただし、業務に支障をきたす場合は、服務規律によって制限することもできます。たとえば、食品製造業であれば、長い爪やネイルアートは衛生面の問題があるため、禁止することが可能です。一方、接客業の場合、客に対して不快感を与える場合があるとして同じように制限できるかどうかは状況によっても異なるでしょう。
従業員の私生活には自由があることを十分に理解したうえで、制限するラインを検討しましょう。

 
 

◆セクハラ・パワハラの防止


上司のセクハラやパワハラによって、部下が精神疾患を発症したような場合、上司だけでなく事業者側も訴えられます。未然に防ぐべく、服務規律ではハラスメントの定義を明確にし、雇用管理上の措置を記載しましょう。また、服務規律だけでなく、懲戒事由の明記や研修の実施、相談窓口の設置も合わせて行うことも重要です。

 
 

人事担当者は必要なルールを考慮して定めることが肝心


業種だけでなく、事業者によっても必要な服務規律は異なります。人事・労務担当者はどのようなルールがあれば良いのか、現場の視点も大事にしながら検討する必要があるでしょう。
就業規則は都度改定していく必要があります。服務規律についても社会の時流やトラブルが発生した場合に応じて見直し、働きやすい職場環境を目指してください。

 
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