【個人でも職場でできるSDGs|目標8】ディーセント・ワーク実現に向けた「働きがい」のつくり方

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2022年4月14日

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日々、働きがいを感じながら仕事をしていますか?

働き方改革の浸透によって多くの企業がフレックス制度やリモートワークを積極的に導入し、ワーク・ライフ・バランスを推進しています。

もともと働き方改革は、2015年に採択されたSDGs実現に向けた1つのアクションであり、 SDGsで策定された目標ではディーセント・ワークという言葉で言及されています。

今回はSDGs目標8「働きがいも経済成長も」の実現に欠かせない、ディーセント・ワークの意味や取り組み方をお伝えします。

ディーセント・ワークとSDGs

ディーセント・ワーク(Decent Work)とは、働きがいのある人間らしい仕事を意味します。1999年の第87回国際労働機関(ILO)総会に提出された、ファン・ソマビア事務局長の報告で初めて用いられました。

SDGs17の目標のうち、8の「働きがいも経済成長も」のゴールには、「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する」とあります。

ディーセント・ワークの実現に向けた働き方や働く環境を改善するための取り組みは、SDGs目標8の達成につながります。

働きがいを得るための取り組み

国際労働機関(ILO)では、働きがいのある人間らしい仕事を「権利、社会保障、社会対話が確保されていて、自由と平等が保障され、働く人々の生活が安定する、すなわち、人間としての尊厳を保てる生産的な仕事」と定義しています。

単純に「福利厚生の手厚い職場環境を探せばいい」と考えたり、「働きやすい体制は会社が整えるものだから、自分は何もできない」などと諦めたりしてはいけません。働きがいは、会社から与えられるものではなく、自分でつくっていくものです。

より良い環境で前向きな気持ちで仕事に向き合えるように、まずは今の職場でできる範囲で取り組んでいきましょう。

有給休暇をしっかり取得する

2019年には労働基準法の改正により有給休暇の取得が義務化されました。しかし、残念ながら制度ありきに陥っている会社はたくさんあります。

たとえば、有給休暇を保持しているにもかかわらず「上司が取得していないから休みづらい」「この忙しい時期になぜ休むのかと思われたくない」など、休みづらさを理由に取得を諦めている人もいるでしょう。

制度は、使われてこそ意味があります。上司やチームメンバーには早めに取得予定を宣言し、計画的に仕事をすすめて年次有給休暇をしっかり消化していきましょう。

残業を減らす

男性の正規雇用者の労働時間は世界でもトップクラスであり、労働時間は長時間におよびます。

仕事のやりがいだけでなく、プライベートの生活も充実させないと働きがいは感じにくいのではないでしょうか。メリハリのある効率的な働き方を意識して、残業を減らしていきましょう。

また、テレワークは私生活と仕事の区切りがつけにくく、長時間労働になりやすい傾向があります。朝のミーティングで帰宅予定時間を伝えたりスケジュールを公開したり、残業しない姿勢を周囲に示していくのもおすすめです。

まずは週に1日からでも、残業をしない日をつくっていきましょう。

育児や介護で休むチームメンバーをバックアップする

子どもの急な発熱など、育児中は突発的に仕事を休んだり早退したりする機会がどうしても増えてしまいます。それは、介護が必要な同居家族がいる場合も同様です。育児や介護にかかわらず、急に仕事を休まざるを得ない状況になる可能性は、誰にでもあります。

起こりうる問題に備えて、属人化を解消したり作業フローを可視化したりして、早退や欠勤した人の仕事をサポートできるようにバックアップ体制をチーム内で整えておきましょう。

また、計画的に取得する育児休業や介護休業とは違って、年間で約5日程度取得できる育児休暇や介護休暇制度はあまり活用されていない現実があります。有給休暇と同じく誰もが休暇制度を活用できる、休みやすいチームの雰囲気を自ら率先してつくっていきましょう。

無駄な会議を減らす

会議や打ち合わせが、長時間労働や休めない原因のひとつにもなっているのではないでしょうか。会議や打ち合わせが多いと、会議のための資料作成に追われて本来の業務に時間をかけられず、結果的に残業や持ち帰りになってしまいます。

無駄な会議がないか、会議を行うことが目的になっていないか、まずは自分が主催している会議内容を見直しましょう。当たり前に設定している定例会や1時間を超える会議は、頻度や時間の短縮を再考してみてください。

なんとなく1時間で設定しがちな会議時間ですが、10分単位で設定しましょう。時間が足りないと思うと、効率的に進める意識が働きます。もちろん、ランチタイムや業務時間外の会議設定は理由がない限り避けましょう。

働きがいを得る環境づくりはSDGsの達成に貢献する

1日の大半の時間を仕事に費やしている人は少なくありません。働く時間を充実した時間にするために、率先してディーセント・ワークを実践してチームメンバーも巻き込んでいきましょう。

働きがいを得る環境づくりは、SDGsの達成にも大きく貢献できます。

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