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エクスターンシップの解説と受け入れ先の探し方

大学生が卒業後すぐに就職できるよう支援するための制度やリソースにはさまざまな種類がありますが、その中の1つがエクスターンシップです。インターンシップはメリットが明らかなので、学生たちの話題に上ることが多い一方、エクスターンシップの効果や重要性について正しく理解している人は多くありません。この記事では、エクスターンシップとは何か、そしてエクスターンシップに参加することでどんなメリットが得られるのかについて、詳しく説明します。

エクスターンシップとは

エクスターンシップとは、大学生が在学中に職歴を積むために利用するプログラムのことです。インターンシップと同様に、エクスターンシップは学生が仕事を実際に体験する機会になりますが、いくつかの大きな違いがあります。各業種のエクスターンシップに参加した経験は、履歴書でのアピール材料になるので、卒業後すぐに就職しようと考えている学生にとって、エクスターンシップは貴重なチャンスとなります。

多くの場合、エクスターンシップはカリキュラムの一環として学期中に行われ、大学で学んでいる理論的なテーマに関する実践的な知識を、経験を通じて身につける機会となります。エクスターンシップは基本的に、研修の場を提供する企業や組織と大学の協力の下で行われます。エクスターンシップに参加した学生の大半は、職場の雰囲気や従業員や職員の仕事ぶりを模擬体験したり、規模の小さい案件を担当したりすることになります。

学生にとって、エクスターンシップはこれまで身につけてきた知識やスキルを実際の仕事の場面で発揮する貴重な機会になると同時に、自分が興味のある分野への適性を判断するチャンスになります。基本的にエクスターンシップは報酬よりも経験を得ることを目的として行われるものであり、仮に報酬が支払われるとしても、その金額はごくわずかです。しかし、実社会の現場で学びを深め、キャリアに関する自分の選択が正しいかどうかを判断する機会になるという点で、エクスターンシップは参加する価値があります。

インターンシップとエクスターンシップの違い

インターンシップとエクスターンシップは、どちらも経験を通じて学びを深める機会になる点でよく似ていますが、次のような面でいくつかの大きな違いがあります。

  • プログラムの期間
  • プログラムの内容
  • プログラムの効果
  • プログラムの報酬

プログラムの期間

インターンシップは数週間から数か月に及ぶ長期のプログラムとなるのが通常で、夏休み中に行われることもあれば、学期中に行われることもありますが、これはエクスターンシップには当てはまりません。エクスターンシップの場合、数日ないし数週間という短期の集中プログラムで、ビジネスの現場や各業種のさまざまな側面を体験することができます。

エクスターンシップのプログラムがこのように設計されているのは、単にその方が便利だからというだけではありません。1つの仕事を数日ないし1週間ほど体験すれば、学生はその仕事の内容を合理的に把握し、自分が就きたい仕事かどうかを判断できます。エクスターンシップは短期集中型なので、特に相性の良い仕事が見つかるまで、複数のエクスターンシップに参加してさまざまな仕事で自分のスキルを試すことができます。

プログラムの内容

エクスターンシップに参加する学生は、職場の模擬体験や業界会議への出席、グループ学習、各種業務や小規模案件の担当、個別の業務プロセスへの対応など、異なる学びの機会に取り組むことが求められます。プログラムの性質上、エクスターンでは1つの仕事のさまざまな業務を短期間で体験することになります。これに対し、インターンでは日常業務を何か月にもわたって担当することになります。

プログラムの効果

エクスターンシップは、ある仕事に興味のある学生がその基本的な内容を、短期間で大まかに把握するためのものなので、インターンシップと比べて研修の内容が浅くなる傾向にあります。したがって、インターンシップの前にいくつかのエクスターンシップに参加することが、卒業後のキャリアパスを判断する上で効果的な場合があります。適切なエクスターンシップに参加すれば、その仕事がインターンシップ先として向いているかどうかを知るチャンスになります。また、エクスターンシップに参加した分野で仕事に就かないことに決めたとしても、新卒採用の選考で履歴書に記載する材料になります。

プログラムの報酬

多少の例外はあるものの、エクスターンシップは基本的に無給です。プログラムの内容や期間を踏まえれば、エクスターンシップが経験を得るために行われるもので、手っ取り早く収入を得るためのものでないことは当然と言えます。一方、インターンシップは有給の場合もあれば無給の場合もありますが、インターンでは多くの時間を費やして研修に参加しているので、業種によってはインターンの時間に見合うだけの報酬を支払うべきだという声があります。

エクスターンシップに参加するには

エクスターンシップに参加するにはさまざまな方法がありますが、代表的なのは次の3つです。

  • 大学のキャリア支援サービスを利用する
  • 人脈を広げる
  • 他の教育機関や非営利団体に問い合わせる

大学のキャリア支援サービスを利用する

ほとんどの場合、エクスターンシップは研修の場を提供する企業や組織と大学の協力により行われるので、エクスターンシップに参加したければ、自分の担当アドバイザーに問い合わせるのが賢明です。担当アドバイザーがいない場合、あるいは誰が担当アドバイザーなのかわからない場合は、大学のキャリア支援課に確認すれば、通常は検討している業種の中から受け入れ先の候補を紹介してくれます。

人脈を広げる

受け入れ先を自分で探そうとする場合は、人脈を広げるが1つの方法です。人脈作りのためのイベントに学生として参加するにせよ、すでにつながりのある企業に問い合わせるにせよ、希望業種の人に出会えるイベントや講演などに出席するにせよ、人脈を広げれば何らかの効果が得られるのは間違いありません。すでに人脈がある場合は、受け入れ先を紹介してもらえないか聞いてみましょう。

さらに、SNSを使って人脈を広げたり、受け入れ先を探すためのサポートを受けたりする方法もあります。ビジネス用のSNSアカウントを持っていない場合は、在学中に職業体験の機会を探しているうちから、アカウントを作って準備を始めることをお勧めします。

他の教育機関や非営利団体に問い合わせる

エクスターンシップの受け入れ先を探す際は、ロータリークラブや商工会議所、非営利団体など、地域社会を基盤とする組織がサポートしてくれることがあります。地域社会から資金やメンバーを集めている組織に問い合わせ、受け入れ先の候補になる企業がないか確認してみましょう。あるいは、裁判所や警察署などの政府機関がエクスターンシップの受け入れ先になってくれるかもしれません。大学が受け入れ先を見つけてくれない場合は、柔軟な発想で探してみましょう。

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