航空業界の今後は?航空業界の動向、募集職種など、就職活動のための情報

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2022年5月9日

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航空業界とは飛行機を運行する航空会社と、飛行機が離着陸する空港を運営する会社および、システムや建物などの管理をする関連会社を指します。本記事では、航空業界を目指す人に向けて業界の概要や現状、募集職種、就職に必要なスキルなどを紹介します。

航空業界の今後は?新型コロナウイルスが与えた影響と将来性

インバウンドの好調もあり、航空利用者数は近年右肩上がりでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により航空業界は大打撃を受けました。

成田空港の一年間の航空機発着数は、2013年の22万1692回以降、2019年に26万4115回を記録するまで年々増加傾向にありました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により2021年は12万9776回と2019年の半減近くまで落ち込みました。*¹

また、国土交通省「航空輸送統計年報」*²によると、2020年の国内定期航空輸送の旅客数は幹線で前年度比64.7%減、ローカル線が前年度比68.4%減で、貨物重量も軒並み減ったと発表しています。

一方、貨物は新型コロナウイルスの影響下にあっても、旅客便ほどの落ち込みはありませんでした。2020年度の国際線の旅客数は前年度比96.2%減でしたが、貨物重量は6.3%減にとどまっています。

国は「コロナ時代の航空・空港の経営基盤強化に向けた支援施策パッケージ」などでサポートを行っています。また、今後新型コロナウイルスの状況によっては、国内線から需要が回復する可能性は十分にあると考えられます。

*¹出典:成田国際空港株式会社「空港の運用状況」
*²出典:国土交通省「航空輸送統計年報 令和2年」

航空業界に就職するには?仕事内容と募集職種一覧

私たちがすぐに思い浮かべる航空業界の仕事といえばパイロットやキャビンアテンダント(客室乗務員)ですが、他にもさまざまな職種が空の旅の安全を支えています。以下、航空業界の職種を見ていきましょう。

航空会社のなかの職種

航空業界には、主に以下の職種があります。

  • パイロット

  • キャビンアテンダント(客室乗務員)

  • 航空整備士

  • グランドハンドリング

  • グランドスタッフ

  • ディスパッチャー

  • 航空管制官

  • 税関職員

  • 入国審査官

上記の職種であまり耳慣れないのがグランドハンドリングやディスパッチャーではないでしょうか。グランドハンドリングは、空港の駐機スポットで航空機の誘導や荷物の積み入れ、積み下ろしなどを行う仕事です。ディスパッチャーは運行管理や飛行プランの作成を行います。

他にも、事務職や清掃、飛行場の管理など、多くの人たちが日夜働いています。

パイロットやキャビンアテンダントの採用は狭き門となっています。さらに、新型コロナウイルスの影響により採用数を大幅に減らしたり、見送ったりする企業もありますが、一方で採用再開のニュースがあるなど状況が流動的なため、常に情報を入手するようにしましょう。

一方、グランドハンドリングや航空整備士などは人手不足が深刻化しており有効求人倍率が高めとなっています。また、税関職員や航空管制官などは国家公務員となるため、国家公務員試験を受ける必要があります。

アピールできるスキル、必要な資格

航空業界で必要なスキルは職種により異なりますが、接客を行う職種が多く、空港や飛行機の安全を支えるためにチーム力が必要な仕事であることから、コミュニケーション力は必須となるでしょう。また、長時間立っている職種も多い他、夜勤をし、乗客の安全を守るには十分な体力も必要です。加えてパイロットやキャビンアテンダント、グランドスタッフなどは語学力も必要です。

さらに職種によっては資格取得が必要です。代表的な資格を紹介します。

  • パイロット…事業用操縦士、定期運送用操縦士

  • 航空整備士…国家資格の航空整備士または航空運航整備士

  • ディスパッチャー…2年間の実務経験を積み、運行管理者技能検定を取得

とくにパイロットは航空大学校か、大手航空会社の自社養成制度、パイロット養成学校のいずれかで訓練を受け、国土交通大臣の航空従事者技能証明(ライセンス)を取得しなくてはいけません。航空大学校の入学試験を受けるには24歳までの年齢制限があり、さらに大手航空会社も各社年齢制限を設けています。

整備士として就職するにはあらかじめ航空整備士を取得しなくてはいけませんが、そのために航空専門学校などで学んでおくと、資格を取得しやすくなります。

航空業界は若いうちのチャレンジがベター?

第二新卒者や転職希望者で航空業界未経験な人も、応募できる可能性はあります。第二新卒や中途採用ではどんなスキルがあれば採用につながるのでしょうか。

まず、学歴や一定のスキルをクリアしている必要があります。キャビンアテンダントやグランドスタッフは、専門学校や短大卒以上の学力が求められます。またTOEIC600点以上の英語力もなくてはいけません。

キャビンアテンダントは既卒でも募集はまれにありますが、機会は少ない傾向にあります。パイロットは24歳以下であれば航空大学校や大手航空会社の養成所に入学できればチャンスはあります。若いうちのチャレンジがベターでしょう。

まとめ

航空業界は国内外の情勢に影響を受けやすい業界です。新型コロナウイルスのまん延下で旅客便は大きくダメージを受けましたが、一方で貨物便は微減にとどまっています。国の援助もある他、国内の人流が戻れば少しずつ業績が戻る可能性があります。

航空業界では事務職や地上職員などで、新卒以外にも、第二新卒や転職者向けの募集もあるので、検討してみてください。

Indeed(インディード)でキーワード「航空業界」や「航空会社」、それぞれの職種で検索してみてください。

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