応募者が選考を辞退した本当の理由とは


順調に選考を進めていたはずが、選考途中で急に辞退する応募者もいます。選考段階にもよりますが、最終選考間際になって辞退されると企業側としては痛手になります。応募者が選考辞退に至る理由とはどんなものがあるのでしょうか。実際のエピソードとともに、考えられるポイントと対策をご紹介します。

 
 

求人を掲載

お仕事をお探しの方は こちらから検索

応募者が選考辞退に至る理由とは


応募者が選考辞退に至る理由はいくつか考えられます。

 
 

◆選考のプロセスが長すぎたから


転職先を探している人は、採用が決まるかどうかを2、3カ月も待てない場合があります。。それにもかかわらず、応募者の本質を見極めようと筆記試験や幾度もの面接を重ねてしまい、選考が長期化する企業もあります。また、転職者の多くは複数の企業の選考を受けているものです。そのため他社で内定が出たことを理由に、転職活動を終えてしまう場合があります。

 
 

◆受かっても入社しないと感じたから


「社風や企業文化が合わないと感じた」というミスマッチだったケースや、「提示された給与額が希望と合わなかった」などの条件の不一致、「そもそも本命は別の会社で、練習用に受けていた」といった状況まで、様々です。
 
また、「採用担当者が強引・失礼な態度だった」「ネガティブな会社の口コミを見かけた」など、選考中の企業に対してネガティブな印象を抱き、選考を辞退されてしまうこともあります。

 
 

◆“認知的不調和”の状況に陥ったから


順調に選考が進んでいくにつれ、自分にふさわしい会社だと思う反面、本当にこの会社に決めてしまっていいのか悩む応募者もいます。心理学では「認知的不調和」の状態といい、自分の選択は正しかったと確信を得たいがためにネットで口コミを探したり、その会社で働く社員に聞き込みを行ったりし、それでも認知的不調和が解消されなかった場合は辞退するケースがあります。

 
 

◆元の会社から引き留められたから


現在働いている会社に引き留められ、好条件を提示されるなどして選考を辞退し残留するケースです。

 
 

◆家族の反対にあったから


配偶者や子どもなど扶養する家族のいる方や、親に反対されたなどのケースです。近しい人からの反対を押し切って転職するのは難しい部分もあるでしょう。その場合、断念する人は決して少なくありません。

 
 

実際に選考を辞退した内定者の声


では、選考を辞退した方の実際のエピソードを見てみましょう。

 
 

◆募集要項と違った


「最初の募集要項の内容と、実際の内容が違った。BtoCの事業ができると書いてあったのに、実際はBtoBの事業を展開する部署で選考を受けることになった。途中で『やりたいこととあまりに違う』と感じたので辞退した」(IT/30歳)
 
たとえば「将来的にはBtoCの事業ができる」といった記載を見て、入社して近いうちに担当できるのだと受け止める人もいるでしょう。募集要項があいまいだと、応募者に対して誤解が生じます。勘違いさせないよう、募集をかける際は気をつけたいところです。

 
 

◆モラハラ、パワハラ体質を感じたから


「もともとネットの評判があまり良くなかったのですが、選考途中で威圧的な雰囲気を感じ、印象が悪く辞退しました。実は、前の会社では退職の際になかなか辞めさせてもらえませんでした。そのときと同じ雰囲気を感じたのが理由です」(銀行/34歳)
 
圧迫面接と呼ばれる選考があります。いじわるな質問や答えづらい質問を用いて、様々な角度から求職者を見ようとする試みではありますが、行き過ぎると選考辞退につながる可能性があります。

 
 

◆あまりにも好条件な引き留め


「元の会社から引き留められ、最終的に内定辞退しました。会社から提示されたのは『新規立ち上げ部署への転籍』『ポジションのランクアップ』『給与引き上げ』といった条件でした」(商社/38歳)
 
もともと会社との関係性が良かっただけに、あまりの好条件の提示で残留を決めたと言います。会社との関係性が良い状態での転職活動の場合、引き留められるとなかなか辞められなさそうです。

 
 

◆社風と自分の考えが合わないと感じたから


「『自社製品が競合に負けているとき、お客さんにどのように説明するか』と質問され、ディベートを求められました。『商品として良くないなら買わなくていいと思うし、無理に勧めたくないです』と正直に答えると、『そうじゃない、説得してくれ』と言われました。
自分の考え方を曲げてまで入社したくないと思い、そのまま選考を辞退しました。その質問で何が分かるの?と思うし、そんな質問しかできない人と働くのは嫌だと思った」(金融/33歳)
 
何よりも「意見を尊重しない会社」と感じたそう。質問ひとつから社風が透けて見えてしまったのかもしれません。

 
 

◆内定が出たから


「他で内定が出たから。内定を出すので転職活動を終えてもらえますか? と言われたので、途中まで進めていた選考を辞退した」(不動産/35歳)
 
内定辞退は企業にとってかなりの痛手になります。他の選考を進めてほしくないのは理解できるものの、一方で“オワハラ”(就活終われハラスメント)の問題が出てきます。競合によるオワハラの影響を受けないようにするためにも、あまりに長い選考は避けた方が無難です。

 
 

選考辞退を防ぐためにできること


選考辞退を防ぐためには、募集要項を正しく記載し、誤解のないようにするのはもちろん、応募者とのコミュニケーションをしっかりとり、応募者が転職活動を行っている理由を理解するのが有効です。また、競合他社に人材が流れないように、選考のスピードを早めるのもひとつの手でしょう。他社より先に内定を出すことで、応募者の入社意欲を高められるかもしれません。

 
Indeedが人材募集を サポート スタートガイドのダウンロードはこちら 

準備はできましたか? 求人を掲載

*ここに掲載されている内容は、情報提供のみを目的としています。Indeed は就職斡旋業者でも法的アドバイスを提供する企業でもありません。Indeed は、求人内容に関する一切の責任を負わず、また、ここに掲載されている情報は求人広告のパフォーマンスを保証するものでもありません。