10年前の「しっかり」CAメイクから卒業!トレンドをおさえて自分らしくおしゃれしたい -お仕事メイク対談 vol.3-
著者Indeed キャリアガイド編集部
投稿:2022年11月28日
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人気インスタグラマーが皆さんのメイクにまつわる悩みにお答えするインタビュー連載の第3弾には、元客室乗務員の女性の「ピラティスインストラクターにお仕事が変わったのにメイクは変えられない。」悩みを解決をします。
今回は、Instagramで発信しているトレンドメイクがおしゃれでわかりやすいと大好評の山口夏実さんに、メイクを楽しむコツを相談します。

Profile
(左)山口夏実
美容師としてサロンワークをこなしながら、Instagramでトレンド感のあるアカ抜けメイク術を発信。美容だけでなく、忙しい女性に向けた料理 投稿でも話題を集める 人気インスタグラマー。
Instagram:@ natsumi19910625
(右)相談者 佐々木(仮名)さん
大学卒業後、航空会社で客室乗務員として5年間勤務。秘書を経て、現在はピラティスのインストラクターに。仕事と育児に追われて美容やメイクから遠ざかり、今ではどこから手をつけていいかわからない状態。10年間変わっていないメイクから脱却して、ピラティスのインストラクターにふさわしい元気を与えられるメイクをしてみたい、と今回の対談企画に応募。
仕事もファッションも変わったのに10年以上メイクが変えられない……!

編集部(以下、――):佐々木さんは、もともと航空会社にお勤めのCA(客室乗務員)さんだったんですよね。CAさんっていつも身だしなみが整っているイメージですけど、当時はご自身でメイクされていたんですか?
佐々木さん(以下、佐々木):そうですね。CAになると、最初にメイクの研修があって、そこでひととおり教わります。
学生時代はメイクで遊んでいましたが、社会人になると服装も変わりそれまでのメイクが似合わなくなるんですよね。なので仕事もプライベートも、教わったままのCAメイクで過ごしちゃっていました 。
山口さん(以下、山口):すごく興味があるのですが、CAメイクって例えばどういうところがポイントなんですか?
佐々木:航空会社や時間帯によって雰囲気は変わるりますが、例えば夜間のフライトの場合は、暗いところでも目元が華やぐように紫色系のアイシャドウを使ったり、派手にならない程度に繊細なラメを入れたりすることが多いです。
山口:きちんと元気な印象に見えるように、しっかり濃いめにメイクされているんですね。
佐々木:そうなんです。機内だと「しっかりメイク」が映えるんですけど、地上に降りてきたときにすごく違和感がありましたね。
それにずっと慣れていたんですが、年齢を重ねて、今の自分に似合わないなって感じるのでメイクを変えたいんですけど、今どきのトレンドが全然わからないんです。
山口:なるほど〜。確かにCAさんって、肌もきちんと感が出るようにマットに仕上げていますよね。
今はセミマットで、ほどよくツヤがある感じの肌づくりがトレンドになってます。ファンデーションはすりガラスみたいな印象に仕上げて、プラスでハイライトとかツヤ感を出すものを足していくと今っぽくなりますよ。
佐々木:ツヤ感はハイライトで出すといいんですね。
山口:頬や額など高い部分にハイライトを使うと、自然なツヤ感が出ますよ。あとはファンデーション選びが大切ですね。
クッションファンデーションはテクニックいらずで自然なツヤ感が演出できるし、厚塗り感も出にくいのでお手軽かも。
リキッドがお好きなら、ぜひ「スパチュラ塗り」を試して欲しい!今、韓国で流行っているやり方なのですが、スパチュラでファンデーションを伸ばした後、パフで叩いてなじませるんです。均一な薄膜でピターッと覆ったように美しく仕上がります。
簡単だし、手も汚れないのでおすすめです。
ニュアンスカラーを取り入れれば即“今どき顔”に!

