企業のDX化が加速!アナログの方が身につけるべきスキルとは?
著者Indeed キャリアガイド編集部
投稿:2021年9月22日
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近年、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が加速しています。そのなかで、「自分はアナログ派だから取り残されないか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、DX化による仕事の変化や、今のうちに身につけておくべきスキルを紹介します。
そもそもDXとは
DXとは、IT技術やデジタル技術を浸透させることで、製品やサービス、企業のビジネスモデル、人々の生活をより良いものへと変える概念を指します。
IT化と混同されがちなDXですが、DXの目的はビジネスモデルや生活自体を変革することであり、DXを実現するための手段がIT技術です。
DXにより、業務の効率化のみならず、新たなビジネスの創出のきっかけをつかんだり、労働力不足の解消に対応できるなど、さまざまなメリットがあります。
DX化による仕事の変化
DX化による仕事の主な変化は以下の3つです。
紙で行っていた仕事のクラウド化
リモートワークの普及
デジタルに特化した職種の増加
まずはご自身の仕事にどのような変化があるかを把握するだけでも、今後身につけておくべきスキルが想像しやすくなります。
紙で行っていた仕事のクラウド化
DX化により、今まで紙で行っていた仕事のクラウド化が進みます。クラウドツールには、マーケティングツールや営業管理ツール、文書管理システム、生産管理システムなどさまざまなものがあります。
クラウドツールの導入により、今まで紙面上で行っていた業務も早く処理でき、業務効率も向上するはずです。
リモートワークの普及
新型コロナウイルスの影響により出社する機会が少なくなり、自宅でリモートワークを行う人も増えてきました。
その流れに合わせて、リモートワークを行う社員の勤怠管理をツールを用いて行うなど、企業のDX化も広がっています。チャットツールやWeb会議システムなどの活用もこれまで以上に増えることが予想されます。
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デジタルに特化した職種の増加
DX化が進むと、文字入力や機械の操作などの単純作業といわれる業務がAI(人工知能)に取って代わられると言われています。DX化により、マーケティング戦略や新しい商品、サービスの開発など、人間にしかできない職種の需要が増加する可能性が高いです。
DX化に伴い、今のうちに身につけるべきスキル
DX化に伴い、いきなり高度な技術を身につけようと思ってもなかなか難しいでしょう。アナログ派の方が身につけておきたいスキルは次の3つです。
クラウドツールの活用スキル
資料作成スキル
基礎的なデータ活用スキル
最低限これらのスキルを身につけると、DX化が進むなかで取り残されてしまうリスクを防ぐことができます。
クラウドツールの活用スキル
現在すでにさまざまなクラウドツールが生まれています。
SlackやChatworkといったコミュニケーションツールはもちろんですが、契約書をクラウドサインで記入したり、会計ソフトにfreeeを導入したり、プロジェクト管理にBacklogを活用している企業も珍しくありません。自社でDXを強化するか否かにかかわらず、クラウドツールが今後ますます世の中に広がっていくと思われます。
新しいツールを社内で導入するたびに使い方がわからずに取り残されてしまい、最終的には自分より若い新入社員に教えてもらうという事態は避けたいはずです。
そんなことにならないように、クラウドツールの操作に慣れておくのが大切です。
マニュアルを読み込むのももちろん必要ですが、まずは抵抗を持たずに実際に触ってみて感覚的に身につけていくことが、ツールを使いこなすうえでの近道です。
資料作成スキル
DX化に伴いリモートワークが普及すると、非対面のコミュニケーションが増えるので、資料をまとめて共有データとして保存したり、資料にもとづき議論を進めることも増えます。
そのため、誰から見てもわかりやすいと思ってもらえる資料作成スキルを身につけておく必要があります。資料作成に慣れていない方は、まずはPowerPointやExcelで簡単な資料を作る練習をするところから始めましょう。
基礎的なデータ活用スキル
企業のDXは、収集したデータを分析して足りないものを補うことで初めて実現できるため、あらゆる職種でデータ活用スキルが必要になります。
データサイエンティストやAIエンジニアなどのDXに関連するデジタル技術やデータ解析に精通した人材が求められていますが、そこまでの分析能力はなくとも、収集したデータをもとにグラフを作成するなど、基礎的なデータ活用スキルを身につけることでDX化の流れについていけるでしょう。
まとめ
DX化により、私たちの生活だけでなく仕事内容や働き方も変化します。DX化に取り残されないよう、まずは基礎的なITスキルを習得しましょう。
「自分はアナログ人間だからできなくても仕方ない」と諦めるのではなく、積極的にITやデジタルに触れることがDX化の流れについていくうえで大切です。
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