総合職と一般職の違いはどこにある?

著者Indeed キャリアガイド編集部

2021年6月24日

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転職活動をするときに、総合職と一般職のどちらを選ぶか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。総合職と一般職の違いを正しく理解することで「自分に合った仕事」「自分のやりたい仕事」を選ぶことができ、充実した転職活動を行うことができます。

今回は、総合職と一般職の違いや、自分に合った職の選び方について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

そもそもなぜ、総合職と一般職があるの?

総合職と一般職という2つの概念が生まれたのは、1986年の「雇用機会均等法」の施行時です。

以前は男女別に雇用管理が行われていましたが、法律の施行により「総合職」と「一般職」が設定され、性別ではなく個人の希望に応じた働き方ができるようになりました。

一般職は実際には女性が多くなっているものの、「一般職は女性のみ」「総合職は男性のみ」というような募集は禁止されています(※1)。このように、雇用機会均等法の施行後は自分のキャリアプランに応じて、どちらの職でも自由に選べることになっています。

(※1)厚生労働省|「平成26年度コース別雇用管理制度の実施・指導状況<速報版>を公表します。

総合職とは?

総合職は企業活動の中核となり、将来は幹部候補として企業を支えていく職のことをいいます。

管理職や幹部になると、企業の業績に直結するような、重要な判断を下さなければならないことも増えてきます。そのため、総合職は企業の業務や全体像をしっかりと理解するために、さまざまな仕事を経験することが一般的です。また、異動や転勤も多くなっています。

仕事を円滑に進めるためには人脈も大切なため、子会社や関連会社に出向することもあります。

一般職とは?

一般職とは、総合職のサポート業務を中心に行う職を指します。書類作成や顧客対応などの定型業務が多く、仕事の範囲が限定されていることが特徴です。営業部では見積書や資料の作成、総務部であれば備品管理や保守管理というように、同じ一般職でも配属される部署によって中心となる業務が異なります。

一般職は支店などの事業所単位で採用されることが多く、転勤や異動がほとんどないため、結婚や出産といったライフスタイルの変化にも対応しやすい職であるといえます。

ただし、業務内容が限定されているため、給与は総合職よりも低く設定されることが多くなっています。

総合職と一般職を比較

転職活動では、総合職と一般職の違いをしっかりと理解し、自分の希望にあった職を選ぶことが大切です。それでは、総合職と一般職について、違いを詳しくみていきましょう。

業務内容

総合職と一般職の業務の違いは「判断力が求められる仕事かどうか」「責任が伴う仕事かどうか」という点です。一般職はマニュアルに沿って行うような定型業務が中心ですが、総合職は判断力が必要となる、責任が重い仕事を行います。

総合職は、さまざまな場面で的確な判断ができる能力を培うために、いろいろな部署や仕事を経験し、企業の業務についてよく理解することが重要となります。総合職は将来の幹部候補生として、企業の方向性を決めたり重要な判断を下したりするような人材になることを期待されています。

一方で、一般職は主に総合職の補助的な業務を行います。マニュアルに沿って行うような定型業務が中心のため、経験に基づいた判断力が求められることは多くはありません。
ただ、一般職が細かな仕事をしっかりと行うことで、総合職の仕事のパフォーマンスも向上します。判断力が必要となる場面はほとんどありませんが、会社にとって必要不可欠な存在であることに変わりはありません。

給与・待遇

総合職は一般職に比べて業務の幅が広く、転勤の可能性もあることから、給与も高く設定されています。また、能力や成果に応じて大幅な昇給が見込めることもあります。

一般職の場合は定型業務や補佐的な業務が多いため、総合職に比べて昇進のチャンスが少ない場合もあります。また、総合職に比べると仕事の責任度も低いことから、大幅な昇給は期待しにくくなっています。
ほとんどの企業の求人では総合職と一般職の給与が分けて記載されており、給与に大きな差があることが多いのが現実です。また、昇給率も総合職のほうが高く、年月が経つごとに総合職と一般職の給与の差が開きやすくなっています。

キャリア

総合職は幹部候補生のため、一般職に比べて昇格スピードが早く、出世しやすくなっています。責任ある仕事に抜擢されるチャンスも多く、仕事に貪欲に取り組みたい人、どんどん出世をして上を目指したい人に向いています。

一般職の場合は定型業務や補助的な仕事が多く、会社の利益を生みだすような仕事に中心として関わることがほとんどありません。しかし、総合職の社員が力を最大限発揮するためには、一般職のサポートは非常に重要です。一般職は会社の屋台骨を支えるような重要な存在ということができます。

一般職は総合職に比べて昇格や昇給は遅い傾向がありますが、人から頼りにされたり、人をサポートできることにやりがいを感じたりする人に向いています。また、一般職は残業や休日出勤などが比較的少なく、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方がしやすくなっています。

キャリアチェンジやジョブチェンジの制度がある企業であれば、一般職から総合職、総合職から一般職といったように、職種を変えられることがあります。また、制度を導入していない場合でも、どのような働き方をしたいかということを社員にヒアリングし、職種や働き方を柔軟に変えられる企業も増えてきています。

総合職と一般職のどちらが向いている?

総合職と一般職のどちらで応募するのかを迷ったら、以下の項目を確認し、どちらがより当てはまるかを確認してみましょう。
なお、以下は一般的な内容であり、企業によって異なりますので、目安として捉えるようにしてください。

総合職を希望する人の特徴

  • 幅広い業務を経験したい

  • リーダーシップを発揮したい

  • スキルを伸ばしたい

  • 出世をして高い地位の仕事に就きたい

  • 責任の重い仕事をしたい

  • たくさん給与がほしい

一般職を希望する人の特徴

  • コツコツと行う仕事が得意

  • 仕事とプライベートを両立したい

  • 転勤したくない

  • 目立つことが苦手

  • サポート業務にやりがいを感じる

最近は、キャリアチェンジやジョブチェンジの制度で職種を転換できる企業が増えています。しかし、一般職から総合職へのキャリアチェンジはハードルが高いことがあるため、迷った場合は総合職にチャレンジしたほうが良いかもしれません。

まとめ

総合職と一般職では業務内容に大きな違いがあります。総合職は責任が重い仕事や判断力が求められる仕事に携わることが多く、一般職は事務作業や顧客応対などの定型業務が中心となっています。
また、給与や昇給、キャリアアップの面でも総合職と一般職では大きな違いがあり、一般的には、総合職のほうが給与も多くなる傾向があります。

自分の考え方によってどちらの職が向いているのかがわかります。満足できる転職活動を行うためにも、総合職と一般職のどちらを選ぶのか、ぜひじっくりと考えてみてください。

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