リファレンスチェックとは | 確認されるポイントや質問例を紹

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2022年7月19日

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人事担当者と求人応募者のイメージ画像

中途採用の選考などで行われる「リファレンスチェック(職歴調査)」。

転職を考えている人なら聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

リファレンスチェックが実施される方法は「求職者がリファレンス先を紹介する」「企業側がリファレンス先を探す」の2つに分かれます。

本記事では、リファレンスチェックの意味、よく聞かれる質問の具体例などを紹介します。

リファレンスチェックの意味

リファレンスチェック(ReferenceCheck)とは、企業が中途採用の選考過程で行う「経歴調査」のことで、応募者の前職での働きぶりや人物像などを確認する調査方法です。

よく似た言葉に「前職調査」がありますが、前職調査は応募書類に虚偽がないかを裏付けるために行われるもので、リファレンスチェックとは性質が異なります。

欧米では以前から行われているリファレンスチェックですが、近年では日本国内でも外資系企業、大企業を中心に導入されています。

リファレンスチェックを行う企業側の目的は?

中途採用をする企業側がリファレンスチェックを行う目的は、主に2つあります。

  • 面接や応募書類で確認できない情報を補完する

  • 入社後の齟齬による早期退職を防ぐ

応募書類や面接の補完

企業は、履歴書や職務経歴書から、応募者が今まで従事してきた業務や営業実績などを確認できますが、「応募者の働きぶり」など定性的な部分を把握するのは困難です。

また、面接の場面では応募者は事前に想定質問を考え、それに対する答えを準備して臨むため、いくらベテランの面接官だとしても、限られた面接時間では応募者の人柄を十分に把握するのは困難です。

リファレンスチェックを行えば、前職での勤務態度や業務への取り組む姿勢など、応募書類には書かれていない情報を把握できます。

早期退職の予防

企業が求める人材像と、応募者が抱く理想の企業像、いずれかにずれがあると、早期退職につながる要因になり得ます。

企業と応募者の認識の齟齬をなくし、早期退職を予防する目的でもリファレンスチェックが行われるケースがあります。

前職での実績に偽りがないか、人物像に問題がないかなどを確認できるため、リファレンスチェックは主に企業側が採用後のギャップを少なくするために役立ちます。

リファレンスチェックの方法

リファレンスチェックの方法は、2パターンあります。

「求職者がリファレンス先を紹介する」方法が一般的ですが、採用を検討している「企業側がリファレンス先を探す」場合もあります。

求職者がリファレンス先を紹介する場合

求職者自身がリファレンス先を紹介する場合、前職の上司を2名程度推薦するのが一般的です。企業側から「このような関係性の方を紹介してほしい」とオーダーされる場合もあります。

その後、求職者から前職の上司などに対して事前にリファレンスチェックへの協力をお願いし、了承を得たのちに紹介の流れとなります。

紹介後は応募した企業の人事担当者から紹介者である前職の上司などに対して電話やメール、もしくは書面で聞き取り調査が行われます。

企業側がリファレンス先を探す場合

原則、企業側がリファレンス先を探す場合でも求職者の同意は必要です。

一方的なリファレンスチェックは実施されませんが、企業が直接聞き取りを行う、またはリファレンスチェックを代行する調査会社をとおして行われる場合もあります。

チェックされるポイントと質問の例

以下では、リファレンスチェックでよく確認されるポイントと具体的な質問例を紹介します。

  • 勤務実態

  • 勤務態度

  • 周囲との関係性

勤務実態

「勤務期間」「部署、役職」「業務内容」「実績」など、応募書類に書かれている内容の確認、および応募書類だけでは十分に把握できない「会社(前職)側の評価」を確認します。

【質問例】

Aさんの御社での勤務期間は、いつからいつまででしたか。

Aさんの所属されていた部署、役職を教えていただけますか。

Aさんは◯◯の業務に◯年間従事されていた、ということでお間違えないですか。

Aさんの御社での営業成績について、可能な範囲で教えていただけますか。

勤務態度

前職での勤務態度は応募書類や面接で把握できない情報のため、質問されやすい傾向にあります。

【質問例】

Aさんは、遅刻、欠勤はどの程度されていましたか。

Aさんは仕事に意欲的に取り組まれていましたか。

Aさんの得意分野、苦手分野はどんなところですか。

Aさんは業務内で問題が発生した際、どのように対応されていましたか。

周囲との関係性

入社後に社内の人間関係をうまく構築していけるかどうかを判断するために、前職での周囲との関係性もよく聞かれる項目です。

【質問例】

Aさんは周囲の方とうまくコミュニケーションをとっていましたか。

Aさんは気が短い方ですか。長い方ですか。

Aさんが在職中、人間関係でトラブルを起こされたことはありましたか。

Aさんと一緒に働かれて「良かった」と感じられたことはありますか。

まとめ

転職活動でのリファレンスチェックは、過去の経歴を調査されるため、マイナスに感じる方もいるかもしれません。

しかし、入社後のギャップを軽減できるため、結果的に双方にメリットのある調査方法です。

求職者自身がリファレンス先を紹介する際には、お願いする相手に丁寧に依頼し、よく確認されるポイントを事前に伝えてリファレンスチェックが円滑に行われるように働きかけましょう。

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