広報運動家型 (ENFP) におすすめの職業
更新:2023年9月15日
キャリアパスを選ぶ際には、興味や目標、機会の有無を考慮するなど、さまざまな方法があります。そして自分の性格や傾向を知ることも、適切なキャリアの選択に役立ちます。マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標は、自分の心理的な傾向や意思決定のスタイルを知る方法の1つです。性格タイプの特徴を理解することで、生まれ持った強みを活かせるキャリアを特定し、追求することができます。この記事では、広報運動家型 (ENFP) の人に向いているキャリアパスをご紹介します。
広報運動家型 (ENFP) の性格
ENFP とは外向型 (Extraverted)、直観型 (Intuitive)、感情型 (Feeling)、知覚型 (Perceiving) の頭文字を取ったもので、マイヤーズ・ブリッグスの性格タイプの1つです。広報運動家型と呼ばれ、多くの職場で力を発揮する性格です。革新的で影響力があり、リスクを取ることを恐れません。全人口の約8% を占め、男性よりも女性に多く見られます。個人やグループが力を発揮する方法を見抜くことができ、組織の中で自然にリーダー的存在となります。わくわくする気持ちを大切にし、曖昧で実験的な試みから学ぶことも楽しめます。自分や周りの人々がキャリアで最大の可能性を発揮できることを望みます。
友好的で率直に発言する性格の広報運動家型は、創造性を伸ばすことが求められるカジュアルな職場環境に惹かれます。どのようなキャリアでも成功することが多いのですが、あまり細かいことを気にしないため、公務員や企業の仕事を避ける傾向があります。金銭面よりも情熱的な目標を動機としてキャリアを選びます。
広報運動家型に向いている職業
研究によると、広報運動家型は、クリエイティブで意義を追求するような職業に向いていることがわかっています。音楽や演劇、視覚芸術、インテリアデザインなどのアート系がその一例です。他にも、作家やグラフィックデザイナーにも向いています。
また、外向性を示すスコアが突出する傾向にあり、社会への意識が高いため、教師やケースワーカー、医療専門家、聖職者などとして人々と一緒に働くことで、才能を発揮します。
広報運動家型の人は、次のようなキャリアに目を向けてみましょう。
芸術と人文科学
広報運動家型が才能を発揮できる分野の1つが芸術です。リスクを取る意欲がある人や、クリエイティブな表現をしたいという強い欲求を持っている人には、次のような職業がおすすめです。
メディア
芸術分野と同様に、メディア系にも広報運動家型がクリエイティブに自己表現するための機会が多くあります。これらの職業はリスクが少なく金銭的にも安定しているので、収入を重視して仕事を探している場合は次のような仕事をチェックしてみましょう。
プロダクト、営業、カスタマーサポート
広報運動家型は外向的なため、人脈作りや説得が得意です。この2つは、起業家やカスタマーサポートの分野で力を発揮する際にも欠かせないスキルとなります。そして、大きな視点でクリエイティブに仕事をし、変化するニーズに適応する機会を見つけることができるので、この分野でも、変化に富みおもしろいと感じられるでしょう。製品やサービスを作って販売したり、カスタマーサポートを提供できる仕事を見てみましょう。
教育
社会的なつながりを大切にする広報運動家型にとって、教育分野は非常に満足度の高いものになるでしょう。人前で話したりプレゼンテーションするのを楽しむことができるのも、教師に向いている理由です。学生を教えたり指導することに興味がある広報運動家型の人は、次のような教育業界での仕事を検討しましょう。
医療と社会福祉
医療業界は成長を続けており、どのような性格タイプの人も検討すべき業界です。広報運動家型の場合、1人でじっくり取り組む研究室の仕事やプレッシャーの大きい大病院での勤務よりも、診察時に患者と1対1で対話できる仕事にやりがいを感じられるでしょう。栄養や運動、身体的・精神的な健康に興味がある場合は、次のような医療分野の職種を検討してみてください。
関連記事:マイヤーズ・ブリッグス性格タイプでキャリアアップを図る
広報運動家型が避けたほうがいい職業
どのような性格タイプでも、さまざま分野で成功する可能性はありますが、生まれ持った才能や性格、好みのワークスタイルに合わせてキャリアパスを選べば、仕事での幸福度を上げることができます。1人で何時間も過ごしたり、細かい作業に没頭する必要がある仕事は、ストレスや消耗が激しいため広報運動家型には向いていないかもしれません。具体的には、次のような分野が挙げられます。
機械工学
化学工学
土木工学
銀行業
金融
コンピューターサイエンス
実験科学
関連記事:マイヤーズ・ブリッグス16性格タイプ別職業(一覧表付)
自分の性格タイプを活かす方法
どんな性格タイプでも、周囲の環境に応じて異なる反応を見せます。自分の性格タイプを理解して職場で活かすには、得意な状況と苦手な状況に自分がどう反応するかを考えると役立ちます。
広報運動家型が得意な状況
パフォーマンスやプレゼンテーションの準備ができている。
長期的な計画をクリエイティブに考えられる。
チーム育成のための活動に参加したり、同僚と交流したり、顧客と会うことを楽しめる。
広報運動家型が苦手な状況
孤独で、刺激を感じられない。
長時間、細かい作業を求められる。
すでに完成した仕事をやり直さなければならないことに腹を立てる。
自分の性格タイプを知ることは、仕事に応募したり面接を受ける際にも役立ちます。採用企業は候補者の自己認識力を重視しているため、自分の強みと弱みを率直に話せれば、面接官に良い印象を残せるでしょう。自分がどのような状況を得意とし、苦手としているかを理解することで、会社にどのような貢献ができるか、自信を持って話せるようになります。
広報運動家型は、冒険心や風通しを大切にする職場を作るか、見つける必要があります。カリスマ性と前向きな姿勢を持っているため、多くの職場に欠かせないチームメンバーとなるでしょう。
他の性格タイプ と、そのスキルを活かせるキャリアについては、こちらから見ることができます。
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