育児休暇後の職場復帰のための7つのアドバイス

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2022年5月16日

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育児休暇後の職場復帰は、喜びと同時に困難も伴います。多くの親が、新しく迎えた家族の一員とともに仕事と家庭生活のバランスを取ろうして、さまざまな感情に悩まされています。このような複雑な心理や責任を考えると、職場復帰はかなりたいへんなことのように思えますが、あらかじめ準備できることもあります。 

この記事では、育児休暇後の職場復帰に役立つ、実践的な方法についてご紹介します。

育児休暇後の職場復帰のためのアドバイス

育児休暇明けの職場復帰に向けて準備をしている場合、復帰に向けてやらなければならないことを整理していく中で、働くということに複雑な感情を抱いているかもしれません。 

新しく親になった人の多くにとって、栄養や衛生状態など必要なものに気を配り、赤ちゃんが健やかに成長できる環境を整えることが、何よりも優先されます。そのような大事な育児の責任を他の人に任せ、効率よく仕事をこなしたり、職務に必要なすべてのスキルを期待される職場に復帰し、休暇前と同じような新鮮な気持ちで仕事に取り組むのは難しいはずです。

ただ、赤ちゃんの世話と育児休暇後の職場復帰のバランスを取ることは、必ずしも困難なものとは限りません。仕事への復帰を少しでも楽にするための提案を見ていきましょう。

  1. 正式な復職の計画を立てる。

  2. 職場に連絡し、赤ちゃんのお披露目をする。

  3. 育児のニーズを先回りして考え、試してみる。

  4. 段階的な復職、または在宅勤務をする。

  5. 他の働く親からのサポートしてもらう。

  6. 赤ちゃんの様子を確認するための休憩時間を確保する。

  7. ポジティブ思考で心の準備をする。

1. 正式な復職の計画を立てる

朝晩の生活リズムが育児休暇前とはまったく違うものになることは、復職後の大きなストレスの一因です。

赤ちゃんとの新しい生活では、自分の起床や身の回りのケアだけでなく、赤ちゃんの世話をしながら、同時に出勤準備をするなど、日々の数多くの活動を順序立てて整理し、計画的に行う必要があります。

このストレスは、新しい生活習慣の詳細を事前に計画することで解消できます。検討すべきことは、次の通りです。

  • 朝夕の育児に必要なもの:たとえば、通園に20分かかる保育園に預ける予定なら、朝の通勤時間にはその分も計算に入れておく必要があります。

  • 家を出る前にやっておくべきこと:これは、乳児への授乳や搾乳、保育園用のかばん詰め、予備の服やたくさんのおむつを入れておくなど、色々あります。これらはすべて時間がかかるので、朝のスケジュールを作成することで、育児休暇後の職場復帰のプレッシャーを軽減できます。

  • 平日の夕食をどうするか:普段、あなたが家族の夕食の準備を担当している場合、家族の助けを求めても良いかもしれません。また、事前に食事の計画を立てて作り置きをしたり、週に一度はデリバリーやテイクアウトを利用することで、ストレスを低減できます。

  • いつ、どこで、搾乳するか:職場復帰まで母乳育児をする予定の場合、職場復帰前に指定の搾乳場所を確保できるように、職場に連絡を取ってみましょう。

上記のような正解のない質問に対する答えを考えておくと、新しく親になって復職を予定している場合でも心強く、勇気づけられるはずです。

2. 職場に連絡し、赤ちゃんのお披露目をする

復職に先立ち、職場とのつながりを再び築くために、赤ちゃんをお披露目する機会を作っておくと良いでしょう。職場に挨拶する方法には、次のようなものがあります。

  • メール:赤ちゃんと一緒の写真や、名前の紹介、職場復帰への準備に関することなど、必要な情報を記載したメールをチームに送信してもらうように、上司に依頼しましょう。

  • ビデオチャット:小規模なチームであれば、上司や数人の同僚とビデオチャットをして、赤ちゃんを紹介できます。

  • 直接会う:仕事の邪魔にならないように短時間、赤ちゃんを連れてオフィスを訪ねることができる職場もあります。事前に必ず上司に連絡し、退社時間前の数分、赤ちゃん連れでオフィスに立ち寄っても良いかどうか確認しましょう。その際には、他の女性従業員への配慮が必要かどうか、検討することも大切です。

こうした方法を取ることで、同僚にあなたの新生活の様子について紹介し、もうすぐ復職することを知らせることができます。

3. 育児のニーズを先回りして考え、試してみる

育児は、復職する人にとってより困難な課題の1つです。

新しく親になったばかりの保護者にとっては、育児の質やコスト、スケジュールだけでなく、施設保育か家庭保育のどちらにするのか、または家族や友人に預けるのかなど、さまざまな要素を考慮しなければならないからです。

