女性の転職に向けたライフプランの作り方

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2021年9月16日

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女性は結婚、出産、育児といったライフイベントの際、転職しようと思ってもすぐには実現できない場合もあります。そのため、あらかじめライフプランを立てておくことによって、将来に必要な支出金額を把握しながら転職の時期を見極めることが可能です。

本記事では、女性の転職を円滑にすすめるためのライフプランの立て方を紹介します。

女性の転職を考えるうえでライフプランを作るメリット

近年は男性の育休取得や専業主夫といった選択をする家庭も増えてはいるものの、やはり結婚、出産や育児などに仕事を左右される女性は少なくありません。したがって、ライフプランを作り、結婚や子育てのタイミングをあらかじめ把握しておけば、私生活と仕事の両立の観点から転職先に求めるものを明確にできます。

企業によっては、結婚や子育てに関するさまざまな制度や福利厚生が整備されています。たとえば、長期の育休や産休制度、社内託児所を持つ企業であれば、子育てと仕事の両立を実現しやすくなります。また、結婚時や出産時の一時金制度、育休期間の給与の100%支給など、金銭面の制度が充実した企業を選べば、収入面の心配が少なくなります。

ライフプランを考慮したうえで、自分に適した制度や福利厚生を持つ企業を選別すると良いでしょう。

ライフプラン表の作り方

ライフプラン表を作れば、自身のライフイベントのタイミングや、想定される支出額、貯蓄や所得水準の目標などを整理できます。転職に向けたライフプラン表は次のような手順で作成します。

1. 人生の目標を立てる

まずは人生の目標を立てます。1〜3年程度の短期、5年程度の中期、10年程度の長期の目標と老後の目標を立てましょう。

目標は自身が置かれているライフステージやそれぞれの意向によりさまざま内容が想定できますが、例えば、1〜3年後に結婚、5年後を目処に子どもを持つ、10年程度先に家を買うといった具合で目標を考えます。老後についてはリタイアするか、生涯働くか、セカンドライフとして取り組みたいことはあるかといったことを想定しておきましょう。

また、目標を達成するうえで想定される支出や必要な貯蓄額などもあわせて設定します。特に結婚や出産、子どもの進学や独立などは、自身のキャリアプランとも大きく関係してきます。

例えば、産休や育休期間の転職はしづらかったり、子育ての時間を確保するために激務な仕事を継続しづらいといったケースが想定されます。また、子どもの独立後は支出が減り、収入にこだわらずに、より自分がやりたい仕事を優先して取り組めるようになるかもしれません。

まずはライフプランを考え、それに合わせて適切なキャリアプランを立てておくことが重要です。

2. 理想の家族構成を設定する

将来は結婚するのか独身でいるのか、子どもを産むのなら何人産むかなど、自分のライフプランを踏まえて、今後の理想の家族構成を検討します。そのうえで、結婚や出産、子どもの独立などによる家族構成の変化が起こる時期についても想定しておきましょう。

3. ライフイベントを記入する

家族構成の変化や子どもの進学、自身の退職など大きなライフイベントをまとめます。特に自動車の購入や住宅購入、リフォームなどまとまった資金が必要な買い物は予定に組み込んでおきます。

転職時期をすでに想定しているようであれば、転職もライフイベントとして記入しておきます。出産、子育てなどの大きなライフイベントの時期を考慮しながら、転職がしやすい時期を選択しましょう。

4. キャッシュフロー表を作成したうえで転職計画を立てる

以上の情報を年表にまとめたうえで、各年ごとで想定される年間収入や年間支出、そして年間収入と年間支出の引き算から算出される貯蓄額を試算し、1年単位のキャッシュフロー表を作成します。

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ライフプランを踏まえた転職の計画の立て方

ライフプランとキャッシュフロー表ができたら、以下の点を明確にして転職計画を立てます。

  • 転職がしやすい時期、しづらい時期はいつか

  • 収入面や生活と仕事の両立の観点から転職が必要か

  • 想定した転職時期のライフステージだと、どのような転職先が適切か

当然ながら、出産前後は転職どころではありません。そのため、将来子どもができたときに備え、妊娠前までに現在より子育てをスムーズに行える制度が整っている企業に転職することを考えても良いでしょう。

また、出産を機に退職をして扶養に入るという選択肢もあります。パートナーの考え方や世帯収入にもよりますが、現時点で「育児と仕事を両立したい」「パートに切り替えて子育てに力を入れたい」など、具体的にイメージしておきましょう。

子どもが小学校に入ると、仕事と子育ての両立が困難になる可能性があります。企業の短時間勤務制度は、多くの場合「小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者」が対象になるため、時短勤務ができなくなります。また、学童保育のほとんどは保育園に比べて終了時間が早いため、子どもを遅い時間までは見てもらえません。フルタイムでの就業が困難になる場合は、パートなど短時間労働ができる会社や仕事への転職も考えられるため、収入が下がることも予測しておく必要があります。

時期やその後の働き方、収入の変動を考慮しながら、計画的に転職できるように準備をしておきましょう。

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まとめ

結婚や出産といった大きなライフイベントによってキャリアがストップ、またはリセットされてしまうことのないよう、特に女性においてはライフプランを立てることが非常に重要です。ライフプランを立てることによって、先を見据えた就職活動や転職活動の予定を立てられるうえ、ライフイベントに向けた貯蓄計画も明確になります。

ライフプランをもとにキャリアプランを明確にし、幸せな人生を実現していきましょう。

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