キャリア開発

学習動機を見つけて高める方法

学習においては、まず始めることがなにより難しいとよく言われますが、ゴールが遠いとモチベーションを維持するのも容易ではありません。たとえば、試験勉強を早くから始めることは、試験が間近に迫っているというプレッシャーがないため、難しいものです。長期にわたる大規模プロジェクトは、終わりが見えないことが重荷になり、なかなか集中力が維持できないかもしれません。この記事では、学習過程の全体を通してモチベーションを保つためのヒントをお教えします。

意欲的に学習に取り組むためのヒント

学習動機を見つけてやる気を維持するには、通常、継続的な努力が求められます。学び始める前に、自分自身をよく観察して気が散る原因となるものに注意し、学習を阻害する要因があれば取り除く必要があります。すべての人に共通の対策はないものの、学習動機を見つけるためにはさまざまな方法があり、その中から自分に合うものを試してみましょう。学ぶ意欲を高めるのに役立つヒントを次にご紹介します。

  • 作業を小さく分割する。
  • 小さな目標を設定する。
  • 学習スケジュールを立てる。
  • 学習を習慣化する。
  • 休憩をとる。
  • さまざまなアプローチを試す。

やる気を維持する方法を見つけるには、いろいろなやり方を試してみるのが一番の近道です。人によって学習方法は異なるため、当然のことながらモチベーションを高める方法も一人ひとり違うはずです。

作業を小さく分割する

国家試験などに向けた長期の学習計画は、際限なく続くように思われ、多くの人は学習全体の大きさに直面して学ぶ意欲を失います。作業を小さく分割することで、手に負えないと感じることもなくなり、作業ごとに学ぶべきことが把握しやすくなります。

たとえば、資格試験に向けて勉強している場合、一度に教材の1~2章を復習する作業を設定します。各章または各節を1つの作業単位と考えて、次に学習する範囲に向けて少しずつ積み重ねていきます。学習全体を手に負えない大きなプロジェクトとして捉えるのではなく、いくつかの小さな作業の集まりだと考えるようにすることで、際限なく続くように感じることもなくなり、作業効率も上がります。 

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小さな目標を設定する

学習目標を達成したときのご褒美を用意しておくのも、モチベーションを保つ秘訣です。良い成績を残そうとやる気を出す人もいれば、ご褒美を目当てに努力しようと思う人もいます。学習の過程に小さな中間目標を設定して、それぞれの目標を達成したときのご褒美をあらかじめ決めておきましょう。

たとえば、教材の1~3節を勉強したら好きなテレビ番組を1話見ることにする、あるいは、20章や20節といった目標に到達するごとにお気に入りのレストランで食事するなど、特別なご褒美を用意します。こうした動機付けの要素は、学習教材に対する関心を驚くほど高めてくれます。

学習スケジュールを立てる

無計画な予定よりも、しっかり計画された予定の方がコツコツと取り組んでいける人が多いものです。学習スケジュールを立てることで、学習時間に別の予定を入れないように意識することができる上に、開始時間と終了時間も明確になります。学習が1日の予定に組み込まれ、勉強を切り上げる時間も正確に把握できることで、モチベーションを維持するのも容易になります。スケジュールは、確実に学習できると思われる時間帯に設定してください。普段から夜間に友人と外出することが多い場合は、早朝や就寝前に学習時間を設けましょう。決めた学習時間は1人にしてもらえるように家族や友人に伝えておき、携帯電話の電源を切って気が散らないようにします。

学習を習慣化する

たとえ勉強であっても、習慣化できないということはありません。習慣化とは、次のような3つのステップを繰り返すことをいいます。

  1. 合図:ある特定の行動を無意識に取るよう誘発するものをいいます。たとえば、毎朝9時に職場でコーヒーの香りがしていると、コーヒーが好きな人は毎朝9時にコーヒーを買いに行こうとするようになります。節約すべきだと頭では理解しているものの、おいしいコーヒーの魅力には勝てず、買いに行きたくなるはずです。習慣により、脳内のパターンが変化し、決められたパターンに沿った行動を無意識に取るようになります。

  2. ルーティン:合図によって誘発される行動をいいます。上記の例では、コーヒーを買いに行くことがこれに該当します。

  3. 報酬:ルーティンが望ましい結果をもたらすので記憶しておく価値がある、と脳に知らせる肯定的な刺激をいいます。コーヒーによって活力が湧くと、毎日コーヒーを買いに行くことは仕事の効率が上がるので良い行為だと脳が確信するようになります。

習慣がどのように機能するかを理解することで、習慣そのものをコントロールできるようになります。合図(アラームを設定する)と行動(学習する)を見つけて、完了時には必ず報酬を得られるようにしましょう。

休憩をとる

一般的な人の脳は、90分~2時間程度しか連続して情報を吸収することができず、その後は頭を休めなければなりません。90分ごとに休憩をとることで、脳にエネルギーが補充され、間違いなく作業効率が上がります。生産性を高める方法には、瞑想によるストレスの軽減、散歩による脳の活性化、単純作業の実施などがあります。軽食をとるとエネルギーが増し、水を飲むと脳への刺激になるため、より効率的に情報を記憶として保持できるようになります。

さまざまなアプローチを試す

学習に対する意欲が低い理由は、自分に合ったモチベーション向上の方法を見つけていないだけかもしれません。脳は一人ひとりに違いがあり、それぞれに機能の仕方が異なるため、全員が違う方法で学んでいるのです。まずは学習環境を変えてみましょう。屋外に出て、外気を吸うことで集中しやすくなることがあります。気が散る原因となるものが少ない部屋で勉強してみるという手もあります。いつも1人で学習しているなら、グループ学習を試してみましょう。グループで勉強していて周囲の声が気になるようなら、静かな場所で1人で勉強に取り組んでみます。

学習方法も変えてみましょう。普段はノートや教材を読み返している場合、絵や図を書くと情報を記憶しやすくなることがあります。学習内容の語呂合わせや覚え歌を作る方法もあります。ノートをただ読み直す代わりに、模試に挑戦したり、他の人に教えたりすると、自分が学習内容をどれだけ理解できているのか確かめることができます。

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