優秀な社員に共通する9の資質と特徴

更新:2023年2月10日

この記事は、Indeed キャリアコーチの承認を受けています。

従業員として優れた特性を発揮すると、キャリアアップの機会を自ずと得られるようになります。また、職場で求められる好ましい特性を発揮できれば、仕事を獲得できる可能性も高まります。価値のある特性には、ハードスキルとソフトスキルの両方が含まれますが、どちらも日々練習を重ねることで強化できます。この記事では、多くの採用企業が注目する9の資質をご紹介します。

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優れた従業員特性を身に付けることの重要性

優れた従業員に共通する特性を身に付けておくと、会社に好印象を与えることができます。また、信頼できるチームメンバーだと認識されるようになるので、同僚と良い関係を築き、維持していくこともできるようになります。

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優れた従業員に共通する特性

優れた従業員になるには、次のような資質を磨くことが大切です。

  1. 献身的な姿勢

  2. 自信

  3. 信頼性

  4. チームワーク力

  5. 自主性

  6. リーダーシップ

  7. 対人スキルとコミュニケーション能力

  8. 自己認識力

  9. 誠実さ

1. 献身的な姿勢

献身的な姿勢とは、仕事やキャリアにおける役割に真摯に向き合い、忠誠心を持って職務を遂行することを言います。献身的な従業員は、プライベートでも仕事でも目的意識が高い傾向にあります。

献身的な従業員は、次のような特性を発揮できます。

  • 熱意をもって仕事に励む

  • 一般的に仕事に対して積極的な姿勢を保つ

  • 仕事関連のあらゆるイベントの時間を厳守する

  • 業務を割り当てられた際に柔軟に対応する

献身的な従業員になるためには、仕事の分野での幅広い経験は必要ありません。しかし、必要となる経験を積むために率先して研修に参加し、仕事を引き受ける心がけを持つことが求められます。献身的な従業員は、目標を明確に設定し、改善が必要な資質を磨く努力をします。

関連記事:キャリアアップのための目標設定

2. 自信

自信が生産性につながることはよくあります。自信のある従業員は自らの業務管理能力を信じているだけでなく、上司や同僚、顧客を説得する能力についても自信を持っている傾向があります。

自信がついてくると、次に挙げる特性を示すようになります。

  • 話すよりも聞くことが増える。

  • スキルを高める方法を常に探すようになる。

  • いつ助けを求めるべきかが分かる。

  • 新しい役割にすぐに適応できる。

自信がつくと、職場での難しい課題も受け入れやすくなることに気付くはずです。それに伴い、今与えられている業務でそうした課題を克服し、成果を出す方法をすぐに探すようになります。

3. 信頼性

仕事が確かで頼りになる従業員は信頼されます。業務が遂行され、優れた結果が得られるかどうかを知るためには、信頼性が重要な要素となります。信頼できる従業員は、最低限の監督で仕事をやり遂げられると認識されているため、職場においては貴重な人材です。

信頼される従業員になるためには、次のことを実践してください。

  • 仕事関連のイベントに参加する

  • 時間通りに出社する

  • 常に締め切りを守る

  • 質の高い仕事をする

  • より重大な職務を引き受けたいという意欲を示す

  • 必要な場合には率先して行動する

4. チームワーク力

ほとんどの職場においてチームワークは必須であり、うまく協力して仕事をするには、コミュニケーション能力や忍耐力、寛容さ、努力が必要です。チームワーク力を最大限に発揮することで、他の望ましいスキルを一通り備えていることもアピールできます。所属しているチームにとってプラスの存在になるには、チームプレーヤーになることが不可欠です。

優れたチームプレーヤーとは次のような人を言います。

  • 変化に柔軟に対応できる

  • 自分とチームの両方の成功のために努力している

  • 信頼でき、責任感がある

  • 優れた問題解決能力を備えている

  • 同僚を支え、尊重している

チームワークに大きく依存している組織では、適応力も重要になります。たとえばリーダーや、やる気を高めるモチベーターなど、さまざまな役割にすぐに適応できるチームメンバーは、他の既存のチームに参加しても短期間でなじむことができます。

