企業文化の重要性、作り方ガイド

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2021年10月4日

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強力で前向きな企業文化は、組織や従業員の最終目標やニーズに沿った形で機能しなければなりません。企業文化の大切さについて耳にする機会が多くなっていますが、企業文化の意味や、具体的な改善方法については不明確な部分が多いものです。

この記事では、企業文化の定義や企業文化が組織に与える影響と、従業員と管理職のそれぞれの立場から企業文化を支援する方法を解説します。

企業文化とは

企業文化とは、組織全体の努力によって維持される信条や価値観、姿勢、行動を指します。文化は組織を特徴づけるものであり、従業員と顧客の関係性や実践される価値観、チームメンバーの信条や姿勢なども文化の一部です。

自社の文化をしっかりと理解している経営陣や上級マネジメントもいれば、そうでないこともあります。企業文化を定義し、維持することが組織の優先事項ではない場合、企業文化が脅かされる可能性があります。多くの企業では少なくとも1つのミッションステートメント(企業理念)を掲げています。それをもとに文化を明らかにし、必要に応じて変更を加えながら発展させていくのが望ましいでしょう。

従業員のエンゲージメント(やる気や貢献への意欲)や満足感は、最終的には企業文化が大きく影響します。それぞれの職場で仕事を楽しみ、成果を出す従業員がいなければ、企業が成功を収めるのは難しくなります。

企業文化に影響を与える要素

組織の文化は、どのようなミッションやコアバリュー(価値観)を掲げるかによって異なります。文化を明文化する際に考慮すべき主な要素として、情熱や自主性、パフォーマンスが挙げられます。

  • 情熱は、企業への忠誠心や満足感に欠かせないものです。自分の仕事や職場に対して情熱を維持できる従業員は、共通目標の達成に取り組む際、より強く一体感を感じる傾向があります。

  • 自主性は、チームが仕事をうまくやってくれると信じることによって育まれ、マネージャーが特に重視すべきものです。成功する組織は、従業員が仕事に誇りを持てることが、モチベーションを高める要因の1つであることを理解しています。つまり、従業員のイノベーションを尊重して自らの仕事を自主的に管理できるように支援することが、健全で前向きな企業文化を維持する近道となります。

  • パフォーマンスもまた、企業文化に影響を与える要素です。業績の優れた従業員が成果を収めた場合、正当な評価を与え、称賛する必要があります。

コアバリューと企業文化

企業には、文化全体の基盤となる揺るぎないコアバリューが必要です。コアバリューは企業活動において指針となる慣行、理念、信条をまとめたもので、これには企業の成長戦略、リソースの割り振り方法、意志決定方法などが含まれます。コアバリューを見定め、確立することで、一貫性のある構造化された組織が形作られます。企業のコアバリューの例を次に示します。

  • 誠実さ

  • 顧客や従業員に対するコミットメント

  • 正直で率直なコミュニケーション

  • 製品やサービスの質と信頼性

  • 成長と自己開発の機会

コアバリューを設定したら、企業のリーダーがコアバリューを率先して実践し、より明確な企業文化を形成していきます。そのためには、組織のリーダーが、設定した企業の価値観に従い、毎日実践することが欠かせません。目標を設定して従業員満足度調査を実施することにより、方向性を確認できるだけでなく、従業員自ら文化を維持する責任を継続的に促していくことができます。

また、新入社員にも企業のコアバリューの大切さを理解してもらう必要があります。企業のコアバリューに沿って働く、パフォーマンスが高く、勤勉な従業員が揃ったチームが育てば、ますます企業文化も強力なものになるでしょう。

個人のコアバリューと企業文化

仕事を探す場合には、どのような企業文化の会社で働きたいかを決めるのに、個人の価値観が影響します。自分のコアバリューがはっきりしていない場合は、あなたが尊敬している職場のメンターやリーダーについて、特に素晴らしいと感じている特性や資質を考えてみてください。

自分のモチベーションの源が分かれば、自分が重視している価値観を絞り込むことができます。職場で自分が優先すべき価値観も、将来のキャリア目標の達成に合わせて形成していくことが可能です。大切にすべき価値観に優先順位を付けることで、仕事探しで適した求人を検索しやすくなるほか、現在の職場の文化の改善にも取り組みやすくなります。

健全な企業文化を持つことのその他のメリット

優れた企業文化を持つことは、従業員だけでなく、組織全体にも多くのメリットをもたらします。課題や成果を共有できるチームを組織できれば、メンバーは共通の目標に向かって取り組むチームの一員として、共に力を合わせていることを実感できるでしょう。また、強力で健全な企業文化によって、生産性が高まり、従業員の定着率や士気も上がります。共通の価値観に従うことで、達成感を持つことができ、イノベーションを推進できるような文化が生まれます。チームがより強い結びつきを感じられるようになった時、組織の結束力はさらに強まり、従業員は離職を考えることにメリットがないと感じるようになります。

企業文化を改善する場合は、従業員の意見に耳を傾けることが大切です。これにより、従業員は自分たちに意見を述べる機会があり、尊重してもらえていると感じます。企業や業界を問わず、企業文化の確立には労力を注ぐだけの十分な価値があります。

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