貯蓄に役立つ家計の管理方法8選

著者Indeed キャリアガイド編集部

更新:2021年11月29日

投稿:2021年5月11日

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自分に合った家計の管理方法を使うことで、社会人として経験するさまざまな経済状況でうまくやりくりすることができます。自分の家計事情を把握することで、現在どのように収入を使っていて、退職後や、人生における大きな出来事に対処するための蓄えがどの程度あるのかをはっきりさせることができます。家計の管理方法は、経済的な目標の達成状況を正しく見極め、記録する上で役立ちます。

この記事では、家計管理の定義と重要性を説明し、貯蓄に役立つ家計の管理方法を8つ、ご紹介します。

家計管理とは

家計管理とは、一定の期間でいくらのお金を使い、稼ぐかを管理する仕組みを作ることです。家計管理では、設定する経済的な目標と、支出額が異なる変動費が占める割合に優先順位を付けます。求人に応募している場合、支出の変動費について考えることで、採用企業に望む給与も変わってくることになるはずです。希望給与は、収支計画と、採用企業からの提案がその計画に合っているかを基準に決めることができます。

家計管理が重要な理由

家計を管理することで、支払いを滞りなく済ませるための適切な方法がわかるようになります。支払いに遅延がなければ、借り入れを返済し、信用情報でプラスに評価される確率が増すはずです。信用情報の評価が上がれば、将来クレジットカードローンの金利が下がり、借り入れの限度額が引き上げられ、新たにマンションや家を借りる場合にも審査をスムーズに通過できるようになります。

友人や家族との旅行といった短期目標を達成するために、家計をやりくりすることもよい方法です。たとえば、休暇に向けて節約しようとしているなら、旅行に必要な交通費や宿泊費、食事代、現地での遊びや体験にあてる費用の予算を組んでみましょう。

一般的な家計の管理方法

自分の経済的な状況を見極め、購入による支出には慎重になるために活用できる家計の管理方法には、さまざまな種類があります。次のような一般的な家計の管理方法を検討し、経済的な目標の設定と達成に役立つ最適な方法を見つけ出してください。

  1. 従来型(traditional budget)

  2. 貯蓄天引き型(pay-yourself-first budget)

  3. 予算分割型(envelope-system budget)

  4. 50 : 30 : 20型(50/30/20 budget)

  5. 80 : 20型(80/20 budget)

  6. 目的別貯蓄口座作成型(sub-savings accounts method)

  7. 60% 型(60% solution)

  8. ゼロ予算型("no" budget)

1. 従来型(traditional budget)

従来型の家計管理では、収入と支出の差を算出します。個々の支出と収入をそれぞれ別に、時間をかけて計算することが苦にならない、几帳面な人に有効な方法です。支出総額を計算できたら、支出を項目分けしてどの部分を節約できるかを見出し、目標を設定してください。

あらゆる種類の収入と支出を加味して、予算と経済的な目標を設定しましょう。収入と支出には次のようなものが含まれます。

  • 賃金

  • 資産売却益

  • 住宅ローン

  • 食費、日用品費

  • 光熱費

  • 上下水道費

  • ゴミ処理費

  • 医療費

  • 車両保険

  • 交通費

  • 養育費

  • 年金

  • 貸付金

2. 貯蓄天引き型(pay-yourself-first budget)

家計の管理方法に貯蓄天引き型を使うことで、貯蓄用口座に資金を積み立て、借り入れの返済に充当できます。たとえば、高利子のクレジットカードローンを返済しながら、いざという時に使える資金を貯蓄用口座に積み立てることができます。予算を調整する必要があるかを見極めるには、自分の裁量で自由に使えるお金がどれくらいあるかを確認してください。

貯蓄天引き型の家計管理を行う方法を見ていきましょう。

  1. 実収入を確認して書き留める。

  2. 退職後、緊急時、旅行などの目的別に経済的な目標を書き出す。

  3. 1か月あたりの貯蓄額を記録する。

  4. 貯蓄額を月収から差し引く(この金額が自分の裁量で自由に使える1か月あたりの額になる)。

  5. 差し引き後の残高を請求の支払いや日々の出費に充当する。

3. 予算分割型(envelope-system budget)