5. 自主性

自主的に働く能力も、チームと協調して働く能力と同様に重要です。チームワークを重視する組織にいたとしても、1人でやり遂げなければならない仕事はあります。また、一定の信頼を得るには、自らの力で業務を遂行できる人物だと上司やチームメンバーから思われる必要があります。

自主的に働くことができる従業員には、次のような特徴があります。

  • 集中力が高い

  • 優れた時間管理能力を備えている

  • 機転が利く

  • 自分の仕事を批評して修正できる

自主的に働くことができると、最低限の監督で仕事をやり遂げられる人材として、企業からの信頼を容易に得ることができます。

6. リーダーシップ

優れたリーダーシップスキルを備えていると、企業の発展に貢献できる上に、チームメンバーがスキルを伸ばせるように導くこともできます。影響力のあるリーダーは、自信や信頼性、誠実さなど、広範な資質を身に付けています。

リーダーは、次のような特性を発揮することができます。

  • 情報整理力に長けている

  • チームの強みと弱みを見極めることができる

  • チームの統率力に自信を持っている

  • 他者に良い影響を与えることができる

  • チームメンバーに共感できる

  • 建設的な方法でフィードバックを与えられる

優れたリーダーシップスキルを備えた従業員がいることは、企業にとって大きなメリットとなります。それは、最終的にその従業員を昇進させることができるからです。内部昇進により、採用や研修のコストを削減することができます。リーダーシップは従業員の重要な資質でもあり、リーダーシップスキルを発揮できる人材を採用すると、他の従業員はその人を尊敬するようになり、組織内のモチベーションと生産性を高めることにつながります。

関連記事:リーダーシップスキルとは?

7. 対人スキルとコミュニケーション能力

優れたコミュニケーション能力は、ほぼすべての職種でメリットがあります。仕事をしていると、顧客や同僚、業者、上司とのやり取りに多大な時間を費やすことになりがちです。こうした人たちとの会話も、優れた対人スキルを備えていれば、前向きかつ効果的に進めることができます。

コミュニケーション能力に長けた従業員は、次のような特性を発揮する傾向があります。

  • 高いプロ意識を持っている

  • 新しいアイデアに対してオープンな姿勢で受け入れることができる

  • ノンバーバル(非言語)コミュニケーションのパターンを解釈できる

コミュニケーション能力に長けた従業員は、聞き上手でもあります。効果的にコミュニケーションを取るには、傾聴力が不可欠であり、相手の話を十分に理解し、適切に応答できなければなりません。

関連記事:社会人に必要な傾聴力とは?

8. 自己認識力

自己認識をすることで、自分の強みと弱みを把握し、仕事で手助けやフィードバックを求めるタイミングを見極めて、継続してスキルを向上させていくことができます。自己認識力を磨いていくと、現在の仕事に就いてから習得してきたスキルを振り返るのも容易になります。

自己認識力によって発揮される特性には、次のようなものがあります。

  • エモーショナルインテリジェンス(心の知能指数)が高い

  • チームでの自分の役割を理解している

  • フィードバックを求め、そこから学ぶことができる

9. 誠実さ

信頼できる従業員を採用した企業は、他の事業分野に集中できます。誠実な従業員は、責任能力や正直さといった特性を備えています。誠実であるとは、自分の能力や要望に関しても正直であることをいいます。たとえば、優れた誠実さを備えている場合、プロジェクトを完了するために自分の能力について正直に話す人物として、同僚から頼りにされます。

職場の透明性が重視されているのは、それが企業の文化や成功を形作るためですが、自分に何が求められているかをチームメンバーが理解していると、部署を成功に導くチーム戦略の策定がさらに容易になり、それが企業全体の成功に結びつきます。

誠実さを身に付けている従業員は、次のような特性を発揮できます。

  • 自分の仕事の進捗を正直に話す。

  • あらゆるビジネス慣行で倫理をわきまえる。

  • コアバリュー(中心となる価値観)を意識し、それを日常的に実践する。

  • 誠実かつ正直にあらゆる決定を行う。

正直さにより、オープンなコミュニケーション環境が育まれることから、誠実さは優れたチームメンバーに期待される重要な特性の1つです。企業と従業員が懸念や疑問、フィードバックを遠慮なく共有できると、組織の全員に利益がもたらされます。

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