佐々木:ここを変えると、パッとあか抜けられるっていうパーツはありますか?
山口:やはり眉ですかね。今は“この形!”というトレンドではなくて、自眉を生かした眉が主流です。
毛流れを整えてから、毛の足りない部分に1本1本ペンシルで描き足して、眉マスカラで毛をふわっと立ち上げるように仕上げるのがポイントです。
佐々木:眉って本当に難しいですよね。眉がキレイに描けたら、あとはそれほど頑張らなくてもキマりそうですけど。そういう眉を描けるように練習します。
山口:手っ取り早くあか抜けを狙うなら、色使いもポイントですね。いつもメイクが同じとおっしゃっていましたが、色で遊んでみてはいかがでしょう。
初心者でも取り入れやすい、派手すぎないニュアンスカラーのアイライナーが今季は豊富です。ラインとしてはもちろん、ぼかせばアイシャドウ風にも使えるし、メイクのバリエーションも増えて楽しいですよ。
佐々木:アイライナーで黒や茶色以外のカラーは試したことないです!カラーアイライナーを使うとき、アイシャドウは何色を合わせるといいんですか?
山口:ラインの色とアイシャドウの色を合わせるのもステキですが、カラーライナーを使うなら、アイシャドウはベージュなど色の主張の少ないものと組み合わせると、やりすぎ感が出ないのでチャレンジしやすいと思いますよ。
佐々木:使い慣れたベージュシャドウとの組み合わせだと安心感があります。
山口:そうですよね。まずはその一歩が大事で、踏み出してしまえば気軽にいろいろチャレンジできるようになるんですよ。
佐々木さんはピラティスをされているせいか、とても健康的な印象なので、オレンジや黄色もお似合いになりそうだなと思っていました。
佐々木:え、黄色ですか!?
山口:意外かもしれませんが、肌なじみがいい万能カラーなんですよ。ちょっとくすんだ色みなら、大人でも取り入れやすく可愛く仕上がりますし、フレッシュで元気な印象になるのでおすすめです。
佐々木:そうなんですね!やはりトレーナーとしてはいきいきと元気な印象のメイクに仕上げたいと思っていたので、さっそく参考にしてみます。
髪型も重要なあか抜けポイント。時短とキレイを両立!

山口:私は美容師としてサロンで働いていることもあり、あか抜けという意味では、髪型も大切なパーツだと思います。例えば前髪を作ったりはしないんですか?
佐々木:メイクと同じくらい、髪型も変化がなくてマンネリなんです。
CAのときは崩れないようまとめ髪が基本でしたし、いまも結んだりするくらい。前髪はあまり作ったことがないので似合うかどうかちょっと不安です。
山口:パッツリ重めの前髪は勇気がいりますが、前髪の量を薄めにしたシースルーバングはお似合いになりそう。ちょっとカールして、オイルでツヤ感を出してあげるとステキだと思いますよ。
佐々木:憧れはあるのですが、子育て中ということもあって、ついついラクなほうを優先しちゃうんです。
山口:小さいお子さんがいらっしゃると忙しいですもんね。
でも、朝にしっかりセットできなくても、夜のドライヤーのときにブラシを使って丁寧にブローしておくだけで、翌朝の髪がまとまりやすくなってケアが簡単になりますよ。
佐々木:そういう発想の転換もあるのですね。夜、髪を乾かすときにドライヤーは使っているので、ブラシを使ってブローしてみます。
山口:シルクのナイトキャップもおすすめです。髪の毛がすごくサラサラになりますよ。
アラサーのスキンケア、大切なのはたっぷり保湿と摩擦レス

