工業高校の学生の就活とは?就活が有利になる理由も解説

更新:2022年7月9日

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平成31年の文部科学省の工業高校の進路状況調査では、工業高校の就職率はほかの専門学科高校と比べて高い傾向にあります。 

工業高校在学中の方や工業高校への入学を目指している方にとって、「工業高校の就活にどんな利点があるのか」「工業系の仕事にはどんなものがあるか」は気になるポイントでしょう。

本記事では、工業高校の学生の就活の実態や就活での注意点、企業からの応募が多いケースを説明します。

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工業高校の学生の就活とは

一般的に高校の就活では、企業から送付された求人を学校が掲示し、学生が就職したい企業を探して応募します。

また、工業高校の学生も同様に、企業が学校向けに出した求人に対して応募する学校推薦や企業推薦で就活を行います。

工業高校向けに出される求人の内容は、工業系の企業が多い傾向にあり、なかには多くの方が名前を聞いたことがあるような大企業の求人もあるでしょう。

学校向けに出されている求人の場合、希望者が一人なら内定をもらえるようなケースもあります。

一方で、学校経由での応募は「応募数に制限がある」「内定辞退がしにくい」などのデメリットもあるのが現状です。

そういった事情から、昨今では求人検索エンジンなどを利用して自主的に就職活動を行う学生も増えてきました。

学校からの推薦ではないため内定までの難易度は上がりますが、自主応募だと応募数や内定後の対応の自由度が高いため、自分に合った企業を探しやすくなります。

工業高校の学生が就活で有利な理由

工業高校の学生が就活で有利な理由は以下の3つが挙げられます。

  • 就職活動をスムーズに行える

  • 専門的な知識を学ぶため即戦力になれる

  • 採用ステップが少ない場合もある

工業高校の場合は、一般の高校に比べて工業関係の企業からの求人も多く集まります。学校向けに出された求人に応募する場合、通常の求人に応募する時に比べて、間に学校が介入するため就職活動をスムーズに進めやすいでしょう。

工業高校では、授業内で就職先の実務に直結するような専門的な知識を学べます。学校によっては、危険物取扱者などの資格対策がカリキュラムに組み込まれている場合もあります。

また、一般的な求人に応募した場合の採用に至るまでのステップと、企業推薦に応募した場合の採用に至るまでのステップは異なるケースもあります。

一般的な求人に応募した場合、エントリーシートの提出、SPIの受験、筆記テスト、グループディスカッション、面接などの多くの工程を経て、採用される応募者が決まります。

しかし推薦の場合は、エントリーシートの提出、筆記テスト、面接だけで採用が決まる場合もあります。

そのため、就活に対する「対策」を行う必要があまりない点も、工業高校の学生が就活で有利である大きな理由の1つとして挙げられるでしょう。

工業高校の学生が就活で注意する点

工業高校には学校向けに大量の求人が来るとは言え、同じ求人に対して学生同士の希望が被ってしまえば、希望する求人に応募できない学生も出てきます。推薦を目指す方は、成績を維持できるように日頃から意識しましょう。また、内申点関わってくるので、学校での行いも見直しましょう。

工業高校にはたくさんの求人が集まるため、求人を自由に選べるのもメリットの1つです。しかし求人の数が多いがゆえに、自分がどのような仕事をしたいかをきちんと意識していなければ、どの求人に応募すべきかで悩んでしまいます。

就活の時期が来る前に、自分のやりたい仕事や職種の方向性の明確化を心がけましょう。

工業系の仕事の種類

工業高校に対して求人を出す企業は工業系が中心です。では、工業系の仕事はどのようなものがあるのでしょうか。

  • 製造業

  • 建設、土木業

  • 運送業

  • 電気、水道業

高校によって設けている専攻科は異なりますが、企業によっては専攻科を指定して求人を出している場合もあります。

このような求人の場合、もちろん該当する専攻科に在籍している学生しか応募はできませんが、条件に当てはまる学生にとっては狙い目の求人です。通常の求人よりも条件が優遇されている場合が多いため、詳しい内容確認をしてみましょう。

自分で求人を探す場合は、希望する条件や職種などで条件を絞り込むと探しやすいです。

たとえば、Indeed で「気工事士」「機械組立工」などのキーワードを検索すると、関連する求人を手軽に探せます。

まとめ

高校生での就活を不安に思う方もいるかもしれません。

工業高校で就活を行う場合、学校向けに出されている求人に応募するケースもあります。求人を出す企業側も採用を前提にしているため、内定までの工程は比較的スムーズになるでしょう。

募集求人数に対して応募者が多い場合は、成績順に決められる場合もあるため、成績や日頃の行いにも注意が必要です。

自主的に応募を行う場合、検索エンジンなどで自分の志望する内容に合致する企業を探す必要があります。

Indeed では、あらゆるキーワードでWeb上の求人を簡単に検索することができます。ぜひ、「工業高校卒」などのキーワードで検索してみてください。

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