Excelで特定の文字列を削除する5つの方法
更新:2023年6月4日

スプレッドシート内の特定の文字列を削除したい場合、セルごとに編集するよりも、便利な機能を活用できます。Excelでは、さまざまな関数を使って文字や数字、単語を削除できます。それらの機能を使うことで、短時間で簡単にスプレッドシートを整理することができます。
この記事では、Excelで特定の文字列を削除する機能がどのように役立つかを説明し、5つの方法を解説します。
特定の文字列の削除にExcelの機能を使うメリット
Excel内で特定の文字列を削除すると、スプレッドシートの内容を整理する上で便利です。生データ内の不要な文字を削除したり、整理した情報を表示する新しい列を作成することができるでしょう。さらに、特定の文字列を削除する機能を使用すると、複数の列をまとめて調整することもできます。たとえば、マーケターが顧客のメールアドレスをスプレッドシートにインポートするとします。すべてのメールアドレスの前に「mailto:」が付いている場合、マーケターは特定の文字列を削除する機能を使用して顧客のメールアドレスだけを残すことで、スプレッドシートに必要な情報だけを含めることができます。
Excelで特定の文字列を削除する方法
Excelで特定の文字列を削除する場合、次の5つの方法が使用できます。
[検索と置換]を使用してセルから特定の文字列を削除する方法
[検索と置換]機能を使用して、複数のセルから文字列を削除する方法を解説します。
文字列を削除するセル範囲を選択するために、最初のセルを左クリックしてカーソルをドラッグします。
キーボードの[Crtl]+[H]キーを押します。あるいは、[ホーム]タブの[編集]グループから[検索と選択]をクリックし、[置換]を選択します。
[検索と置換]ダイアログボックスで、[検索する文字列]フィールドに削除する文字や文字列を入力します。
[置換後の文字列]フィールドは空欄にしておきます。
[すべて置換]をクリックします。
置換された数を確認したら、[OK]をクリックします。
[検索と置換]ダイアログボックスの右上の[×]をクリックします。
SUBSTITUTE関数を使用してセルから特定の文字列を削除する方法
SUBSTITUTE関数を使用して、複数のセルから特定の文字列を削除する方法を説明します。
文字列を削除する列の隣のセルに「=SUBSTITUTE(」と入力します。たとえば、セルA2からセルA5に値が含まれている場合、セルB2に「=SUBSTITUTE」と入力します。
この数式の最初の引数には、文字列を削除するセル範囲を入力し、その後にカンマを追加します。
2つ目の引数には、削除する文字列をダブルクォーテーションマークで囲んで入力し、その後にカンマを追加します。
3つ目の引数として、2つのダブルクォーテーションマークを間に何も入れずに入力し、閉じ括弧を追加します。
[Enter]キーを押します。
注意点として、SUBSTITUTE関数では、結果に数字しか含まれていない場合でも、すべての値が文字列として返されます。結果が数字として認識されるようにしたい場合は、SUBSTITUTEの数式をVALUE関数で囲みます。たとえば、セルA2からセルA5に表示されている感嘆符すべてを削除して、結果が数字として認識されるようにするには、セルB2に次の数式を入力します。
=VALUE(SUBSTITUTE(A2:A5, "!", ""))
SUBSTITUTE関数を使用して複数の文字を一度に削除する方法
SUBSTITUTE関数を使用して、複数の文字を一度に削除する方法を説明します。
削除する文字を確認します。たとえば、セルA2から感嘆符、疑問符、ドル記号を削除するなどです。
削除後の値を表示させるセルに「SUBSTITUTE(」と入力します。
最初の引数に、文字列を削除するセル名を入力します。
2つ目の引数に削除する最初の文字をダブルクォーテーションマークで囲んで入力し、3つ目の引数として2つのダブルクォーテーションマークを間に何も入れずに入力します。それぞれの引数はカンマで区切ります。
閉じ括弧を追加します。
最初のSUBSTITUTE関数の前に「SUBSTITUTE(」と入力します。
最初に入力したSUBSTITUTE関数を、2つ目に入力したSUBSTITUTE関数の1つ目の引数として残しておきます。
2つ目に入力した数式の最初の引数の後にカンマを入力して、削除する2つ目の文字をダブルクォーテーションマークで囲んで入力します。
カンマを追加します。
2つのダブルクォーテーションマークを間に何も入れずに入力し、閉じ括弧を追加します。
さらに文字を削除するには、6~9のステップを繰り返します。
一番前のSUBSTITUTE関数の前には、必ず「=」を付けます。
[Enter]キーを押して、関数を実行します。
N回目に出現した特定の文字を削除する方法
N回目に出現した特定の文字を削除する方法を説明します。
空白セルに「=SUBSTITUTE(」と入力します。
最初の引数に、文字列を削除するセル名を入力し、その後にカンマを追加します。
次に削除する文字列をダブルクォーテーションマークで囲んで入力し、その後にカンマを追加します。
3つ目の引数として、2つのダブルクォーテーションマークを間に何も入れずに入力し、その後にカンマを追加します。
4つ目の引数には、何回目に出現した文字を削除するかに対応する数字を入力します。たとえば、2回目に出現した疑問符を削除する場合、4つ目の引数に「2」を入力します。
4つ目の引数の後に閉じ括弧を入力します。
[Enter]キーを押します。
文字列の最初の文字を削除する方法
文字列の最初の文字を削除する方法は次のとおりです。
削除後の文字列を表示させるセルに「=REPLACE(」と入力します。
最初の引数に、最初の文字を削除するセルを入力します。
最初の引数の後にカンマを追加します。
2つ目と3つ目の引数として、数字の「1」を入力します。それぞれの引数はカンマで区切ります。
4つ目の引数として、2つのダブルクォーテーションマークを間に何も入れずに入力します。
閉じ括弧を追加して、[Enter]キーを押します。
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