異職種に挑戦!事務職から営業・販売職への転職に役立つスキルと準備
更新:2022年5月10日

転職に戸惑いや不安はつきものとはいえ、今までとは違う職種に挑戦する場合はなおさらかもしれません。新しい環境に飛び込んでも存分に力を発揮できるよう、これまでの経験やスキルを新天地でどう活かせるのかを知っておきましょう。
そこで本記事では、事務職から営業や販売職に挑戦する人へ、不安を少しでもなくせるように転職する際に知っておきたいことや準備しておきたいものをお伝えします。
営業や販売職に活かせる事務職で培ったスキル
前職とは違う職種に転職しても、それまで培ってきたスキルはすべてリセットされるわけではありませんので過剰に心配しないようにしましょう。とくに事務職の経験を通して身につくのは汎用性の高いスキルが多く、真逆のイメージがある営業や販売の仕事でもたくさんの場面で活かせます。
そして、活かせるスキルを事務職で培ってきた経験は励みになるだけでなく、アピールポイントにもなります。自分の強みにして、自信をもってしっかりアピールしましょう。
PCスキル
営業や販売の場面でよく使われる顧客情報や在庫管理の専用システムの操作に、高度なPCスキルは不要です。そのため、データ集計や分析業務など、PCスキルを必要とする場面では営業事務や専門部署に任せているという人もいると思います。
一方で、事務職経験がある人の多くはPCスキルを持ち合わせています。営業や販売職に就き、課された目標を達成するには日々の売上をはじめ過去の売上データを集計し、顧客や市場動向などの分析とあわせて計画に落とし込まなくてはいけません。
ExcelやAccessなどを使ってデータベース関連の処理を行えるスキルがあれば、進捗を見てタイムラグなく素早く軌道修正できます。さらに、PowerPointを使って企画書や提案資料の作成もできると、営業プロセスすべてを一人で担える人材として高く評価されるでしょう。
調整力
事務職は社内の関係者とコミュニケーションをとる機会が多く、なかには担当社員に変わってクライアントとやりとりを行なう業務もあります。所属するチームのメンバーをはじめ、関連部門の社員、クライアントや協力会社など、さまざまな立場の人たちとかかわりながら仕事を進める必要があるため、知らず知らずのうちに調整力が身につきます。
調整力とは、それぞれが置かれている状況を考慮して条件をすり合わせ、双方にとって良い結果へ導く力です。
営業や販売は、顧客のニーズを的確に汲み取り、期待以上のサービスやプロダクトを提供する仕事です。社内外を問わず調整業務を行なっていた事務職の人は、その経験をそのまま営業や販売職でも活かせます。
また、周囲の意見を汲み取り、問題点を整理して改善する高い調整力があれば、きっとチームマネジメントにも活きてくるはずです。
営業や販売職として入社までに準備したいもの
事務職で培ったスキルを活かして営業や販売の仕事環境にスムーズに入っていけるよう、事前に準備しておいた方がいいものをお伝えします。準備は万全に、気持ちに余裕を持って転職初日のスタートを切りましょう
ミニノート
営業所や店舗などで説明や研修を受ける際、手元にパソコンがあるとは限りません。普段パソコンやスマホでメモをとる人も、持ち歩きに邪魔にならないサイズのノートや筆記用具を準備しておきましょう。
ボールペンや万年筆
状況によってはお客様に文房具をお貸しする場面があります。高額なサービスや商品を提供する業種であれば、尚更文房具は高品質な方が好印象です。インク切れには注意し、予備を数本用意しておくと安心です。
ハンドクリーム
コロナ禍の今、アルコール消毒が原因でいつもより手荒れが起きやすいかもしれません。席について商談やお会計を行う際、自分が思うよりもお客様は営業マンや販売員の手元を見ていますので、爪はもちろん指先もケアしましょう。また、品出しなどでダンボールを扱う場合、皮脂が奪われるため手が荒れやすくなります。ハンドクリームを常備しておくといいでしょう。
歩きやすい靴
座りっぱなしのデスクワークとは違い、立ちっぱなしや歩いている時間が長い仕事の人は歩きやすい靴を着用しましょう。また、業種や会社によっては指定の制服があったりスーツを新しく準備したりする人もいると思います。靴は、服装や職場の雰囲気に合うものを選ぶようにしてください。
異職種への転職で生活が変わる人も
業種によってはシフト制を導入し、土日出勤や遅い時間帯の勤務もあります。そのため、転職で勤務時間が変わる場合は生活に大きく影響する可能性があります。
終業後に習い事をしている人はレッスン時間を変更したり、子どもがいる人は送迎の時間や分担を家族と見直したりという状況が発生するかもしれません。変化するライフスタイルにも対応できるよう、転職前に家族と話し合っておくのをおすすめします。
そして、キャリアチェンジを成功させるために、これまでの経験やスキルがどのように活かせるのかを具体的に考えておきましょう。
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