コンカフェ(コンセプトカフェ)とは?働き方の注意点も解説!
更新:2023年6月4日

「コンカフェ」はコンセプトカフェの略語ですが、メイドカフェやガールズバーとはどのような違いがあるのでしょうか。
コンカフェには、動物やボードゲームなどの独自のコンセプトに合わせた雰囲気も楽しめますが、働く際にはいくつかの注意点もあります。
本記事では、コンカフェの仕事内容、コンカフェの種類、働く際の注意点などを紹介します。
コンカフェとは
コンカフェとは、「コンセプトカフェ」を略した言葉で、独自のコンセプトを持ったカフェです。店内の装飾、メニューやスタッフの衣装、接客もその世界観に合わせています。
「カフェ」と名前が付いていますが、お酒を提供せず喫茶として営業している店舗もあれば、お酒を提供しているカフェ兼バーの形態をとる店舗もあります。
コンカフェとメイドカフェ、ガールズバーの違い
コンカフェと似た言葉として、メイドカフェやガールズバーがあります。
以下ではメイドカフェやメイド喫茶、ガールズバーとの違いを紹介します。
メイドカフェやメイド喫茶との違い
メイドカフェやメイド喫茶は、どちらもメイドをコンセプトに営業されているお店です。
メイドカフェやメイド喫茶はコンカフェの1種で、コスプレ系コンカフェに分類されます。
スタッフはメイドの制服を着て、メイドになりきって接客します。スタッフはお客さんが座っているテーブルをまわり、カフェ店員の役割もこなします。そのなかで、お客さんとチェキ撮影やゲームをします。
お客さんは「推し」に会う目的で来店することもあり、性別や年齢に関係なくファンが来店します。
メイドカフェやメイド喫茶は、昼間の営業をメインにしている店舗も多いようです。
ガールズバーとの違い
ガールズバーは、女性がバーテンダーとして接客するお店です。
コンカフェとの大きな違いは、接客方法にもあります。各テーブルをまわるコンカフェに対して、ガールズバーはカウンター越しにお客さんとお酒を飲みながら会話を楽しみます。
ガールズバーは昼間営業の店舗はほぼなく、夕方や夜から夜遅くまで営業し、お酒を提供しています。
客層は立地によって異なり、繁華街では賑やかにお酒を楽しみたい方が多く、立地により飲食代も異なります。
ガールズバーはお酒を提供し深夜まで営業しているため、多くの店舗では22時以降も働ける18歳以上に限定して求人を出しています。また22時以降の勤務がなくても、お酒を伴う接待を提供する店では、18歳以上であることが条件です。
コンカフェの種類
コンカフェの種類は、コスプレ系だけではありません。以下ではコンカフェの種類として動物系、コラボ系や文化系のコンカフェを紹介します。
コスプレ系
コスプレ系コンカフェは、店舗のコンセプトに合わせてスタッフがコスプレをしているカフェです。
食事メニューはドリンクやオムライスなどの軽食が多いですが、コンセプトに合わせたメニューを提供しているカフェもあります。
よく聞くメイドカフェとして、お客さんが「ご主人様」になりスタッフがメイドの接客をイメージする方も多いかもしれません。
ただ、実際はその他にもさまざまなコスプレ系コンカフェが存在します。たとえば、忍者カフェでは、忍者の衣装を着たスタッフが「お殿様」であるお客さんを接客します。シンデレラカフェでは、お客さんがシンデレラのようなお姫様気分を楽しめる世界観になっています。
それぞれのコンセプトに合わせた雰囲気の店舗で接客してもらえるのが、コスプレ系コンカフェです。上記に紹介したコンセプト以外にも、執事や妖精、ナース、学園系カフェなどがあります。
動物系
動物系コンカフェとは、動物との触れ合いを楽しめるカフェです。
最近ではさまざまな動物系コンカフェがあり、動物好きの人が集まります。たとえば、猫や犬、うさぎ、フクロウ、インコなどの小鳥、爬虫類系など、多くのコンセプトで展開されています。
動物系コンカフェのスタッフは、接客のみでなく動物のお世話もします。動物の様子を細かく観察することや、お客さんと動物の間に入って動物に負担がかかりすぎていないか気配りすることもスタッフの大切な役割です。
コラボ系
コラボ系カフェとは、漫画やアニメ、ゲーム、映画などとコラボしているカフェです。多くがアニメや映画のプロモーションとして期間限定で開催されます。
カフェ内では趣向を凝らしたコラボメニューを楽しめ、多くのグッズに触れられます。店舗限定や期間限定のグッズが販売されることもあり、グッズ目的での来店もされます。
文化系
文化系コンカフェは、ボードゲームやカードゲーム、文房具、文学などのコンテンツを楽しめるカフェです。
本を楽しめる文学カフェは、多くの本が読めるのみでなく、小説の世界観に合った食事メニューを楽しめます。
文房具カフェやゲームカフェは、実際に手に取って体験でき、同じ趣味のお客さんとの交流も楽しめます。また多くの店舗では、気に入った商品を購入できる点も魅力です。
コンカフェで働く際の注意点
コンカフェで働く際は、以下の点に注意しておくことが大切です。
アルコール提供の有無を確認する
接客以外の仕事内容を確認する
お客さんとスタッフの距離感を確認する
18歳未満の方は、アルコール提供がある店舗では働けません。また、22時以降の深夜労働が禁止されています。求人情報の応募条件に「高校生は応募不可」と書かれている場合もあります。
またコンカフェでは、ホールの接客以外に、店舗の外でチラシを配る、声をかけて入店してもらうなどの営業をする可能性もあります。
また、働くなかでストーカー被害、ハラスメント 被害に遭う危険性もあります。安心して働くには、お客さんとの距離感や、トラブルに対するお店の対応方法も確認しておくと安心です。
まとめ
コンカフェは「コンセプトカフェ」の略で、さまざまな種類のコンカフェがあります。コスプレ系コンカフェや動物系コンカフェ、コラボ系コンカフェなど独自の世界観で楽しめるカフェです。
かわいい制服やコンセプトに合った接客方法で楽しく仕事ができる反面、アルコール提供や夜間営業によりスタッフの年齢制限が必要な場合もあります。
面接の時に詳しい仕事内容やお客さんとの距離感も確認し、安心して楽しく働けるようにしましょう。
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