【例文付き】頭打ちとは?ビジネスでの意味と使い方!類義語も紹介

更新:2023年3月17日

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仕事中に「そろそろ頭打ちとなりそうだ」のように、「頭打ち」という言葉を聞くケースがあるでしょう。では、「頭打ち」とは一体どのような意味なのでしょうか。

本記事では、ビジネスシーンでの「頭打ちの」意味と使い方を例文付きで解説します。類義語や対義語、さらには英語での表現も併せて紹介します。

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「頭打ち」の意味

「頭打ち」は、「あたまうち」と読み、「物事が上限に行きつき、さらに伸びる見込みがない状態」を意味する言葉です。伸び悩んでいる状態や上昇力の低下を表します。

「頭打ち」の使い方と例文

ビジネスシーンで使う「頭打ち」は、売り上げや生産量、需要が伸び悩んでいる状況を表す場面が多いです。

【例文】

売り上げが頭打ちの状態を脱却するためには、発想の転換が必要です

景気に陰りが見え始め、新入社員の募集は頭打ちになっています

来年以降、市場が頭打ちになるだろう

今年に入ってから1日当たりの生産数量が頭打ちになっています

「頭打ち」を使用する際の注意点

「頭打ち」は、特にビジネスの現場では、何かしらの数値が限界に達したときによく使われる言葉です。もし「あなたの業績は頭打ちになっています」のように人に対して使ってしまうと、「あなたは成長していません」と捉えられ、相手を傷つけてしまうので注意しましょう。

「頭打ち」の類義語、言い換え表現

「頭打ち」と似た意味を持つ表現は複数あります。シーンによって使い分けてみるといいでしょう。

横ばい状態

「横ばい」は、「横にはうこと。物価や相場に大きな変動のないこと」を表します。

【例文】

売り上げが横ばい状態なのは、景気の先行きが見えないことによる消費者の買い控えが原因だと思われます

横ばい状態だった売り上げが、テレビで取り上げられたのをきっかけに上昇し始めた

行き詰まり

「行き詰まり」は、「行く手を阻まれて、それより先に進めなくなる」という意味です。

【例文】

経営が行き詰まってしまったので打開策が必要だ

商品の売り上げが行き詰まり、大量の在庫を抱えてしまった

停滞

「停滞」は、「1つの場所にとどまって動かないこと。物事が滞っている状態」を指します。

【例文】

増税続きで市場は停滞気味だ

停滞状態から抜け出すには、斬新なアイデアが必要だ

足踏み

「足踏み」は、停滞と似たニュアンスを持ち、「物事が進展せず、同じような状態が続くさま」を意味します。

【例文】

予算が削減され、開発が足踏み状態になっている

ここ数年間の景気は足踏み状態だと言えるでしょう

「頭打ち」の対義語

「頭打ち」と反対の意味を持つ言葉は次のとおりです。

青天井

「青天井」は、「相場の数値などが果てしなくあがり、上限のない様子」を指します。つまり、物の値段に天井がなくあがり続けている状態です。

【例文】

テレビで商品が紹介されてから、青天井の勢いで売り上げが伸び続けている

すべての要望をかなえようとすると費用は青天井になるだろう

うなぎのぼり

「うなぎのぼり」は、「物価や評価が見る見るうちにあがったり、物事の件数や回数がとどまることなく増える状態」です。停滞することなくどんどん上昇する様子を指します。

【例文】

新商品が大ヒットし、今期の業績はうなぎのぼりです

経営陣の入れ替え後、株価はうなぎのぼりだ

「頭打ち」の英語表現

「頭打ち」を英語で表現すると「hit a(the) peak」や「leveling off」になります。

直訳すると、「hit a(the) peak(頂点に達する)」「leveling off(横ばい状態)」という意味です。

【例文】

We haven't hit the peak yet.(私たちはまだ頭打ちではない)

Prices are leveling off.(物価が横ばいとなりつつある)

まとめ

成長や相場が伸び悩んでいる状態を表す「頭打ち」は、今や金融業界だけではなく、さまざまなビジネスシーン活用される表現です。ただし、人に対して使うと相手に失礼になったり傷つけてしまうケースがあるので、使い方には注意しましょう。

本記事で紹介した例文を参考に、適切な使い方をマスターしましょう。迷ったときは類義語を使って表現するのもおすすめです。


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