体育学部の学生におすすめの職種とは?就活での強みも解説
更新:2022年7月19日

体育学部は、体育やスポーツを通しての社会貢献を学ぶ学部です。
体育学部は、大学によって武道学科やスポーツ医科学科、健康学科などさまざまな学科やカリキュラムがあります。実習もありますが、座学ではスポーツ理論や健康に関わる分野が学べます。
本記事では、体育学部の学生におすすめの職種、就職活動でアピールできる強みを解説します。
体育学部で学べる内容とは
体育学部では、体育やスポーツはもちろん、人の健康に関わる専門的な知識やスキルを、座学と実践をとおして学びます。
体育学科や武道学科、スポーツ医科学科、健康学科など、大学によって名称やカリキュラムは異なるものの、将来的に体育やスポーツを通して社会貢献ができる人を育てるための学部です。
体育、スポーツ科学の学びと実践
体育やスポーツに関連する歴史と各種理論、心理学や運動生理学まで、さまざまな基礎を座学で学びます。同時に、実習時間で体験を通して学び、専門性を深めます。
また、大学によっては世界レベルのスポーツ選手を養成するような「アスリートコース」もあり、日本のスポーツレベルを向上させるための取り組みを行う場合もあります。
論理的、科学的アプローチからの研究や教育
基本的な理論を学んだあとは、ゼミなどを通して、論理的かつ科学的な視点で以下のような研究を行います。
スポーツで体を効率的に動かすためのメカニズム
スポーツが身体に与える肉体的、精神的な影響
人の骨格や筋力と運動機能との関連性
体育やスポーツに関連する科学的なアプローチによる研究が、スポーツの競技レベルの向上やスポーツ医学の発展などに役立っています。
体育学部の知識を活かせる業界
体育学部で得た運動と人体に関する知識を活かしやすいのは、スポーツ関連業界です。スポーツ用品の販売を行うメーカーやトレーニングサービスを提供する企業など、選択肢はさまざまです。
そしてスポーツ関連業界以外にも下記の業界への就職が目立ちます。
商社
サービス業界
製造業
運輸・流通業界
知識だけでなく体力が求められる建設業や、体育教師、消防士などの公務員も目指せます。
体力や精神力が優れており、結果を出すために努力できる能力はあらゆる業界で必要とされるでしょう。
体育学部の学生におすすめの職種
体育学部では、体育やスポーツの実践だけでなく、スポーツ医学などの専門知識が学べるため、習得した知識やスキルを活かして人に関わる仕事への就職がおすすめです。
教員、教職
小中学校や高等学校などで、体育やスポーツの専門的な知識と技能を活かして、生徒にスポーツはもちろん保健体育の指導を行います。
教員になるには、教員免許を取得した上で、教員採用試験に合格する必要があります。
スポーツインストラクター
スポーツジムなどで、自分が習得したスポーツ面での専門知識や技術を活かして、指導を行う職業です。
顧客のトレーニング計画を作成したり、トレーニング方法を説明しながら実践して指示を出したりします。
スポーツジムで、ヨガやエアロビクスなどのグループレッスンを行う場合もあります。また、個人向けのプライベートレッスンを行う人もいます。
スポーツトレーナー
スポーツインストラクターと違って、スポーツ選手を健康面やスキル面でサポートする職業です。食事などの栄養指導はもちろん、メンタルやケガのケアも行います。
主な活動先は、インストラクターと同じようにスポーツジムなどの施設ですが、実業団やプロチームに帯同する人もいます。
整体師、理学療法士
医療福祉系の職業で、患者の身体的な不調に対して指や手を使って施術したり、リハビリテーションのサポートを行なったりする職業です。
体育学部のなかでも、スポーツ医学系の学科で学び、柔道整復師や理学療法士などの国家資格を取得した人が就労します。
就職先は、整体院や病院、介護施設やスポーツジムなどさまざまです。
消防士、警察官
公務員のなかでも消防士や警察官は、救命活動や犯罪の予防など、学力だけでなく体力やチームワークが求められるため、体育学部で培った経験を活かしやすい職業です。
体育学部の学生の就職での強み
体育学部では、体育やスポーツの専門知識や技能を学べるだけでなく、実習による集団活動の経験なども豊富なため、就職ではさまざまな強みがあります。
体力、精神力
体育学部のカリキュラムでは、座学だけでなく実際にスポーツを行いながら、競技力の向上を目的とした実習を行います。部活動として特定のスポーツを行なっている学生も多いため、体力面では他の学部よりも優れていると受け止められるでしょう。
また、メンタルコントロールなどの精神面の健康知識だけでなく、スポーツで困難を乗り越えた経験などをとおして培った精神力も評価されるでしょう。
チームワーク
スポーツ実習のカリキュラムでは、個人競技ばかりでなくチームプレーが必要なスポーツを経験します。
チームワークの重要性はもちろん、チームのなかで自分がどういった役割を果たすべきかを考える力が身に付くため、就職活動ではアピールポイントになるでしょう。
また、ゼミで課題や研究に取り組む際は、グループディスカッションやプレゼンテーションなども行うため、チームで課題に向き合う経験も強みになり得ます。
まとめ
体育学部では、体育やスポーツの専門的な知識やスキルを、座学や実習をとおして学びます。
体育学部には、体育学科だけでなく、スポーツ医科学科や健康学科などもあり、人の健康的な生活につながる分野のカリキュラムもあります。教師やスポーツインストラクターなどの教える立場だけではなく、スポーツトレーナーや理学療法士のように人の健康的な活動をサポートする職業にも就職できます。
体育学部では、実習や部活動などをとおしてチームワークの大切さを学ぶことができます。就職活動では、今まで培ってきた体力や精神力などの強みも含めてアピールしましょう。
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