新入社員だけど会社を辞めたい…どんなケースなら辞めても大丈夫?

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2021年7月9日

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新入社員として入社して日が浅いにもかかわらず、「こんなはずじゃなかった」と早くも会社を辞めたいと思い始めている方もいるかもしれません。

「せっかく苦労して就活して入社したのだから、せめて3年は我慢しなさい」という声は、よく耳にする先輩方のもっともらしい教えのように聞こえますが、誰にでも、またどんな場合にも当てはまるのでしょうか。

本記事では、新入社員が「辞めたい」と思ってしまう理由や対応方法を解説します。

新入社員なのに「辞めたい」と思っているのは自分だけ…?

新入社員の自分がもし何らかの理由で真剣に「会社を辞めたい」と考えた時、「そう思うのは自分だけなのだろうか」、「自分の考えがおかしいのだろうか」と思い悩む人は少なくないでしょう。

新入社員で会社を辞める人数は毎年あまり変わらない

厚労省の調査では、平成29年3月に卒業した新規学卒就職者の3割以上が就職後3年以内に離職*¹しており、この傾向はこの数年変わっていないと報告されています。

また、実際には離職に至らない場合でも、離職を検討したり考えたりした経験がある新入社員はさらいに多いと推測できます。

*¹出典:新規学卒就職者の離職状況(平成 29 年 3月卒業者の状況)を公表します

新入社員が会社を辞めたいと思う理由

では、新入社員が入社3年以内に会社を辞めたいと思うのは、どのような理由からでしょうか。

「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」が行った「初めての正社員勤務先を離職した理由」に関する調査*²では、1年以内に離職した人の理由のうち、次の5つを離職理由に挙げている割合が男女共通で高かったと報告されています。

  • 労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため

  • 人間関係がよくなかったため

  • 肉体的、精神的に健康を損ねたため

  • 自分がやりたい仕事とは異なる内容だったため

  • 仕事がうまくできず自信を失ったため

この結果から、入社後に感じるストレスが大きく関係していることが推察できるのではないでしょうか。

*²出典:若年者の離職状況と離職後のキャリア形成

新入社員でも会社を辞めてもいいときはどんなとき?

新入社員は、入社後すぐに社内のあらゆる部分で、入社前と入社後のギャップを敏感に感じ取ります。
そして、入社前の期待や希望の大きさと入社後のギャップが大きいほど、そのショックと不安から会社を辞める決断を急いでしまう危険性があります。

では、新入社員でも会社をすぐに辞めても良い場合があるとしたら、それはどのような状況の場合なのでしょうか。

会社のサポート体制を正しく見極めて判断する

たとえば、入社後数か月で「パワハラ、セクハラを受けている」、「給与がきちんと支払われない」、「精神、身体的に病気になった」などの状態に陥った場合、すぐに退職を判断しても問題ないのでしょうか。

状況次第では、すぐに退職した方が良いケースもあるかもしれません。しかし、そのような場合でも、誰にも相談せずに自分だけで判断するのは危険です。
なぜなら、会社を辞めたいと思うほどの精神的なストレスを抱えているときは、最良な行動を起こすための思考ができない状態にある可能性が高いからです。

そのため、自分の考えだけで判断せずに、まず会社の人事や総務部に相談して、適切なサポートを受けてください。

パワハラやセクハラに関しては、令和2年6月の法改正により、「職場におけるパワーハラスメント防止対策」が事業主に義務付けられています。
本来は入社前に会社のハラスメント防止対策について確認しておくことが望ましいですが、社内に相談できる部門がない、またはあっても相談に乗ってもらえない場合は、厚労省の「ハラスメント悩み相談室」「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」などの相談窓口の利用をおすすめします。

まとめ

入社後早期に会社を辞めようと思って就職する人はいません。それでも、入社前の期待や思いと入社後のギャップが大きければ、将来の自分に不安を感じてしまうかもしれません。
ハラスメントなどの問題の場合は、すぐに辞める選択しかない場合もあるでしょう。しかし、精神的に追い詰められた状態で退職を決断するのは極力避けましょう。

上司や総務や人事部の人に相談するのが難しければ、友人や知人、家族、そしてキャリアカウンセラーなどの第三者、誰でも構いません。
相談できる人を探して、自分の想いを伝えてみてください。今後について慎重に考えましょう。

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