【真夜中の仕事】医師の診療をサポートして人々の健康を守る看護師

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2021年10月21日

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真夜中の仕事図鑑_アイキャッチ

医師の診療や治療の補助を行い、病気やけがなどで不自由な生活を送る患者さんに対してケアを提供する看護師。患者さんと医療スタッフ間のコミュニケーションを円滑にし、患者さんの相談や指導といった心のケアも看護師の大切な仕事です。

入院中の患者さんに対してケアを行う病棟看護師には夜勤があり、夜間のナースコールや救急外来など、臨機応変に対応するスキルも求められます。病棟は患者さんにとって治療の場であると同時に、生活の場でもあります。24時間患者さんを支える看護師は、家族以上に頼れる存在ともいえるでしょう。

一口に看護師といっても、勤務先や働く環境によって仕事内容は多肢に渡ります。看護短期大学を卒業後、看護師として働いている30代女性Hさんの体験談とともに、看護師の仕事内容、必要な資格、収入の目安を紹介します。

看護師の仕事をはじめた理由(Hさんの場合)

「母親が看護師として働いていたため、小さい頃からなんとなく仕事の内容がわかっていたことと、高校生までに具体的な進路希望がなかったことから、看護師を目指して看護短期大学に入学しました。最初はなんとなく決めた進路でしたが、いざ学校に入ってみると勉強が楽しく、人の役に立てる仕事だと感じました。

看護師になるためには国家資格が必要なので、就職だけでなく、長い目で見て仕事に困ることはないと思ったこと、出産後も職場復帰がしやすいことも看護師を目指した理由です」

看護師_イラスト

看護師の働き方

病棟看護師は2交代、もしくは3交代制を採用している病棟がほとんどで、数日おきに「夜勤」をすることが一般的です。交替勤務制は身体的、精神的にハードワークになり、体調管理が重要になりますが、夜勤手当が支給されるため、収入が増えるというメリットがあります。

2交代制の場合、「日勤」の勤務時間は午前8時〜午後17時。夜勤は午後16時〜翌午前10時が多いようです。日勤、夜勤ともに決められたスケジュールに沿って患者さんのケアを行いますが、手術や検査、化学療法、放射線治療、外来往診などのイレギュラーな予定が入ることもあるため、看護師は効率よく、確実に業務をこなすことも求められます。

国家資格を持っていれば、「非常勤看護師」としてアルバイト、パートのように短時間勤務で働くこともできます。非常勤看護師は自分の都合に合わせて出勤日や時間帯をある程度調整できるため、子育て中や親の介護をしている人などが働いています。

看護師に必要な資格

看護師として働くためには、「看護師国家資格」が必要です。高校を卒業後、看護学校または短期大学で3年以上学ぶか、大学の看護過程で4年以上学び、国家試験に合格することが一般的です。

そのほかには、3年以上業務に従事している准看護師または高校を卒業している准看護師で、看護学校において2年以上修行した人などが国家試験を受けることができます。看護師国家試験の合格率は、毎年90%前後の高い水準になっています。

看護師として働く前と実際に働いてみたイメージのギャップ(Hさんの場合)

「想像以上に体力仕事です。毎日ではありませんが、1日13〜14時間勤務になることもありますし、患者さんの移動介助や体位変換では腰に負担がかかります。腰痛に悩まされている看護師は多いと思います。夜勤では仮眠や休憩がとれず、病院内を慌ただしく動き回ることも……。些細なミスも許されないので、体力面だけでなく精神面でもハードな仕事かもしれません。

反対に、体力的にも精神的にも患者さんの力になれる素晴らしい仕事です。患者さんが元気になれば嬉しいですし、ありきたりですが何度経験しても患者さんやご家族からの感謝の言葉は、看護師になってよかったと思う瞬間のひとつです。以前、心肺停止から回復した患者さんを担当したのですが、発症前と同じ生活、仕事に戻れたと聞いたときは自分のことのように嬉しかったです」

看護師の収入

Indeed(インディード)で検索可能なデータによると、看護師の平均月収は277,657円、非常勤看護師の平均時給は1,396円。* 非常勤看護師として週3回5時間働いた場合、月に8万円前後の給料となります。ただし、都道府県によって平均時給が異なるため、働く地域によって収入の目安に差があります。

*出典:平均月給と平均時給は、求人検索エンジン Indeed において検索可能なデータより抜粋(2021年10月現在)

看護師の仕事のおもしろさ(Hさんの場合)

「看護師は専門知識と技術で患者さんと接するイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、言葉づかいや表情、ちょっとした対応だけでも、患者さんの反応がまったく異なるところにおもしろさを感じます。病気やけがなど、患者さんはただでさえ不安な状態です。身体と心の具合を見極めながら接することが、ある意味看護師として最も大切なスキルかもしれません。

やはりまだまだ女性が多い仕事ですが、年々男性看護師も増えてきていると感じます。看護師長や主任といった管理職にも男性看護師が増えているので、男性女性関係なく看護師に興味を持っていただけたら嬉しいですね」

まとめ

医師の診療をサポートして人々の健康を守る看護師。夜勤で働く病棟看護師は、いついかなるときも入院中の患者さんの状態に目を配りながら、急なトラブルにも対応するため、ハードワークになりがちです。ただし、患者さんとの距離が近い分、ときには家族以上に頼れる存在となり、病気やけがから回復した際には、感謝の言葉をいただける責任とやりがいのある仕事です。

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