DX時代を生き抜くために欠かせない「リスキル」とは

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2021年10月22日

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最近、色々な媒体で目にする機会が増えた「リスキル(リスキリング)」。それだけ、リスキルへの注目度が高まっていると言えます。

本記事では、リスキルが注目されている理由とその背景を紹介します。

リスキルとは、スキルの再構築

経済産業省が2021年2月に発表した資料*¹によると、リスキルとは「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する(させる)こと」と定義づけています。

DX(デジタル・トランスフォーメーション)時代と言われる昨今、ビジネスのあり方が変わってきています。DX化によって生まれる新しいビジネスモデルや、技術の変化に対応するための、スキルの習得を指す言葉がリスキルです。

*¹出典:経済産業省「リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流―」

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なぜ今、リスキルが必要とされているのか

世界経済フォーラム(ダボス会議)では、「リスキリング革命(Reskilling Revolution)」と銘打ち、社会全体でリスキルに取り組む必要性を訴えています。なぜ今、リスキルが必要なのか、その背景を説明します。

・企業のDX化が加速

企業のDX化が重要視される中、新型コロナウィルス感染症の影響でリモートワークが進み、業務プロセスのデジタル化が急務に。それによって、企業はDX推進に必要なデジタル人材の確保や育成が求められるようになりました。デジタル技術の力を使えるように、従業員のリスキリングの必要性が高まったのです。

・労働力の高齢化

「人生100年時代」と言われるように、定年の延長や高齢者雇用が促進されるなど、これからの働き方を見直す必要がでてきました。企業も、パフォーマンスを上げられない中高年社員に対して、高額な報酬を払い続ける余力は当然ありません。

企業から必要とされる人材でいるためには、スキルや知識の習得をしなければ生き残れない時代になると言っても過言ではありません。

アップスキル、リカレント教育との違い

スキルの習得と聞いて、アップスキルとリスキルは同じもの、似たものとしてよく混同されます。

アップスキルは、現在持っているスキルを向上させる意味を持ち、リスキルは、新しいスキルを身につけることを指します。
両方とも働く上では欠かせないスキルに違いありませんが、DX化が進み、新たに生まれる業務に取り組むために、これから必要とされているのがリスキルです。

また、学び続けるという意味ではリカレント教育も同じですが、リスキルとは意味合いが異なります。
経済産業省の資料では、リカレント教育は「働く→学ぶ→働く」のサイクルを回し続けるありようを指し、新しい学びを得るために、職を離れることが前提になると説明しています。

働くすべての人にとって、リスキルは必要不可欠

ダボス会議では、「技術革新によって数年で8000万件の仕事が消失する一方で、9700万件の新たな仕事が生まれる」と報告されています。

リスキルは、企業が取り組むもの、もしくはエンジニアなどのデジタル領域の専門人材を対象とするものと思われがちですが、デジタル社会で働き続けるには、業務プロセスの多くの場面でデジタルに触れることは避けられません。

働くすべての人にとって、スキルの再構築は必要不可欠なものと言えます。

スキルの習得方法

個人でも、スキルを習得する方法はいくらでもあります。
まずは、更なるデジタル時代の到来に備えるために、デジタル(DX、AI)の基礎知識を学びましょう。

就業している会社に、教育プログラムがないかを確認してみてください。もしなければ、外部のセミナーやワークショップを調べてみましょう。
最近ではDX関連のウェビナーもよく実施されているので、気軽に参加して情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。
また、社会人向けのオンライン学習サービスの活用もおすすめです。

ハードルが高いと感じられたら、今身近にあるデジタル関連の困りごとがないかを思い浮かべてください。
たとえば、「リモートワークをもっと効率よく進めたい」「オンライン会議の運用の仕方」など、小さなものでもいいと思います。学ぶ動機は、より明確なほうがいいでしょう。

自らスキルを再構築していく姿勢が何よりも大切です。

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