キャリアチェンジをする前に自分に問うべき7つの質問
更新:2022年8月30日
自分自身が心から気に入り、楽しいと思えるキャリアを見つけることは、仕事や人生に対する満足度に大きな影響を与えます。とはいえ、新しいキャリアに進むべきか迷っている場合、あらかじめ考慮すべきことが数多く存在します。この記事では、キャリアチェンジの一般的な理由と、転職の際に自分自身に問いかけるべき質問をご紹介します。
なぜ人は転職するのか?
人々が転職する理由としては、次のようなものが挙げられます。
今の仕事に満足できない: キャリアチェンジをする代表的な理由が、現在の仕事に満足できなくなったというものです。以前に比べて業務への達成感を感じられなくなった、これ以上昇進の可能性がない、職場の雰囲気を楽しめなくなったなど、いずれも新しい仕事を見つけたいと考える要因となります。
興味が変化した: ある分野のキャリアをスタートした後で、他の分野に興味があると気づく場合もあります。例えば、テクニカルサポートスペシャリストの仕事をしていたとしても、その後コーディングに興味が湧いてくるといったことは、決して珍しくありません。その場合、必要な経験や専門知識を得たうえで、エンジニアへのキャリアを目指すことができます。
柔軟性の高い仕事がしたい: 労働時間や勤務時間の自由度が高い柔軟性のある働き方は、働く人々の間でより一般的な選択肢となってきています。今の職場でこうした働き方が叶えられない場合には、転職を考えた方がいいかもしれません。
給与に満足できない: もう一つよく挙げられる転職理由としては、給与アップの可能性を広げるためです。現在のキャリアで昇給の機会が限られている場合は、自分の期待に応えてくれるキャリアを探すのも一つの方法です。
上司に不満がある: 現在の職場の管理職に対して不満がある場合、転職を考える人もいることでしょう。直属の上司に対してだけでなく、会社の経営全体に対して不満を感じていることもあります。
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新しいキャリアを見つけるために自問すべき7つの質問
キャリアチェンジは大きな変化であり、人生のさまざまな側面に大きな影響を与える可能性があります。自分に合った新しいキャリアを見つけるには、次のような質問を自分自身に問いかけてみましょう。
自分が今持っているスキルは何か?
本当に興味があることは何か?
自分はどのような性格か?
どのくらいの給与を目指したいのか?
理想のキャリアに進むために、新たに勉強したり研修を受けたりする必要があるか?
自分の強みは何か?
どのような勤務スケジュールや職場環境で働きたいか?
自分が今持っているスキルは何か?
新しいキャリアを検討する際には、まず現在のスキルの棚卸しすることが大切です。例えば、アート関連のスキルや広告の経験、コンテンツライティングなど、自分の強みとなるスキルについて考え、リストを作りましょう。これらのスキルは、マーケティングなどの仕事上のスキルに限らず、絵を描くなど、必ずしも仕事で使うものでなくとも構いません。
ハードスキルとソフトスキルの両方を考慮して、新しいキャリアに活かせるものがあるかを確認してみましょう。ソフトスキルには、コミュニケーション能力、クリエイティブに問題を解決する能力、エモーショナルインテリジェンス(EQ)などが挙げられます。ハードスキルには、コンピューターのプログラミング言語や簿記など、仕事や業界に特有のスキルが含まれます。スキルの中には、新しいキャリアに適応するために役立つものもあるでしょう。
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本当に興味があることは何か?
キャリアを変えるにあたり多くの人が抱く理由は、新しい興味を追求するためです。仕事や私生活でどのような興味があるか、どんなことにワクワクするか、何をして時間を過ごすのが好きか考えてみてください。興味があることのリストを作ったら、その興味に合ったキャリアを探してみましょう。例えば、部品や機械の仕組みを解明するのが好きなら、自動車整備工やエンジニアとしてのキャリアを追求することができます。
自分はどのような性格か?
楽しめる仕事や得意な仕事は、性格によって人それぞれ異なります。時間をかけて自分の性格をよく理解することで、新しいキャリアパスの形成に役立ちます。マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標のようなオンラインの性格診断テストを受ければ、何が自分の原動力となるのか詳しく理解することができ、どのような仕事が向いているかも提案してくれます。例えば、外向的な性格の人は営業やマーケティングの仕事を楽しむことができるでしょう。
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どのくらいの給与を目指したいのか?
考慮すべきもう1つの重要な質問は、給与面でどのような目標を持っているかということです。キャリアによって給与の範囲や上限は異なります。どれだけの収入を得られるかは、追求するキャリアを選ぶ上で決定的な要素ではないかもしれませんが、自分のライフスタイルを維持し続けるためには検討する必要があります。
理想のキャリアに進むために、新たに勉強したり研修を受けたりする必要があるか?
キャリアによっては、事前に追加の教育や研修を受ける必要があります。例えば、看護師へのキャリアチェンジをしたい人に看護の経験や学歴がない場合、まずは学校に通って看護師の資格を取得する必要があります。新しいキャリアパスの要件を理解することで、希望する仕事に投資する価値があるかを判断し、そのキャリアに到達するまでにかかる時間を予測できます。
自分の強みは何か?
現在の自分の強みと、それが転職にどう役立つかを考えましょう。必ずしも仕事に直結した強みである必要はありません。自分の強みがわからない場合は、友人や家族、同僚に聞いてみましょう。新しいキャリアの可能性を絞り込む際に、この情報を活用することができます。
どのような勤務スケジュールや職場環境で働きたいか?
新しいキャリアを探す際に自分自身に問いかけるべきもう1つの質問が、希望する職場環境や勤務スケジュールについてです。オフィス勤務とテレワークのどちらを希望しているのかどうかや、午前9時から午後5時までの仕事と夜や週末に働くのではどちらが自分に合っているのか、静かな空間とオープンなオフィス環境のどちらが好きなのかなど具体的に考えてみましょう。これらの要素はすべて、全体的な仕事の満足度に関わってくるため、よく検討することが重要です。
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