DXとは?DXに関わる職種や仕事内容を徹底解説
著者Indeed キャリアガイド編集部
更新:2022年10月17日
投稿:2021年9月22日
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近年、あらゆる業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が広まっています。耳にする機会が多くなったことから、DXに関わる職業に興味がある方もいるのではないでしょうか?
本記事では、DXの概念やDXに関わる職業、就職する方法を紹介するので、ぜひ今後の就職活動の参考にしてみてください。
そもそもDXとは
DXとは、データやデジタルを活用した技術を社会に浸透させ、企業のビジネスモデルや人々の生活をより良いものへと変革させる概念です。経済産業省が2018年に発表した「DX推進ガイドライン」*¹では、次のように定義されています。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
DXによりモノやサービスへのアクセスが容易になり、身近な例ではサブスクリプションサービスが浸透しました。企業では、紙で管理していた顧客情報をデジタルデータで管理することでマーケティングを効率的に行えるなど、あらゆる場面でDXが推進されています。
DXに関わる職種と仕事内容
本項では、DXに関わる6つの職種と仕事内容を解説します。
プロデューサー
プロデューサーは、DXやデジタルビジネスの実現を主導するリーダーです。
現状を変えたいという考え方や、諦めずに最後までやりきる力、柔軟なプロジェクトマネジメント能力などが求められます。
ビジネスデザイナー
ビジネスデザイナーは、DXやデジタルビジネスの企画、立案、推進などを担う人材のことです。
新しいビジネスの企画力や推進力、周囲を巻き込む力、失敗を恐れず決まったやり方に固執しない姿勢などが求められます。
アーキテクト
アーキテクトは、DXやデジタルビジネスに関するシステムを設計する人材です。
システムエンジニアと混同して考えられることが多いですが、アーキテクトは「経営戦略」と「システム設計」の両面から企業をサポートしていく必要がある点が特徴です。
データサイエンティスト、AIエンジニア
データサイエンティスト、AI(人工知能)エンジニアは、DXに関連するAIやIoTなどのデジタル技術やデータ解析に精通した職種です。
統計学に関する知識はもちろん、データを事業にどのように活かすのかを考えるビジネス思考も求められます。
UXデザイナー
UXデザイナーは、DXやデジタルビジネスに関するシステムのユーザー向けデザインを担当します。システムが導入されても使いにくい場合、活用がなかなか進みません。
そのため、ユーザー目線に立ったデザイン構築やマーケティング力が求められます。
エンジニア、プログラマ
エンジニア、プログラマは、デジタルシステムの実装やインフラ構築などを担う人材です。
プログラミングスキルだけでなく、AIやブロックチェーン、RPAなど、DXの最新技術の幅広い理解が求められます。
アーキテクトが設計した仕様に基づきプログラムをするため、協働力も重要になります。
DXに関わる職に就くには
最後に、DXに関わる職に就く方法を新卒と中途の場合に分けて解説します。
新卒の場合
プロデューサーやビジネスデザイナーなどは組織全体を統率する職種のため、経験の浅い新卒社員がこのような職種に就くのは難しいでしょう。新卒の場合、DXに関わる職種に就く方法は理系と文系で分類されます。
理系出身者の場合は、エンジニアやプログラマが大学で学んだことが活かしやすく就職に有利な職種であるとされています。文系出身者に挑戦しやすい職種は、DX求人全体の5割近くを占める、企画や推進のほか、コンサル、営業、顧客サポートなどです。
中途の場合
中途の場合、これまでの経験を活かすことが大切です。
たとえば、DXではなくともITを活用したプロジェクトを進めてきた経験や、ITリテラシーが低い人たちに対して教育した経験があれば、評価してもらえる可能性があります。
また、企業でプロジェクトを統括した経験があったり、社内システムの変革に強い思いを持っているなど、経営視点からの発想を持っている人材も有利になるでしょう。
まとめ
DXに関連する知識や経験がある場合は就職に有利になりますが、そのような知識や経験を持っている人材はまだ希少です。
経験者が少ない今だからこそ、自分が学んできた分野や経験してきた業務を洗い出し、自分が挑戦できる職種を考えることが大切です。
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