未経験で営業に転職するには:アピールのポイントや例文を紹介
著者Indeed キャリアガイド編集部
更新:2022年4月28日
投稿:2021年7月9日
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営業職は、会社の売上に直結する職業で、他業種よりも比較的求人数が多い職業です。
営業職に転職する際には、経験者と未経験者でアピールすべきポイントが異なります。
本記事では、営業職の業務内容や求められるスキル、転職する際のアピール方法などを解説します。
営業職には未経験者でも転職しやすいって本当?
営業職は、他業種よりも未経験者が転職しやすい職業とされています。その理由はなんなのでしょうか?
営業職は求人数が多い
営業職は、会社の売上を左右する重要な職業です。
会社によって取り扱う商材は異なり、ルート営業や新規開拓営業、個人営業や法人営業など会社の事業内容によっても営業方式が異なります。人の流動性も高い職業なので、比較的求人数は多めです。
専門スキルがなくても採用されやすい
営業職に求められるのは、顧客のニーズを読み取って、悩みを解決する商品やサービスを提案する力です。そのため、専門的なスキル以上にコミュニケーション力が重視されます。
また、営業活動を行う商品やサービス、商談テクニックは入社後に学べばよいため、詳細な知識はそれほど必要とされません。
前職のスキルを活かせる部分もある
営業職は、商材を売り込むだけでなく、事務処理や数字の管理、資料作成などの業務も行います。
また、関連する業界の知見も活かせるため、前職で培ったスキルを何らかの形で活かしやすい職業です。
未経験者可の求人募集も多い
営業職は、業界はもちろん営業方式も各社さまざまです。
営業スキルも入社後に経験を積み重ねることで向上しやすいため、「未経験者可」と記載されている求人が比較的多めです。
営業職とはどんな仕事?
営業職は、取り扱う製品やサービスはもちろん、営業方式によっても業務内容が異なります。ここでは、営業職の仕事内容を紹介します。
会社の売り上げに直接貢献する
会社は、商品やサービスの販売によって売上が増えるため、営業がいなければ会社自体が存続できません。営業職は、以下の2種類の商材を顧客に提案して契約に結びつけることで、会社の利益に貢献します。
有形商材:OA機器や不動産、自動車などのような「形のある」もの
無形商材:保険商品や広告宣伝などの「形のない」もの
顧客の悩みや課題を明確にして商材を提案する
見込み客と契約するためには、顧客が抱えている課題を読み取り、自社の商材ならば課題が解決できることを伝えなければいけません。
まずは顧客の話を傾聴し、質問や情報提供によって、顧客の潜在的な悩みを顕在化させることが重要です。
顧客に寄り添うコミュニケーション
営業には、企業や個人などの新たな顧客獲得だけでなく、既存顧客との継続的な契約を目的とした関係構築も求められます。
そのためには、契約後のアフターケアや定期的な新商材の提案が必要です。顧客に寄り添い続け、新たな悩みを一緒に解決する継続的コミュニケーションも欠かせません。
営業職のやりがいやメリットは?
営業職は業務内容が豊富なだけでなく、他の職種とは異なるやりがいやメリットがあります。
営業職のやりがい
営業職は他の業種とは違って、「売上成績」がそのまま評価に反映されます。また、契約実績に伴ってインセンティブ報酬が加算されることもあります。
成約数の増加によって営業スキルの成長を実感でき、顧客の悩み改善に直接貢献できることがやりがいにつながります。
営業職に就労するメリット
営業職は、顧客はもちろん社内の製品開発者や営業事務など、さまざまな人と関わります。そのため、コミュニケーション力がつくだけでなく、社内外で人脈を広げられます。
また、営業成績が評価に直結するため、出世に必要な目標値が把握しやすいメリットがあります。
【例文】営業職に転職するときのアピール内容
営業職への転職では、経験があるか否かによって応募先へのアピールポイントが異なります。ここでは、転職の際のアピール事例を紹介します。
営業職経験ありの場合
営業職の経験があるならば、「具体的な営業実績」と「経験期間」を踏まえた上で、自身の営業スタイルや行動事例を伝えましょう。
それらに加えて、応募先の業界への知見やスキルをアピールできるとなお良いでしょう。
【事例】
法人向けのOA機器営業として、5年間勤務しております。ルート営業が8割、新規開拓が2割ほどです。会社の目標売上は必ず達成するという信念があり、20XX年は売上目標2億円に対して2億3千万円と、115%の達成率となっています。売込みよりも決済権利者との信頼関係構築を優先し、顧客に定期的に面会し、常に潜在課題やニーズ抽出を心掛けています。
営業職経験なしの場合
営業職の経験がなければ、営業に必要とされる「コミュニケーション力」や未経験職でも挑戦していく「やる気や積極性」をアピールしましょう。
また、営業業務に関連する経験や業界への知見があれば、補足として伝えましょう。
【事例】
ソフトウェア会社の事務職として3年間勤務しております。事務職ですが、経理業務も行っており数値を常に意識しています。
社員のサポート役として、コミュニケーションには特に気を遣い、他部署の方からも丁寧さを褒められることがあります。人と接して悩みに寄り添うのが好きで、顧客の悩み解決に関われる営業職を希望しております。
まとめ
営業職は、人の悩みに寄り添って課題を解決するための商材を提案し、契約を取る仕事です。売上成績という目に見える成果があるため、やりがいを感じやすい職業でもあります。
営業職経験者が他社に転職する際には、実績や自身の営業スタイルを伝え、応募先企業にとってマッチ度の高い人材であることを提案する意識を持ちましょう。
営業職未経験で転職を目指す場合には、「コミュニケーション力」や「提案力、折衝力」に関連する経験やエピソードを伝え、やる気のアピールも心がけましょう。
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