キャリア開発

キャリアアップのための目標設定

キャリアアップを目指すなら、具体的で測定可能な目標設定をすることで、成果を達成するまでの道筋をつけることができます。特定のタスクやプロジェクトを実行する時でも、個人的な事柄でも、目標設定は役に立ちます。昇進、創造性、教育、その他様々な分野において、自分の人生やキャリアを向上させる際にも重要になります。

では、目標を設定することがなぜキャリアアップにつながるのか、どのような目標を設定することが良いのか、目標の設定方法について見ていきましょう。

目標設定はなぜ大切なのか

目標を設定することは、マイルストーンを達成するための枠組みを提供します。人生でやりたいこと、成し遂げたいことを見つけることは、素晴らしいスタートになります。目標設定が、実際にそれを実行するための道筋となるのです。目標設定には、短期的・長期的な2種類の目標があります。

短期的な目標とは?

短期的な目標とは、より大きな長期的な目標を達成するために設定する、目先の目標のことです。マイルストーンや飛び石のようなものと考えてみてください。通常、数日や数ヶ月から、1年や2年といった短い期間で設定されます。短期的な目標の例としては、小さなタスクやプロジェクトを完了させること、経験を積むこと、レッスンを受けることなどが挙げられます。短期的に達成したことは、長期的な目標を達成することに繋がります。

長期的な目標とは?

長期的な目標とは、通常、数年かけて達成したい大きな目標のことです。長期的な目標を達成するためには、いくつかのマイルストーンを設定し、途中で短期的な目標を設定することで達成します。
長期的な目標には、特定の職業に就くことや、昇進すること、長期的で複雑なプロジェクトを完了することなどがあげられます。

個人目標の設定

私生活でも、目標を設定することは有効です。趣味、健康、教育など、様々な分野の上達に役立つことでしょう。また、私生活での目標設定が、キャリアにおいての成功にも繋がることがあります。

プライベートで楽しんでいる趣味や向上させたいスキルの経験を積むことが、仕事にも良い影響を与えるかもしれません。例えば、応募予定の求人に関連することであれば、履歴書に記載できます。また、私生活で向上したいことに時間を費やすことは、ワークライフバランスに気を配り、集中力を高め、仕事に活力を与えるでしょう。

個人目標の一例:

  • 楽器の演奏・スポーツでのパフォーマンス向上
  • グラフィックデザイン・パブリックスピーキングなどのスキルアップ
  • 特定の分野についての知識の蓄積
  • 人間関係の構築や改善
  • 貯金や大きな買い物のための経済的な数値目標
  • マラソンの完走やフィットネス・チャレンなどの健康目標

キャリア目標の設定

キャリア目標を設定することは、特定のタスクやプロジェクトを完了させることにも、個人的なキャリア目標を達成することにも有益です。会社や上司から目標設定の具体的な枠組みが設定されていない場合や、自営業やフリーランスの場合、自分自身で目標を設定することができます。キャリア目標を設定する際は、現在の状況と長期的なキャリア形成の両方に対応するか確認する必要があります。

キャリア目標の一例:

  • 特定のポジションへの昇進
  • 大型プロジェクトの完了
  • 複雑な問題解決
  • ソフト・テクニカルスキルの向上
  • 転職や異業種転職での成功
  • 表彰や実績の評価の獲得

目標の設定方法

目標設定にはいくつかの方法がありますが、成功の可能性を最大限に高めるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。目標を達成可能なものにするために、5つの重要な要素が必要です。これら5つの要素は、SMARTゴールフレームワーク“SMART goal” として知られています。SMARTとは、具体性(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、関連性(Relevant)、期限(Time-based)を意味します。それでは、SMART目標の設定方法を詳しく見ていきましょう。

1. 目標をできるだけ明確に、詳細にしましょう。

例えば、「人前で話すのが上手になりたい」のではなく、「50人以上の聴衆に10~15分のプレゼンテーションを成功させたい」と言い換えてみましょう。

2.どのように成功を評価するのか明確にしましょう。

例えば、営業職からマーケティング職への転職を希望する場合、マーケティング企業が求めているスキルや経験をどのように開発すればいいのかというマイルストーンの設定が良いでしょう。そのためには、1ヶ月に1つのスキルを習得し、それに焦点を当てて測定するように目標を設定すると良いでしょう。

3. 目標が達成可能かどうかを確認しましょう。

無理のない期間内に達成可能な目標を設定することで、モチベーションと集中力を維持することができます。目標の全容を事前に把握して、達成可能かどうかを確認するように努めましょう。

例えば、始めはディベロッパーの仕事に就いていて、目標はシニアのディベロッパーになることだとすれば、大きな目標に到達する前に、より小さく短期的な目標を設定する必要があるでしょう。経験不足で目標が達成できない場合は、さらに経験を積むことが新たな目標の一つになるはずです。

4. 目標に関連性があることを確認しましょう。

自分の価値観に沿っていて、長期的な目標に貢献できる目標を設定しましょう。設定した目標は、関連性があり、意味のあるものでなければなりません。関連性のある目標を設定しているかどうかを確認するために、この目標を達成することが自分にどのようなメリットをもたらすのか自問自答してみましょう。この目標を達成することで、更に大きな長期的な目標に役立つのか?なぜこの目標は私にとって重要なのか?などといったように再度確認してみましょう。

5. 開始日と終了日を設定しましょう。

目標を達成するためのタイムラインを設定することは、モチベーションを維持し、スケジュールを守るのに役立ちます。目標の終了日を設定する前に、途中で遭遇する可能性のあるマイルストーンや障害物をすべて確認しておきましょう。例えば、あなたの目標が会社で次のレベルに昇進することであれば、半年の猶予が必要かもしれません。目標が達成できていない場合は、延長したり、達成可能で現実的な目標なのか再考してみましょう。

私生活での目標とキャリアの目標の両方を設定することで、成功への道筋が見えてきます。多くの企業は、目標を設定し、達成した実績を持つ候補者を評価します。それは、集中力があり目標志向の人間であることを示すからです。面接では、目標について質問されるケースが多いため、選考を受けている段階であれば、自分の目標や目標達成のために何に取り組んでいるのか、予め話せる準備をしておくと良いでしょう。

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