【就活初心者向け】総合商社のビジネスモデルと仕事の魅力

著者Indeed キャリアガイド編集部

投稿:2021年12月5日

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就活生の就職人気ランキングで常に上位に名が挙がるのが総合商社です。「グローバル」「エリート」「高収入」というイメージを持たれることが多いのですが、具体的にどんなビジネスを行っているのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。

本記事では、総合商社のビジネスモデルや仕事の魅力、求められる能力を紹介します。

そもそも商社とは?

たとえば、あなたがメーカーや小売業の会社に勤めているとします。その場合、当然「品質のよい資材や商品を、できるだけよい条件で仕入れたい」と考えるでしょう。
一方で、生産者は世界中に星の数ほど存在しており、目当ての品物をリーズナブルかつスピーディーに入手することは簡単ではありません。

商社はこの両者、つまり商品やサービスの提供者と、それを欲している人や会社の間に立って金額や条件を交渉し、調達と流通を担うことをビジネスとしています。
また、総合商社という業態は日本独自のものです。

「総合商社」と「専門商社」の違いは?

商社には「総合商社」と「専門商社」があります。

総合商社は、世界を市場として多様な品物を扱っており、商材の幅広さから「カップラーメンからロケットまで」とも言われていました。

総合商社と言えば、「三菱商事」「三井物産」「住友商事」「伊藤忠商事」「丸紅」「豊田通商」「双日」を指すのが一般的で、俗に“七大商社”とも言われています。これらの企業はひとくくり語られる場面が多いのですが、実際には社風やビジネスの特徴、強みを持つ分野が異なります。

一方で、専門商社は繊維や鉄鋼、食品、化学品、エネルギーなど特定の分野の商材を扱う点が特徴です。総合商社と比べると活躍するフィールドが制限されるようにも見えますが、特定の業界の川上から川下まで関われる点に魅力があります。

総合商社の事業内容

総合商社の事業としては、大きく「トレーディング」と「事業投資」があります。

トレーディング

トレーディングは、前述の通り「売り手と買い手を仲介する」という伝統的な商社のビジネスモデルです。
ただし、貿易会社とは異なり、「品物を仕入れて必要としている人に供給する」だけではありません。

商社は市場調査や物流のコントロール、代金の回収等を一括して請け負うため、仕入れ額と販売額のマージンだけでなく、業務全体のコミッション(委託手数料)も得ることができます。

事業投資

近年、商社は「事業投資」にも力を入れるようになっています。有望な企業に資金や人、情報を投資するというものです。これによって商社が得られる利益は2つあります。

1つは「キャピタルゲイン」という直接的な利益です。有望企業に投資して資産価値を上昇させることで、株式の配当金や売却益を得ます。

2つめは「トレードシナジー」という間接的な利益です。たとえば取引先のメーカーと関連の深い仕入先に投資すれば、トレードの拡大が見込めます。
また、業種の異なる複数の企業に投資することで新たなビジネスの創出といった、シナジー効果も期待できます。これらは総合商社だからことできるビジネスと言えるでしょう。

総合商社で働く場合、どんな職種がある?

「総合職」

「世界を股にかけて活躍し、大きな商談をまとめる」といった、多くの人がイメージする商社パーソンの姿に当てはまるのがこの総合職です。業務は多岐に渡りますが、一言で言えば「人、モノ、金を動かして、ビジネスの流れをつくる」のが仕事です。

「一般職」

書類の作成や資材の発注、メーカーとの連絡、出荷業務など、主に事務系の業務に携わります。会社全体の業務がスムーズに進むようにサポートする役割が期待されます。

関連記事:総合職と一般職の違いはどこにある?

求められる能力は?

1.英語力

英語はビジネスにおける世界共通語です。商社で働く場合、ビジネスレベルの英語力が必要でしょう。

2.コミュニケーション能力

取引先への提案や社内でのプレゼンテーション、クレーム対応といった場面が多いため、一定以上のコミュニケーション能力が求められます。

3.体力

業務が多岐に渡り、任される仕事の量も少なくありません。人脈を築くために交際の機会も頻繁にあります。海外出張もあるので、体力も欠かせません。

4.やり抜く力

海外とのビジネスでは、一筋縄ではいかない交渉も多くあります。想定外のトラブルが発生することもあるでしょう。
しかし、困難に直面したときに投げ出してしまえば、そこでビジネスは終わってしまいます。苦しくても最後までやり抜くことが、周囲からの評価や次のビジネスにつながります。

総合商社の魅力

総合商社というと、一般的に「グローバルなビジネスシーンで活躍する」という華やかなイメージを持たれがちですが、実際に大きな商談をまとめるためには、泥臭い仕事もこなさなければなりません。

海外出張も多く激務ですが、うまく乗り越えられれば大きな経験と自信が得られるでしょう。ダイナミックなビジネスの現場で自分を高めたいと考える人にとって、魅力的な職場と言えるでしょう。

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