何を選ぶにしても、実際に試してみることが重要です。たとえば、仕事に復帰する前に、赤ちゃんを一時保育などで保育所に1日預けてみましょう。

そうすることで、職場復帰の前に赤ちゃんを預ける際の最初の不安を取り除き、自分が選んだ預け先が実用的で納得できるものかどうか確認できます。

また、その自由な1日を使って、セルフケアに没頭することも考えてみましょう。育児休暇後の職場復帰を前に髪やネイルを整えたり、静かにコーヒーを飲んだりすることをおすすめします。

出産後の体の変化を感じられるような新しい服を購入するのも、復職初日の自分に自信を持たせる方法です。自分を甘やかす時間を過ごすことで、よりリラックスした気持ちで復帰できるようになるはずです。

4. 段階的な復職、または在宅勤務をする

フレックスタイム制など、柔軟な働き方が可能な職場であれば、段階的な復職や在宅勤務を検討するのも一案です。 

デジタル化が進んだ職場であれば、リモートで働ける場合もあります。最初はパートタイムで復帰し、通常業務に戻るにつれて責任のある仕事を任されるようになるという可能性もあります。また、完全なリモートワークが可能なインフラが整っている仕事もあります。

このような働き方に興味がある場合、上司に相談してみましょう。この会話の準備として、リモートワークの利点について調べ、完全にリモートワークで復帰する前に、育児休暇中に少しずつリモートワークを始めたいと申し出ることが大切です。

5. 他の働く親からのサポートしてもらう

育児と仕事の両立を目指す中で、自分と同じような経験をしていない人と関わることが難しくなり、サポートを見つけることが困難に思える時もあります。

そのような場合は、同じような境遇にいる人たちとつながり、ネットワークを広げると良いでしょう。

上手にネットワークを広げる方法はたくさんあります。 

職場の働く親たちに、ランチミーティングをする「働く親の会」を作りたいと相談してみるのも方法の1つです。

職場にまだそうしたグループがない場合は、特におすすめします。また、SNSやグループ検索サイトなどのオンラインリソースを利用して、近くに同じような支援を求めている人がいないか、確認してみても良いでしょう。

病院や非営利団体など、住んでいる地域にも、働く親を対象とした支援グループの情報があるかもしれません。

6. 赤ちゃんの様子を確認するための休憩時間を確保する

復職後の移行期間のストレスを緩和するため、毎日決まった時間に休憩を取り、子供の世話をしてくれる人と連絡を取り合うのは良いアイデアです。保育施設によっては、勤務中に子どもの写真をメールで送ってくれるところもあります。保育士に相談し、どんな選択肢があるか確認してみましょう。

7. ポジティブ思考で心の準備をする

育児休業から復職する際、精神面の準備は難しいものですが、考え方や行動を少し工夫することで乗り切ることができます。たとえば、復職後にデスクに戻った初日に、「仕事をもう辞めよう」と思う瞬間が何度もあるのは珍しいことではありません。

しかし、多くの働く親にとって、仕事を辞めるという選択肢はありません。辞めたいと思ったときには、働くことのメリットを考えて乗り切りましょう(主要なメリットとして、給与を含めることをお忘れなく)。

あなたにしかできないことで、職場に貢献しているのは何か、ここで改めてリストアップしてみるのも良いアイデアです。

そうすることで、職場での自分の価値に気づくことができます。人生の転換期を迎えていることを理解すれば、仕事を辞めたいという一時的な感情は薄れていくものです。

また、「復職後初めて企画書を提出した」「新しいマーケティングキャンペーンのアイデアを出した」など、どんな小さな節目でもすべて祝うようにしましょう。

働くことへのネガティブな考えを払拭するもう1つの方法は、仕事への復帰を「問題」ではなく、キャリアにおける「チャンス」として捉えることです。

親になったあなたは、職場で必ず役に立つ新しいスキルをすでに身に付け始めています。整理整頓、計画性、マルチタスク、献身的なサービスなど、子育てで磨かれるソフトスキルは多岐にわたります。復職は、以前の役割で新しいスキルを発揮する機会を提供してくれているのです。

最後に、復職に慣れていく間は、自分に優しくすることを忘れないようにしましょう。子育てと仕事は、どちらもやりがいがあると同時に、たいへんな作業でもあります。厳しいことを要求されるときこそ、自分に優しくすることで、考え方を変えて乗り切りましょう。 


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