建築家型 (INTJ) の性格タイプのすべて

更新:2023年9月15日

建築家型 (INTJ) は、キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズが開発した16性格タイプのうちの1つです。内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)、思考型 (Thinking)、判断型 (Judging) の頭文字を取っています。建築家型の人は分析的な問題解決能力があり、革新的な思考でシステムやプロセスを改善することを目指します。職場の内外や自分自身についてなど、改善の可能性を見つけるのが得意です。

建築家型は、論理的な推論と複雑な問題解決を楽しみます。目に見えるものに基づいて仕事を進め、自分の内面と向き合って世界観を評価します。知的な刺激を受けられるような人との付き合いを好み、職場では限られた人とのみ関係を築きます。

この記事では、建築家型の性格や、職場でどのような存在なのかをご紹介します。

INTJ とは何の略か

INTJ は、内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)、思考型 (Thinking)、判断型 (Judging) の頭文字を取ったもので、建築家型と呼ばれます。1人で過ごすことを好み、特定のタスクやプロジェクトのアイデアや概念よりも事実や詳細を優先します。論理と根拠に基づいて意思決定を行い、自発的で柔軟性があります。戦略的で論理的な考え方をするため、立案者型と呼ばれることもあります。

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建築家型の特徴

職場での建築家型には、次のような特徴が見られます。

  • 大きなグループではなく、1人で仕事することを好む

  • 専門分野を習得することを好む

  • 詳細な事柄ではなく、抽象的なデータを分析することを好む

  • 感情に重点を置かず、論理的で客観的な視点を持っている

  • 事前に計画を立てるために、体系的で秩序のある職場環境を求める

  • 組織の枠組みを維持するために、戦略を実行する意欲がある

  • 内向的で、1対1の会話で意見を言う傾向がある

建築家型の強みと弱み

建築家型は、大学の成績が最も良く、年収が最も高いと言われる2つの性格タイプのうちの1つです。建築家型の有名人には、元アメリカ大統領のドワイト・アイゼンハワー将軍、アメリカ大統領候補のヒラリー・クリントンとアル・ゴア、マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ、イギリスの数学者で物理学者のアイザック・ニュートンなどがいます。職場で次のような強みと弱みを持った同僚がいれば、その人は建築家型かもしれません。

強み

  • 自信に満ちている

  • 自立心が強い

  • 決断力がある

  • 意思が強い

  • 偏見がない

  • 戦略的

  • 多くのスキルを持っている

  • 論理的

  • 想像力が豊か

弱み

  • 独断的

  • 体制に反発

  • 用心深い

  • 過度に分析的

  • 傲慢

  • 社交性がない

建築家型の価値観と動機

建築家型は特定のシステムや戦略に鋭い視点を持っています。彼らは、適切なタイミングで適切な手を打つ必要があるチェス盤のように世界を捉えています。この世界観によって建築家型はシステムの仕組みを理解し、さまざまな場面でパターンや論理的な結果を見抜く力があるため、特定の状況でどう進むべきかを理解することができます。また、望む目標を達成するために、プロジェクトやアイデアに精神的なエネルギーを注ぐことを好みます。

そして、新しい知識を得るのが好きで、常に改善を目指しています。完璧主義で、自分自身や周囲の人のパフォーマンスに対して、極めて高い期待値を設定しています。生涯学習し続けることに興味を持ち、学んだ新しい情報を適用できる分野でスキルと意識を磨いていきます。

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職場における建築者型

職場では控えめな態度を取りますが、真面目な態度で、取り組んでいるプロジェクトに集中して取り組みます。受け取ったすべての情報を、さらに検討する部分がないか考える傾向にあります。同僚から質問をされた際には、複雑なことを正しく丁寧に説明しようとするので、時間をかけて答えます。

職場での建築者型には、次のような特徴が見られます。

  • 計算された決断を下す:知的な挑戦を求める論理的思考者で、ワークフローを乱す恐れがある不確定要素や起こり得る状況を考慮します。プロジェクトに取り組んでいる時に顧客から突然電話がかかってきた場合でも、うまく調整して状況に適応することができます。過去の出来事を活かして、将来の課題に対しどう準備できるか考えることを好みます。

  • 人との関係を大切にする:内省的なことで知られています。考える時間を確保し、個々の人間関係を優先してスケジュールを組むことを好みます。

  • 仕事のニュアンスを理解する:職場で行われるすべての行動が持つ意味を見極めることが得意なことから、人間関係も慎重に選びます。集団思考ばかり行われる仕事には興味を持てず、自分のコアバリュー と結びついたプロジェクトに関わります。

建築家型が好む職場環境

自分と似たスキルセットや世界観を持つ同志と一緒に仕事をすることを好みます。会議で戦略について話し合う際には、かなり率直な態度を取る傾向があります。チームと同じように、目標を達成しようと固く決意しています。自分の専門性を信じて、求められたら複数のタスクも積極的にこなします。

職場での人間関係

建築家型には、コミュニケーションや管理のスタイルや好みという点で、次のような特徴があります。

  • 偏見がない:人助けを人生の目標としており、仕事で複雑な状況になっても恐れずに対処できます。顧客が締め切りを変更したとしても、顧客の満足を重視して好意的に対応します。信頼する顧客と深い人間関係を築いて維持することを何よりも重視します。

  • 決断力がある:チームメンバーの意見や心配事にもよく耳を傾けます。他の人の幸福にとってよい事であると感じた場合には、変化に適応し、他者の意見を受け入れることができます。逆境の場面ではチームをまとめるために声を上げ、必要に応じて強固な姿勢を取ることができます。

  • 戦略的:人間関係の構築を重視し、前向きな行動を起こす意欲があるので、期限を守るために急いで決定を下すことはしません。自分の決断が信念に沿ったもので、大きな影響を世界に与えられるようにするために、時間をかけて考えます。例えば、非営利団体の CEO は使命を第一に考え、組織の代表として倫理的な選択をすることが求められることから、この性格の人が役に立つでしょう。

建築者型に向いている職業

建築家型は外部から新しい情報を得て、それを検証し、観察した結果から新しいことを学ぶのを楽しみます。自分で責任を持って仕事を完了させるのが得意なので、干渉されすぎないような職場に惹かれる傾向があります。

よく見られる職業には、科学や技術、法律分野での仕事が挙げられます。知識と複雑な分析を重視するため、締め切りが設けられた環境の中で独立して仕事をし、結論を導き出す立場にいることが多くなっています。

具体的には、海洋学者、パラリーガル、生化学者、環境科学者、弁護士、Webエンジニア、データベース管理者、ソフトウェアエンジニアなどの職業が向いています。

建築家型に向いている職業については、以下の記事で詳しく紹介しています。

もっと読む:建築家型 (INTJ) におすすめの職業

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