中間管理職に求められる能力とは?高める方法も紹介

更新:2022年8月24日

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中間管理職と聞くと、組織のなかで上司と部下の板挟みになるために、ストレスのかかる大変な役割と考える方もいるのではないでしょうか。

また、組織が中間管理職に求める能力は多くありますが、中間管理職を担う人たちが自分自身の成長を遂げていくためにはどうすれば良いか、知らない方も多いと思います。

本記事では、中間管理職に求められる能力と、能力を高める方法を紹介します。

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中間管理職とは

中間管理職とは、組織で上司の指揮のもと、部下のマネジメントを担う役割を指します。

上司と部下の間で挟まれていることから「中間」と位置づけられ、部下をマネジメントする役割を担うため「中間管理職」と呼ばれます。

一般的な組織では、課長や部長のような役職に就いている社員が中間管理職に該当します。

経営層の方針を受けて、自分の考えをとりいれて部下に指示する役割を担っています。日頃から上位者と部下の間に立って、両者の意見調整役として動く場合もあるため、パイプ役として活躍します。

中間管理職に求められる能力

以下では、中間管理職に求められる能力を紹介します。

コミュニケーション能力

中間管理職は組織内で上司と部下の間に立つため、双方と信頼関係を構築し、意見を言い合える職場環境を作りあげるコミュニケーション能力が求められます。

日頃から関わる人たちの話を傾聴し、相手に伝わるような伝達が欠かせません。

昨今では、リモートワークの職場も増えて社員同士のコミュニケーションがとりにくい状況になっているため、中間管理職が積極的にコミュニケーションをとる姿勢が求められています。

課題解決能力

中間管理職には、職場全体を俯瞰して業務の進め方や人材育成の課題を発見し、解決する能力が求められます。

また、自分や部下が効果的かつ効率的に業務遂行できる状況にする必要があります。

人材育成能力

組織が成果を出すためには人材育成が不可欠です。中間管理職は、自らを補佐できる能力を有する人材を育成する必要があります。

部下に仕事を委ねて成長の機会を与えるとともに、モチベーション向上のための支援も必行わなくてはなりません。

部下一人一人の特性や能力を見極めながら、個々人に適した育成を行う力が求められます。

意思決定能力

中間管理職の仕事では、危機管理や重大な問題の解決のために、難しい決断を求められる場面もあるため、意思決定能力は重要です。

また、日々多くの課題に直面する立場のため、細かな判断や決定を行うことも多くあるでしょう。

中間管理職の能力を高める方法

先述のように、中間管理職には多くの能力が求められます。以下では、それらの能力を高める方法を紹介します。

個々人に合わせたコミュニケーションを心がける

コミュニケーション能力を高めるには、相手に合わせた言動を心がける必要があります。

相手の状況や性格に応じて伝え方を変えたり、話をじっくり聴いたりするなど、コミュニケーションのとり方を工夫しなければなりません。

人材を育成する際にも、部下の特性を見極めてそれに合わせた接し方が求められます。日々人をよく観察し、想像力を働かせて行動しましょう。

上司の視点で考える

職場の課題を解決するためには、現状の立場で考えていてもなかなか解決策を立案できないでしょう。

部長や課長の役職についている人は、上司の経営層の視点に立って、どうすれば組織運営ができるのか考える習慣を持ってみましょう。

上司の視点で物事を俯瞰して考えると視野が広がり、今までにない課題解決策を立案できるかもしれません。

中間管理職として働く際の注意点

中間管理職は、上位者と部下の間に挟まれているためストレスがかかりやすい立場です。中間管理職として働く際に注意する点を挙げておきます。

一人で業務を抱え込まない

昨今は、中間管理職はプレイングマネージャーと言われるほど業務量が多く、マネジメントに専念できない人も多いようです。

部下に業務を振るくらいなら自分でやるほうが気楽だ、と考える中間管理職の人もいるでしょう。

しかし、一人で業務を抱え込んでしまうと、マネジメント業務に割く時間が取れないだけでなく、部下の育成も進みません。一人で抱え込まずに部下に任せる決断が必要です。

叱り方に気をつける

部下を指導する際、行動を修正してもらうために厳しく叱る場合が出てくるでしょう。

叱り方に注意しなければ部下とのコミュニケーションがとりにくくなる可能性も考えられ、極端な場合は、部下が「パワハラを受けた」と組織に申し出るリスクもあります。

部下に対しては叱る目的を伝え、大勢の前で叱るのは避けるなど、叱り方に気をつけましょう。

ストレスコントロールを行う

中間管理職は、職場のさまざまな状況に気を遣う場面が多くなり、ストレスを抱えやすい立場です。ストレスを抱えたまま業務を続けると、心身に悪い影響が出てしまいかねません。セルフケアを意識的に行い、無理をしないよう注意してください。

ストレスコントロールをおこなって、心身の健康状態を保つようにしましょう。

まとめ

中間管理職は組織にとって不可欠な立場であり、中間管理職の能力次第で成果が変わるといっても過言ではありません。

決して楽な立場ではありませんが、能力を十分に発揮すれば自己成長につながります。

中間管理職を担う機会があれば、本記事を参考に積極的に取り組んでください。

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