入社後に会社とのミスマッチが起こってしまう原因とは?予防対策も解説

更新:2022年8月7日

会社とのミスマッチに不安を感じる人のイメージ

就職、転職活動をしてもし入社後にミスマッチが起こってしまったらとの不安から、つい妥協してしまったり、一歩踏み出せずにいたりする方も少なくありません。

本記事では、入社後に会社とのミスマッチが起こってしまう原因と予防方法を解説します。

新しい環境でも自分のやりたいことができるよう、本記事を参考にしてください。

Indeed で求人を探す
パート・アルバイトの求人
Indeed で求人をもっと見る

ミスマッチとは

ミスマッチとは、会社の方針や文化、仕事内容などと、自分のありたい姿が著しく合っておらず、適応困難な状況を指します。

本来なら、内定(入社)承諾する前に気がついて、内定辞退する、労働条件などを交渉するなどの対処をするべきでしょう。

もし、入社後にミスマッチが明らかになった場合でも、諦める必要はありません。

自分にとって受け入れ難いミスマッチは何か、どういった点が改善されればミスマッチを解消できるか、具体的に考えてみましょう。

ミスマッチによるリスク

自分に不一致な会社や組織に属したり、仕事内容が不一致であることは、さまざまなリスクを抱える可能性があります。

仕事のモチベーションが下がる

希望していた仕事内容とは違う業務を任された場合、はじめは我慢して取り組んでいても、長く続くとやる気が出なくなり不満ばかり募ってしまい、仕事や労働自体へのモチベーションが下がってしまう可能性があります。

思ったように成果を出せない

組織の文化がミスマッチだったなどの場合、職場の人間関係や雰囲気に馴染めず、必要な情報なども入手しづらくなって、実力を発揮できない状況に陥ってしまうため、思ったように成果を出せない展開も起こり得るでしょう。

心身のバランスを崩してしまう

新しい仕事や職場環境に対して、我慢や不満が募ったまま、改善の見通しが立たない期間が長くなると、ストレスを抱えこんでしまい、夜になっても眠れなくなるなど、心身のバランスを崩してしまう可能性もあります。

早期退職に繋がる

せっかく転職活動して就職した会社だから長く在籍したいと思っていたのに、さまざまなミスマッチがあると、「想像と違った」と早期退職する恐れがあります。

早期退職は次の転職活動で「なぜ短期間でやめたのか」と、マイナスの印象を与えかねません。

ミスマッチが起きる原因

ミスマッチを引き起こす原因には、一体どういったものがあるでしょうか。

企業風土

企業理念や経営方針など、企業が大切にしている風土や文化と、自分自身の価値観や大事にしたいものが、異なる方向を向いている場合に起こります。

雇用条件

残業時間や有給取得などの働く時間や、報酬や手当などの雇用条件と、理想のワークライフバランスがかけ離れたものである場合に起こります。

仕事内容

希望していた職種や仕事内容とは異なる業務に配属された、任された仕事に必要なスキルが不足しているなどで、ミスマッチが起こります。

人間関係

入社前に面接担当者はじめ社内の人から受けていた印象から、期待していた人間関係とは一線を画するタイプの人が同じ部署やチームにいた場合に、ミスマッチを感じやすいでしょう。

ミスマッチを防ぐための対策

入社後に会社とのミスマッチが起きないように、面接や選考の段階でミスマッチを防ぐための対策を紹介します。

入社後にミスマッチが明らかになった人も、今からさらに具体的な情報を集めて、前向きにミスマッチを解消できる余地があるかどうか、探ってみましょう。

多方面から情報を集める

企業風土や文化は、人材募集の内容など「企業発信」の情報をいくらたくさん集めても、実態は見抜きにくいです。

転職エージェントを介して積極的に企業風土などを聞いておく、企業に勤めている人が友人や知人にいないか探して意見を求める、同じ業界で働く人に企業イメージを尋ねるなど、多方面から情報を集めるようにしましょう。

働き方の実態を具体的に把握する

雇用条件とのミスマッチを防ぐためには、従業員の残業など働き方の実態を、求人票以上に可能な限り具体的に把握しましょう。

部署やポジションごとの傾向や、時季による変動、月平均値など、数字を用いて具体的にヒアリングするように心がけましょう。

また、昇進や昇給も、どういった成果を達成した場合に可能になるのか、具体的に把握しておくと入社後に活躍するイメージを描きやすいでしょう。

前任者の辞めた理由を尋ねる

すでに退職した前任者の補填としての求人に応募する場合は、なぜ後任者が決まる前に辞めてしまったのか退職理由を引き出せば、就職後に不満を抱えそうなポイントがわかるでしょう。

前任者がどういった業務を、誰と連携して、どう遂行していたのか、仕事内容を並行して詳しく尋ねると、業務の本当の大変さを推察できるため、転職エージェントや人材派遣会社など企業との仲介人がいる場合は、担当者に聞いてみてください。

また、具体的な業務内容を明らかにすれば、入社前に自分に不足しているスキルを突き止めてスキルアップを図り、ミスマッチを克服できる可能性があります。

社内コミュニケーション方法を聞く

入社後、早期に活躍するためには、社内での良好な人間関係の構築が欠かせません。

上司との1on1面談はあるのか、業務上の悩みを相談する方法、飲み会や部活動などの社外活動はあるのかなど、社内でのコミュニケーション方法を尋ねて、自分が馴染めそうかどうかを判断しましょう。

まとめ

ミスマッチとは、会社の方針や文化、仕事内容などと、自分の理想が合っていないために、適応困難な状況を意味します。

本記事で解説したミスマッチの原因と予防対策を参考にして、面接や選考に段階でしっかりと情報を集め、「自分に本当に合っているかどうか」「自分の理想を実現できるかどうか」と、自分軸で企業を見極めてください。

シェアする
Indeed で次の仕事を見つけてみませんか求人を検索する

関連記事

新しい職場に慣れるまで時間が必要!転職後の不安を解消

こちらの記事もおすすめです