――小さいお子さんを育てながらピラティストレーナーとしてお仕事もしていらっしゃるとなかなか自分の時間は取りにくいと思うのですが、日頃スキンケアなど自分のお手入れで心がけていることはありますか?
佐々木:30歳すぎるとクレンジングが大事だと聞いて、少しいいものに変えてみました。
そのほかのスキンケアまでは時間がなくて、保湿もあまり丁寧にできないのですが、毎晩シートパックを日課にしています。プチプラのアイテムですけど家事をしながらでもできるので時短になるかなって。
山口:プチプラで全然いいんですよ!化粧水はたくさん補給してあげることが大切。高級なものを少量、大事に使うよりも、プチプラのものを惜しみなく使う方がいいと思っています。
それから、クレンジングについては洗い方も重要。ゴシゴシこすると摩擦で小ジワなどにつながっちゃうので、とにかくやさしく洗うのがおすすめです!
佐々木:クレンジングってこすらなくてもできますか?
山口:クレンジング剤を顔全体にやさしくのばしたら、水を加えて乳化させるように指のはらでなじませると、ゴシゴシ洗わなくてもスルッとオフできます。摩擦レスだし、洗い流すのも短時間になりますよ。
佐々木:若い頃からいちご鼻というか、小鼻のポツポツ毛穴が気になっているんですけど、これも洗顔でケアできますか?
山口:毛穴のトラブルは洗顔と保湿の両面でケアすることが重要です。まずは、クレンジングや洗顔で汚れをやさしくしっかり落とすこと。
次に肌のすみずみまでたっぷり保湿をすることがポイントです。
ベタつきを気にして保湿を控える方がいらっしゃるんですけど、肌内部が乾燥していると毛穴が開いてしまったり、足りない皮脂を補おうとして逆に皮脂が過剰に出てしまったりするので、たっぷりこまめに保湿してみてください。
佐々木:まさに、保湿を控えていました!間違ったケアだったんですね……気をつけます。小鼻周りは、ベースメイクも浮いてしまってキレイに仕上がりにくいんです。
山口:小鼻専用の下地があるので、気になる部分に下地をのせて、その後、ファンデーションやコンシーラーを筆でつけてみてください。
くるくると小さな円を描きながら、穴を埋めていくイメージで塗ると毛穴が目立ちにくくなりますよ。表面をなでるだけだと毛穴の凹凸は埋まらないので、このくるくるするテクニックが大事!
あとはシェービング(顔剃り)もおすすめですよ。じつは顔の産毛が影になって毛穴を目立たせていることがあるので、私も定期的にサロンでケアしています。
佐々木:シェービングは男性のものだと思っていました!女性も行けるんですね。
山口:産毛がなくなると肌に透明感が出るので、ぜひ体験していただきたい!男性だけのものにしておくなんてもったいないです(笑)
長所を伸ばすことで、自分をもっと好きになれる

佐々木:子供を産んだあと、ピラティストレーナーとして働いていることもあって、体の内側から健やかな状態でいたいなと思ったんです。最近は食事や生活習慣も意識するようにしています。
山口:トレーナーの方って、日頃運動習慣があって汗をかいていたり、タンパク質を摂っていたりするからか、みなさん肌がキレイでいきいき健康的ですよね。とっても素敵だと思います。
佐々木:そう言っていただけて本当に嬉しいです!仕事や子育てをしていると、自分に向き合える時間を作ることが癒しになるんですよね。
私にとって、それがスキンケアだったりメイクだったりしたのですが、思うように変えられないし、変えてもそれが正しいのかわからないし…。
美容にずっと自信が持てなくて、最近はもうこのままでいいや、とちょっと諦め気味だったんです。でも今日、山口さんにお会いしてもう一度やってみよう!と前向きな気持ちになれました。
山口:そんな風に思っていただけて感激です!私は、自分が好きなパーツをもっと好きになれるようにメイクすることを心がけていて。
減点法ではなく、加点法で考えるようにしています。誰でもコンプレックスはあると思いますが、コンプレックスではなくて長所に注目するんです。
その方がポジティブになれて、心の健康にもいいですよね。それに、年齢とともにいろいろ諦めもつくようになってきて、より自由に楽しめるようになった気がしています。誰のためでもない、自分のための美容です。もっと楽しみましょう!
佐々木:まずは楽しむことですね。そして、アドバイスしていただいたことも早速やってみます。今日は本当にありがとうございました!
今回の『お仕事メイク対談』を終えて...
いかがでしたでしょうか?
仕事におけるメイクの頻度や仕方は、仕事や勤務内容によって人それぞれ異なります。特にこの数年では、時代や社会情勢の変化で、働き方が変わり、メイクに対する悩みもそれに合わせて変わった方もたくさんいると思います。
今回の「お仕事メイクアドバイザー」の企画は、そんな働く人たちの日常を少し楽しく、少し楽にできたら、という想いから企画いたしました。
日々のお仕事にも前向きに、ポジティブになれる一助になれば幸いです。
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