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実績を武器に、ねらえ!エグゼクティブ転職--30代後半以降の転職

経験を十分に積んだ30代後半以降のビジネスパーソンは、その実績を武器に、給与やポジションの高い新たなフィールドを求めることが可能です。このような「エグゼクティブ転職」と呼ばれるキャリアチェンジを成功させる条件について、詳しく見ていきましょう。

30代半ばを境に、戦い方は大きく変わる!

「転職は35歳がリミット」はホント?

過去に転職について考えたことがある人なら、「転職は35歳がリミット」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。当然ながら30代後半以降の人にも転職市場は開かれていますが、30代前半までの転職とは様相が異なるのも事実です。では一体何が違うのでしょうか。

転職市場は少数精鋭型に!

まずは、30代後半での転職がどれぐらい行われているのか、規模感をつかんでおきましょう。35~39歳のフルタイム労働者のうち、他社から転職してきた人の割合は男性で4.3%、女性で4.6%。25~29歳の同割合は男性で8.1%、女性で7.0%ですので、大まかに言って30代後半の転職者は、20代後半の転職者の半分強ということになります(いずれも厚生労働省「令和2年上半期雇用動向調査結果」2020年)。なお男性は45歳を過ぎると、この割合がさらに半分の2%台となります。

募集対象は一般社員ではなく管理職に!

30代前半までは実務の即戦力としての求人が多いのですが、30代後半からはマネージャー、管理職の募集がメインとなります。期待されているのは組織の運営であり、プレイヤーとしての比重が小さくなるので、30代前半までと比べれば異業種への転職もしやすくなります。

ニーズは高いが、選考基準もハイレベル

30代後半以降となれば、ほとんどの企業において業務の中核を担う年代です。企業の将来を左右する人材の募集ですので、一般に提示される給与も高く、その分、ハードルの高い厳選採用となります。今在籍している企業としても中核社員が抜けることになるわけですから、30代前半までの転職よりも慎重に、責任感をもって転職活動に臨むべきだと言えます。

30代後半以降の転職に向く人、向かない人

向く人1:マネジメント経験がある

マネージャー、管理職の募集が中心なので、組織やチームを率いた経験の数と質が、転職の成否を決めると言っても過言ではありません。大切なのは自身の仕事の能力よりも、組織をまとめたり、人を成長させたりする力です。

向く人2:新規事業立ち上げ経験がある

30代後半以降の転職市場では、その企業が未経験の新たな事業に乗り出す際に、組織を統括できる経験者を募集するケースがあります。事業の設立をリードする経験は誰もが持っているわけではないので、マネジメント経験に加えて新規事業立ち上げ経験があれば、転職を成功させやすいでしょう。

向く人3:突き抜けた専門能力がある

マネジメント能力よりも、実務能力に比重を置く募集も中にはあります。この場合、大きな戦力であった中堅、ベテラン社員の抜けた穴を埋めるための募集と考えられます。そのピースにぴったりはまる高い実務能力、そして後輩を育てられるリーダー的素質がある人が求められています。

残念ながらこんな人は苦戦するかも

マネジメント経験がない、未経験の業種に一から挑戦したい、経済的な事情などから短期決戦で転職先を決めたい、という30代後半以降の人は、苦戦を覚悟しておいた方がよさそうです。もちろん、人手不足の業界を中心に一定の募集はありますので、年収ダウン覚悟であれば心機一転を図ることは可能です。

エグゼクティブ転職に向けて必要な準備

自分の市場価値を高めておく

前項で挙げた「向く人」の要素は、転職しようと思い立ってから付け焼刃で身に付けられるものではありません。30代後半以降の転職を視野に入れているなら、部下の育成経験、新規プロジェクトへの参加等を積極的に行い、「売れる人材」になっておきましょう。

長期的なライフプランを考えておく

35歳以降となると家庭を持つ人も多く、またそれまでの年代と比べると、失敗したときのやり直しも簡単ではないのが現実です。人生を左右する重い決断になりますので、結婚、出産、育児、マイホーム購入などとの兼ね合いを考えて転職を検討しましょう。家族の同意を得ておくことも大切です。

まとめ

30代後半以降の転職は、人生の大きなステップアップチャンスですが、実力至上のシビアな市場という側面もあります。もしあなたが30代前半以前の年齢で、30代後半以降のエグゼクティブ転職をねらっているなら、そのタイミングまでにどれだけ市場価値を高められるか、勝負は既に始まっています。

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