ハッカソンとは?目的やメリット、注意点も解説

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2022年8月2日

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ハッカソンに参加しているイメージ画像

国内外のIT企業では、自社の組織力向上やオープンイノベーションを目的として、ハッカソンが行われています。

ハッカソンは、社内はもちろん社外の参加者と一緒に、与えられたテーマに沿ってプログラミングなどを行うイベントです。日本でもIT企業や政府主催でのイベントも開催されています。

本記事では、ハッカソンの意味や目的、実施によるメリットと注意点、ハッカソンの流れを解説します。

ハッカソンとは?

ハッカソンとは、「ハック(hack)」と「マラソン(marathon)」の言葉を組み合わせた造語です。

ソフトウェア開発に関わるエンジニアやデザイナー、UI設計者などが、数時間や数日などの短期間でマラソンのように集中的にプログラミングを行なって、アプリやシステムなどの開発成果を競い合うイベントです。

なお、ハッカソンは、ソフトウェア開発だけでなく、特定のテーマやプログラミング言語の学習などを目的として行われる場合もあります。

海外では、GoogleやAppleなどによるハッカソンが有名ですが、日本では、内閣府地方創生推進室主催で「RESASアプリコンテスト」と呼ばれるハッカソンが開催されるなど、IT人材の必要性が高まっているなかで知名度が向上しつつあります。

ハッカソンの目的

ハッカソンは、企業内だけでなく外部からの一般参加や産学連携などさまざまな形で行われています。ハッカソンを行う目的は、大きく分けて4つあります。

コミュニティの創造

ハッカソンの実施により、社内外の人材交流や、新しいコミュニティの創造ができます。

また、社内での連携強化や情報交換などのコミュニケーションの円滑化、他社との業務連携などを図れます。

知名度の向上

社外の人を交えてハッカソンを実施すれば、参加者に自社を知ってもらう機会を増やせる上、知名度の向上につながります。

自社の製品やサービス、自社技術やどういった人材が働いているかを把握してもらえば、ダイレクトリクルーティングの手段として人材採用にも活用されます。

新規事業の創出

ハッカソンは新製品開発や新規事業の創出の場にもなります。

社内ハッカソンでは、部署横断的にいつもと違うメンバーでチームを組む場合もあり、通常の作業から離れて新しい意見交換も生まれます。

社外の人と行うハッカソンでは、アプリ開発などへの発送やアプローチが異なる人々との交流によって、新しい発想が生まれるケースもあるでしょう。

IT人材の育成

ハッカソンは、IT人材の育成の場にも活用されます。

ハッカソンはアプリ開発などのテーマに沿って、さまざまなメンバーがプログラミングを行うイベントです。

チームメンバー同士で計画を立てて、新しい技術やフレームワークに触れながら意見交換や相互サポートなどを行うため、実践を通してIT技術のレベルアップにつなげられるでしょう。

ハッカソンのメリットと注意点

ハッカソンは、企業の知名度向上やコミュニティ創造など、さまざまな目的を持って実施されます。

ハッカソンを行うメリットや実施に際しての注意点を解説します。

ハッカソンのメリット

ハッカソンを実施するメリットには、以下のようなものがあります。

最新技術や知識に触れる機会を設けられる

ハッカソンでは、自社で行なっている製品開発とは異なる技術テーマを設けて実施されるイベントもあります。

たとえ自社にない技術テーマであっても、外部講師の教育や、社外のエンジニアが参加する場合もあります。

エンジニアにとって、新しいプログラミング言語やIT技術に触れられる点は大きなメリットでしょう。

組織力の向上につながる

ハッカソンは、チームメンバーで協力して、最終的に成果物を作成した上でプレゼンを行います。

今まで交流がまったくなかった人とチームを組む場合もあるため、社員同士のコミュニケーションが活性化して、組織力が向上するメリットがあります。

イノベーションが生まれやすくなる

ハッカソンで構成するチームには、多種多様な人材がいます。

成果物作成に向けてさまざまな意見交換を行うため、自分だけでは思いつかなかったようなアイデアが生まれる場合があります。

ハッカソンのチームでの経験が、実際の業務に戻った際にも、今までにないイノベーション創出につながるきっかけになる可能性もあるでしょう。

ハッカソンの注意点

ハッカソンを実施する際は、メリットが得られるような開催内容にする必要があります。

たとえば社内で開催する際には、今まで一緒に仕事をした経験がないメンバー同士で、お互いに学びがあるように、能力差を考慮したチーム編成が必要です。

取り扱うテーマも、自社の既存技術にこだわり過ぎず、外部講師を招くなどして新規技術にチャレンジする姿勢も大切です。

社外の参加者を募る際には、可能な限り多種多様な人が参加しやすいように、特定のエンジニアに限定しない開催案内を作成すると良いでしょう。

ハッカソンの流れ

ハッカソンを実施する際の、おおまかな流れを紹介します。

1. ハッカソンの企画作成

まずは、ハッカソンの実施内容を計画します。

開催日と開催場所、参加対象者を社内限定にするか社外も含めるかはもちろん、プログラミング言語設定などを含めたテーマ設定、最終的なゴールなどを定めます。

2. 参加者の募集

企画作成が終了したら、参加者の募集を行います。

3. チーム編成

チーム編成は、偏りがあると本来の目的であるコミュニケーションやイノベーションの創出につながらない恐れがあるので、プロフィールを見ながら振り分けましょう。

4. コーディングなどの作業実施

各チームに実際にコーディング作業に入ってもらいます。

質問を受けつつ、各チームの進捗状況をフォローしましょう。

5. 成果物プレゼン

成果物のプレゼンテーションを行なってもらいます。

プレゼンで終了しても良いですが、選考を行うとイベントが盛りあがるでしょう。

6. フォローアップ

参加者の感想をアンケートなどで集めた上で、ハッカソンの実施結果の振り返りを行いましょう。

参加者が実務にどう活用できているかフォローアップを行いつつ、次のハッカソン開催に生かします。

まとめ

ハッカソンは、社内外のエンジニアなどがチームを組んで、与えられたテーマに沿ってアプリ開発などを行うイベントです。

ハッカソンの実施によって、コミュニケーションの円滑化、組織力の向上、オープンイノベーションにもつながるでしょう。

ハッカソンを通して新しいプログラミング言語やIT技術に触れられるなど自分のITスキル向上も見込めるので、積極的に参加しましょう。

本記事で紹介されている第三者企業は、Indeed と提携しておりません。

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