映画「マネー・ボール」に学ぶ管理職として人材を活かすための考え方

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2022年10月13日

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管理職としてチームのまとめ方や人材の活かし方に悩んでいませんか?管理職としての考え方でヒントが欲しい時におすすめなのが映画「マネー・ボール」(2011)です。

*下記内容はネタバレを含みます。これからご視聴になる方はご注意ください。

映画「マネー・ボール」について

映画「マネー・ボール」は、野球チームのアスレチックスでゼネラルマネジャーを務めるビリー・ビーン(ブラット・ピット)が、データ分析の専門家、ピーター(ジョナ・ヒル)とともに統計学に基づいたチーム作りに奮闘するストーリーです。

専門家の「経験と勘」が重宝される保守的な野球業界で、データを軸にした彼らの手法は前代未聞。しかし物議を醸しながらも、成果が出るにつれ徐々に彼らの取り組みが認められていきます。

管理職として人材を活かす考え方

映画「マネー・ボール」は、管理職として個人の能力を把握し、発揮させる方法を考えるうえで参考になる映画でもあります。今回は映画「マネー・ボール」から、管理職のための3つの考え方をご紹介します。

考え方1:個人の考えや性格を知る

映画「マネー・ボール」で、インディアンスとのトレード交渉に出向いたビリーは、会議中、相手チームのマネジャーに助言を与える若者ピーターの存在に気づきます。

当初ビリーは彼が有力者の親族ではないかと勘繰りますが、実は彼がデータ分析の専門家だと判明。統計学に基づくチーム運営を語るピーターの考えに可能性を見出したビリーは、彼を自分のチームに引き抜きます。

表面的な印象にとらわれない

表面的な印象だけにとらわれず個人を良く知りましょう。典型的な野球業界人の印象と異なるピーターの話を聞きビリーが感銘を受けたように、個人の情熱や能力は表面的な印象とはまったく異なるかもしれません。まずは、チームの一人ひとりの考えやこだわりに関心があると示しましょう。

業務の合間に雑談を投げかけてみたり、一対一でヒアリングの機会を設けるのも良いかもしれません。理解しようとする姿勢を継続的に見せることが、信頼関係の構築にも繋がっていくはずです。

考え方2:評価基準を見直し充実させる

映画「マネー・ボール」で、ピーターは、優れた結果を残しながらも、打率や打点数など従来の評価基準では高い評価を受けていない選手をリストアップします。

出塁率や四球を見極める選球眼に優れているなど、力はありながらも年俸を低く抑えられる選手を集め、アスレチックスは低予算で能力の高いチームを作り上げます。

現状とのずれや見過ごしている点はないか

評価基準を充実させ、必要に応じて増やすことで人材の得意分野がよりよく理解できる可能性があります。まずは現在の評価基準を見直してみましょう。これまで評価基準をアップデートしてきたか、現状とのずれはないかなどの確認から始めても良いかもしれません。

見過ごしている点はないか、現場での不明点があればメンバーにもヒアリングをしながら必要な点は追加、変更しましょう。また評価基準を定期的に見直す機会を設けるのも一案です。

考え方3:目標や考え方をチームと共有する

映画「マネー・ボール」で、ビリーはいつクビにするかもわからない選手たちに情が移らないようにと距離を置きます。能力ある選手たちを集めたはずが、ビリーの目標や情熱を知らない彼らは覇気もなくチームとしてもまとまりません。

しかし、ある時を境にビリーは選手たちと時間を過ごし、コミュニケーションをとり始めます。ビリーと戦略や目標を話し合うなかでチームにはみるみる活気と一体感が生まれ、試合で結果を残し始めます。

一人ひとりが目標を把握する

チームとしての目標や考え方をメンバーと共有しましょう。ビジョンの共有を通じて、個人の目標や具体的な取り組み方も話し合いやすくなるはずです。メンバーからも目標に対する疑問や不安を共有しやすい環境を作り、個人が心置きなく能力を発揮できる場を目指しましょう。

包括的な評価基準で陽が当たらずにいた選手たちの才能を開花させ、勝利を掴む様子を映し出した映画「マネー・ボール」。観終わる頃には、管理職として日々接しているいつものチームを新しい視点から見ることができるかもしれません。


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