【おしえて!シゴトのコトバ】「ネゴシエーション」の意味と使い方

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2021年9月14日

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「ネゴシエーション」って何だ?

先輩:なんだか浮かない顔だね、どうしたの?

後輩:今度、取引先にうかがうのですが、新規の契約を無事成立させられるか不安なんです。事前にどんな準備をしておくべきなのかわからなくて……。

先輩:それなら、契約条件に関して取引先にきちんと納得してもらうためにも、ネゴシエーションスキルを身につけておいた方がいいよ!

後輩:(ネゴシエーション……?)

「ネゴシエーション」とは

ネゴシエーション

辞書の定義は?

石田さん:ネゴシエーション(negotiation)は、「誰かと合意するための議論やプロセス、取引」を表す言葉です。略称として「ネゴる」があります。1910年代の外来語辞典にも記載があるので、カタカナ語としては比較的古い部類です。

日常的な使われ方は?

石田さん:ネゴシエーションが一般的な話し合いや会議と異なるのは、ネゴシエーションする側に何らかの達成したい目的や、相手に呑んでほしい要求がある点でしょう。とはいえ、一方的に押しつけるのではなく、目指すのは合意です。そうした特徴があるため、気軽な日常会話というより、やはりビジネスシーンで使われることが多い言葉です。

ビジネスシーンでの使われ方は?

石田さん:営業職の人や、営業に近い立場で仕事をする人は、特に耳にする機会があるのではないでしょうか。あるいは、他社(他者)と受発注するポジションの人も触れる機会がある言葉といえそうです。

ビジネスにおいてネゴシエーションする相手といえば、やはり個人、法人を問わず取引先が中心だとは思いますが、要求を実現するための合意を目指した議論、取引という意味では社内の上司や同僚に対しても使える言葉です。

ただし、上司が部下に対して使えるかというと、それは疑問です。一方的に命令を出すことができる立場の人が、それを受ける立場の人にネゴシエーションするというのは、言葉の意味に照らして不自然さが残るからです。社内で使用される場面があるとすれば、部下から上司、あるいは同僚から同僚という関係性が前提になると思います。

言い換えたいときは?

石田さん:ネゴシエーションを他の言葉に言い換えるとしたら、交渉や折衝が該当します。さらに「○○を××するための交渉」のように、目的や要求を表す言葉を付け足せば、よりネゴシエーションの輪郭を捉えた言い換えになるのではないでしょうか。

「ネゴシエーション」を理解すればこう会話できる!

先輩:なんだか浮かない顔だね、どうしたの?

後輩:今度、取引先にうかがうのですが、新規の契約を無事成立させられるか不安なんです。事前にどんな準備をしておくべきなのかわからなくて……。

先輩:それなら、契約条件に関して取引先にきちんと納得してもらうためにも、
ネゴシエーション
スキルを身につけておいた方がいいよ!

後輩:確かに、納得して合意してもらうためには、双方が上手く利益を得られるような交渉スキルが必須ですね。先輩、ぜひコツを伝授してください!

監修:石田知之(いしだ ともゆき)
1976年生まれ、埼玉県出身。2005年よりフリーランスの校正、校閲者に。雑誌、Web、書籍、動画、企業の社内報など媒体を問わず日本語を読む 。『R25』『L25』『ケトル』「ダ・ヴィンチニュース」「NewsPicks Brand Design」『tattva』『Billboard Style』『LOEWE Fanzine Eye/LOEWE/You』『BiZ HiNT magazine』「東証マネ部!」『ちちぶmagazine』『広告』『acteur』ほか。

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