予算分割型の家計管理を行うと、貯蓄する現金を分けておく仕組みを作ることができます。具体的には、収入を分割し、支出項目別に封筒などに分けて管理することで予算を設定します。たとえば、食品や日用品を買う際は、食費および日用品費用の封筒から現金を出し、封筒に入れた金額を支出上限にします。この方法を使うことで、自分自身がどのような種類の支出を重視していて、今後どのような種類の支出を抑える必要があるかがわかるようになります。

4. 50 : 30 : 20型(50/30/20 budget)

50 : 30 : 20型の家計管理は、支出を3つの項目に分けて管理する方法です。予算の50%を生活に欠かすことのできない出費、30%を自分の裁量で自由に使えるお金、20%を貯蓄と借り入れの返済に充当します。

初めて自分の家計管理をする場合には、どのような出費が必要かを簡単に特定できるため、この方法を取り入れてみる価値が十分にあります。この管理方法を使って経済的な目標を調整することで、借り入れの返済にも重点を置けるようになります。

5. 80 : 20型(80/20 budget)

収支計画に80 : 20型の家計管理を取り入れることで、給与から貯蓄分を直接差し引いて、残りをその他の出費に使うことができます。この方法では、収入の少なくとも20%を貯金に回して貯蓄目標を達成できるようにします。たとえば、10~15%を退職後の資金として貯蓄しながら、残りの5%を住宅のリフォームや乗用車などの費用として確保します。この方法を使うと、家計管理がシンプルになり、残りの収入をどのように使い、貯蓄したらよいかが把握できます。

6. 目的別貯蓄口座作成型(sub-savings accounts method)

目的別貯蓄口座作成型では、複数の銀行口座を開設する必要があります。複数の銀行口座を用意することで、経済的な目標を達成できるように貯蓄を分けることができます。たとえば、ある貯蓄用口座にはヨーロッパ旅行のために30万円を貯め、別の貯蓄用口座にはいざという時のために20万円を貯める、などの目標を設定します。

貯蓄目標額の合計を目標達成に必要な月数で割って、1か月あたりの貯蓄額を算出してください。ネット銀行のアプリを調べて、アプリ内で複数の銀行口座を作成できるか確認してみてもよいでしょう。適切なネット銀行のアプリを選択することで、家計の全体像が把握でき、収支に関して情報に基づく意思決定を行うことができます。

7. 60% 型(60% solution)

60% 型は80 : 20型とよく似ていますが、生活に欠かすことのできない出費のために収入の80%ではなく60%を充当し、貯蓄に20%ではなく40%を回します。この収入の40%を、経済的な目標を達成するために次の4つの項目に割り当てます。

  • 退職後の資金(401k、iDeCoのような確定拠出年金など)

  • 短期的な貯蓄(旅行費用、当座預金に移動できる資金)

  • 長期的な貯蓄(緊急時用資金、株式購入資金)

  • 可処分所得(収入総額から税金その他非消費支出を差し引いた額)

8. ゼロ予算型("no" budget)

ゼロ予算型の家計管理は、毎月の収入と必要な支出を評価する方法です。これまでの給与と銀行口座の明細を調べて、前の月の支出額を確認してください。収入が支出を上回っているなら、毎月貯蓄する必要があると既にわかっているため、今後もこの家計の管理方法を採用できます。

実際に予算を設定しなくても家計を管理できる、いくつかのヒントをご紹介します。この方法が「ゼロ予算」と言われる理由もここにあります。

  • 当座預金を確認してデビットカード(決済機能付きキャッシュカード)を使いましょう。支出に充当できる預金額を確認し、借り越しに近づいていないか確かめます。デビットカードを使用すれば、購入の都度、当座預金の最新の残高を確認できます。

  • 定期請求の日付を把握しましょう。繰り返し発生する支払いの日付をリストに書き出して、口座引き落とし日と、生活に不可欠な支払いに使用できる1週間あたりの金額を確認してください。

  • 自動振替を最大限に活用しましょう。自動振替を活用すれば、当座預金から貯蓄用口座への資金移動が簡単になります。特に、貯蓄や借り入れの返済額を増やす必要がある場合は、こういった機能を使うことで、口座に移動できる金額が増えます。

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