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経済学における需要の定義と7つのタイプ

経済は、ある財やサービスを買いたいと考える消費者の意思と、それらを供給する企業の能力に依存しています。消費者による購入が増えれば、インフレ率と金利が下がり、消費者による購入が減る、または生産者による供給が不可能になると、インフレ率と金利が上がります。消費者需要は生産を促進し、経済の成長を支えます。この記事では、経済学における需要の定義を示し、需要を複数のタイプに分けて説明して、需要に影響を与える要因を明らかにします。

経済学における需要の定義

経済学における需要とは、特定の価格で財またはサービスを購入したいと考える消費者の数を指します。供給はその反対にある概念です。財またはサービスの供給により需要を正確に満たすことができると、企業は大きな利益を得て、ブランド認知度を最大限に高めることができます。

需要と供給の関係

需要を、消費者が特定の価格で買いたいと考えている財またはサービスの数量とした場合、供給は生産者が特定の価格で提供したいと考えている財またはサービスの数量になります。財およびサービスの価格は、市場における需要と供給によって決まります。供給が少なく、需要が多い場合、価格は上昇します。供給が多く、需要が少ない場合、価格は下落します。消費者の購入量と生産者の供給量が等しくなる価格のことを均衡価格といいます。

需要のタイプ

企業は、財の必要量を的確に予測するために需要のタイプを理解しておく必要があります。需要の特性を知ることで、業界全体の動向を把握し、新しいサービスを導入する領域についてのアイデアを取り入れることができます。経済学における需要の7つのタイプを見ていきましょう。

  1. 結合需要
  2. 複合需要
  3. 短期需要と長期需要
  4. 価格需要
  5. 所得需要
  6. 競争的需要
  7. 直接需要と派生需要

1. 結合需要

結合需要は、補完的な財およびサービスに対する需要をいいます。これには、他の何かと併せて購入する付属物などが含まれます。たとえば、シリアルとミルク、パンとジャムのように、両者はつながりを持っているものの、一方の需要が必ずしも他方の需要に依存するわけではないものが該当します。

2. 複合需要

複合需要は、1つの財に複数の用途がある場合に発生します。たとえば、トウモロコシは全体を家畜の餌、エタノール、食品として使用できます。そのため、いずれかの需要が増加すると、他の供給が不足し、それが価格の上昇につながります。

3. 短期需要と長期需要

短期需要とは、各種条件が固定的であるときに、消費者がすぐに価格変動に反応する状況をいいます。たとえば、ある財に対する需要が著しく減少し、生産者側の間接費がかさんだ場合、生産者は失った利益を負担することになります。長期においては、労働力の削減、価格の引き上げ、供給の拡大により、企業は新しい状況に対応する機会を得ることができます。

4. 価格需要

価格需要は、消費者がある財をこの価格なら買ってもよいと考える値段に関係しています。企業はこの情報を使って、新製品を市場に投入する際の小売価格を決定します。消費者は、その製品の価値に対する各々の認識に基づき購入します。需要が価格変動によってどのように変化するかを示す数値のことを価格弾力性といいます。

5. 所得需要

消費者の所得が増えると、需要量は増加します。つまり、人々の収入が増えたときに全体の購入量が増えるわけです。嗜好や期待も収入の増加と共に変化し、ある市場の規模が縮小して別の市場の規模は拡大します。消費者は、あまり質がよくなくても手が届く値段だからという理由で財やサービスを購入することがあります。こういった低品質の財に対する需要は、所得の増加に伴い減少します。

6. 競争的需要

競争的需要は、消費者が選択できる複数のサービスや財がある場合に発生します。企業としての見地からは、自社のサービスや財の売れ行きを判断するために、競合他社の価格変動を活用できます。たとえば、有名メーカーの医薬品と、小売店の自社ブランドの医薬品の関係がこれに該当します。消費者がメーカー製品を購入したくても、在庫がなかったり、価格がかなり高かったりする場合、自社ブランド製品の売上が伸びることになります。

7. 直接需要と派生需要

直接需要とは食品や衣料品、携帯電話など最終財への需要のことです。自発的需要とも呼ばれ、この需要は他の財に対する需要には依存しません。

派生需要とは、他の財を使用することで生まれる、財の需要のことです。たとえば、鉛筆の需要は木材、黒鉛、塗料、消しゴムの材料の需要を生みます。この例では、木材の需要がその用途に対する需要に依存しています。

派生需要は、他の財に関連するという点で結合需要と似ていますが、ニーズの発生が最終財に依存しているという点で異なっています。最終財に対するニーズがなければ、中間財に対する需要もありません。

需要に影響する要因

需要は消費者活動や企業活動の影響を受けます。企業はマーケティング活動を通じて需要を促進しようとし、消費者は各々の嗜好や所得水準、価格上昇に対する抵抗を通して需要を促進します。

次に、需要の最も一般的な決定要因を挙げていきます。

期待

不動産や株、金などが良い例ですが、ある財の価値が将来的に上昇すると予測された場合、その財の購入が増えます。

所得

消費者の所得額も需要を決定し、収入が増えると需要も高まります。消費者個人に焦点を当てた場合、所得が増えたからといって必ずしも同じ財の購入量が増えるわけではありません。たとえば、高価なテレビを買う余裕があるからといって、テレビを何台も買い続けることはありません。これは限界効用の法則と呼ばれ、財が一定の数量または価格において効用を失うことを意味します。

価格

需要と価格は負の相関関係を持っています。つまり、価格が上昇すると需要は減り、価格が下がると需要は増えます。消費者が、じきに価格が上昇するだろうと考えて財の購入を急いだ場合、価格に対する期待が起こり、財の需要が増加します。百貨店のセールのように価格の下落が予想できれば、消費者は購入せずに待ちます。企業はこういった戦術を使って財やサービスの需要を増加させています。

代替財の入手性

代替財とは、互いに密接な関係にある財どうしを指します。ある財の価格が上昇すると、消費者はその代わりに他の財に頼るようになります。

補完財

他の製品の付属物となる財は、主製品の価格に応じて需要が変動します。主製品の価格が上昇した場合、補完財の需要は減少します。

消費者の嗜好

消費者は、ライフスタイルやブランドに対して持つイメージに基づき財を購入します。たとえば、環境に関心のある人は、環境に悪影響を与えると思われる財は購入しません。

市場規模

市場の買い手の数が増えると、全体の需要は増加します。たとえば、ヨットを買う余裕のある人が増えるとヨットの市場規模と需要は拡大し、ヨットを買うことのできる人が減ると市場規模と需要は縮小します。

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