【スモールステップ】やる気を維持しながら目標に近づく方法

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2022年10月20日

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スモールステップ

やる気やモチベーションを維持するのは、仕事に取り組む上でとても大切です。しかし、具体的な目標があるにもかかわらず、やる気が続かずに途中で諦めてしまう人は少なくありません。なぜなら、目標に向かって走り始めたものの、思った以上にゴールまで遠かったりハードルが高かったりして、途中で息切れしてしまうからです。

そんなときに上手く活用したいのがスモールステップ法です。本記事では、無理なく、やる気を維持したまま目標達成に向かえる、スモールステップ法をご紹介します。

小さな成功体験を積み重ねるメソッド

スモールステップとは、米国の心理学者スキナー氏が提唱した「プログラム学習(programmed instruction)の5原則」のひとつです。学習の難度があがるなかで離脱しないように、目標を細分化して優しい内容から少しずつ取り組んでいく学習メソッドです。

昨今では子どもの学習だけでなく、ビジネスの現場で用いられることも多くなりました。長期的に取り組む大規模プロジェクトや、マネージメントの場面で応用されています。

「できた」という達成感がやる気を引き起こす

目標が大きいと、たとえ前に進んでいても辿り着くのに時間がかかるため、やる気が続かず、モチベーションを高めるきっかけを掴むのが難しくなります。目標を細分化して着実に進めることによって、「できた」という達成感が得やすくなります。達成感がやる気を引き起こし、成功体験の積み重ねが自信につながっていきます。

細分化によってやらないといけない業務も明確になるので、「まだまだ目標まで遠い」と思うよりも心理的な負担が軽くなります。また、やるべき内容がはっきりしていると、もしつまずいても原因に気付けるため、解決策も探しやすくなるでしょう。

ポイントは手が届く目標設定

では、ビジネスの現場で実際にどのように活用すればいいのかをお伝えします。まずは、最終目標に向かってやるべき業務を細かく分類していきます。そして、分類したタスクそれぞれに締切を設定します。ポイントは、ちょっと頑張ればクリアできそうなタスクから手をつけていくことです。

イメージしやすいように、スモールステップの実践例をご紹介します。

例:時間にルーズな部下へのマネージメント

提出期限を守らなかったり、会議に遅れてきたりする部下に対しては、できない原因をまずは一緒に探ってみましょう。もしかしたらメールを見ておらず、期限や開始時間の把握ができていないのかもしれません。

その場合、ミーティングでチームメンバーの予定を共有し合うルールにすると、報告のためにメールをちゃんと確認する意識が強まります。さらに共有カレンダーに予定を反映するように指導すれば、人の目を気にしてより時間を守ろうとする意識が強まっていくでしょう。

例:営業予算を達成したいとき

たとえば、月の予算が1,000万円の場合、仮に1日の予算目標を35万円に設定します。その予算を達成するための目標を、販売個数やアポイント件数、リターン率など具体的な数値で出してみましょう。「親しい顧客に、営業電話やメールをする」「オプション商品を積極的に提案する」など、やるべき業務が具体的に見えてくるようになります。

オフィスの壁やホワイトボードに、棒グラフで営業成績をあらわした光景を映画やドラマで見かけた人もいると思います。このように、タスクと達成具合を可視化すると、より意欲が高まります。タスク管理ツールやアプリを利用するのもおすすめです。

大事なのは、ステップごとに評価する「振り返り」

そして、目標に対して達成できたかどうかを定期的に振り返りましょう。もし設定した目標が高く、困難だと感じたら目標を再設定します。やる気を継続するためにも、ステップごとに評価していくことが大事です。

スモールステップは、あらゆるシーンで活用できます。目標に対してやる気が起きない、頑張れないと感じたときは、まずは目標を細分化するところから始めてみましょう。


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