応募・面接対策

技術面接でよく聞かれる13の質問(ヒントと回答例あり)

ポイント

  • 面接官は、技術的な質問を投げかけることで、あなたのスキルレベルと情報処理能力を確かめます。
  • 自分の考え方とロジックを明確に説明できるよう準備をしてください。
  • 必要であれば、自分の考えをまとめるために少し時間をもらいましょう。質問の内容が明確でなければ、適宜確認のために質問してください。

テクノロジー業界で仕事をすることを考えているなら、技術面接は一般的な採用面接とはかなり違うことを理解することが大切です。通常、技術面接では行動に関する質問、設定された仮想の状況に関する質問、そして技術的な問題の解決を問う質問が行われます。あなたがこれからテクノロジー業界でキャリアをスタートさせようとしている人であれ、業界のベテランであれ、技術面接で想定される質問のパターンを知っておくと、回答を入念に用意して、自分のスキルと経験を面接官にアピールすることができます。

この記事では、技術面接で最もよく聞かれる質問について取り上げ、技術的な質問に対する回答例とヒントをご紹介します。

技術面接とは

技術面接は、ITなどのテクノロジー業界に関係する仕事を対象として行われる採用面接です。電話、オンラインまたは対面で実施され、所要時間は1時間から丸一日までさまざまです。質問としては、採用面接で一般的に聞かれる質問のほかに、クイズ形式で頭を使うものや、技術的な能力を評価するもの、問題解決を問うものがあります。

技術面接では、応募した求人の特定のニーズに関連する技術的な知識やスキル、能力が面接官に評価されます。また、技術的な知識やスキルに加え、問題を解決する際の思考プロセスや、採用企業の文化になじめるかどうかも評価の対象になります。

技術面接でよく聞かれる質問

技術面接で聞かれる質問は、次のようないくつかのカテゴリーに分類できます。

  • 行動に関する質問
  • 設定された状況に関する質問
  • 学歴に関する質問
  • 技術的な知識や経験に関する質問

次に、採用企業がこうしたパターンの質問をする理由と、採用企業が求めているポイントについて、技術的な知識や経験に関する質問への回答例を挙げながら説明していきます。

行動に関する質問

通常、技術面接は、候補者の人柄や、候補者が採用企業の文化になじめるかどうかについて理解を深めるため、他のタイプの面接と同じく、行動に関する一般的な質問をすることから始まります。行動に関する質問に答える際は、STARメソッドを使って面接の質問に回答するテクニックを活用して回答することをおすすめします。その方法とは、聞かれた質問に関連性のある自分の経験を取り上げ、その状況や解決すべき課題、取った行動、そしてその結果について分かりやすく説明する、というものです。次に、技術面接で想定される、行動に関するよくある質問と回答例をご紹介します。

  • あなたが携わった直近のプロジェクトでの役割と業務について教えてください。
  • あなたがこれまでで一番満足しているプロジェクトと、そのプロジェクトにどう貢献したかについて教えてください。
  • 1人で仕事するのとチームで仕事するのはどちらが好きですか?

関連記事:【面接対策】コンピテンシー面接とは?攻略法と回答例

設定された状況に関する質問

行動に関していくつか質問した後、続いて面接官はある架空の状況を設定し、そこでどのようにして問題を解決し、状況に対応するかについて質問します。面接官はこうした質問を通じ、職場で発生する可能性がある課題についてあなたが想定しているかどうか、あなたならどのようにその課題に対応するかを知りたいと考えています。これに対しては、STARメソッドを使ったテクニックを活用し、あなたが過去に経験した類似の状況を取り上げ、質問に答えてください。次に、技術面接において想定される、こうした質問のよくある例と、それに対する回答例をご紹介します。

  • ある仕事を頼まれたものの進め方が分からない場合、どうしますか?
  • これまでにプロジェクトに携わった中で、あなたが期待されている業務の範囲を超えて仕事をしたときのことを教えてください。
  • チームのプロジェクトで気難しい同僚と一緒に仕事をしなければならなくなった場合、どうやってその課題を乗り越えますか?

関連記事: 状況設定型面接でよくある5つの質問(回答例あり)

学歴に関する質問

面接官は、これまでにあなたが受けた技術的なトレーニングや教育の内容を具体的に確認し、選考対象の仕事であなたが働いていくための基礎として役立つものかどうかを知りたいと考え、学歴に関する質問をします。この質問に対しては、応募した仕事に関連性のある特別な資格を持っている、講座またはトレーニングを受けたことがある、または学問上の業績があるという場合、必ずその内容を面接官に伝えてさい。次に、技術面接でよく聞かれる学歴に関する質問と回答例をご紹介します。

  • あなたの学歴はこの仕事に役立つと思いますか?
  • 技術的な資格は持っていますか?
  • 技術的な資格や知識について、いつも最新の状態にしておくための取り組みについて教えてください。

技術面接で聞かれる質問と回答例

面接官は、行動と設定された状況に関して質問し、あなたの学歴について理解を深めた後、それに続いて技術的な知識やスキル、経験に関する質問をします。この質問に対しては、技術的な概念について分かりやすく伝え、自分の業務プロセスを説明できる能力を示すことが大切です。想定される技術的な質問の具体的な内容は、応募した仕事の役割において求められる技術的なニーズによって変わりますが、よくある技術的な質問と回答例を次にご紹介します。

  • あなたが一番慣れているコーディング言語を教えてください。
  • SANについて説明し、SANの使い方を教えてください。
  • どのような場合にデータベースのデザインをデノーマライズするのが適切ですか?
  • 自動ビルドプロセスにおける、継続的インテグレーションシステムの役割を教えてください。

あなたが一番慣れているコーディング言語を教えてください。

あなたが知っているコーディング言語について面接官が質問する目的は、おそらく、業務で使用することを想定している言語の使い方について完全に理解しているか、複数の言語を使用することを苦にしないかを確認するためだと考えられます。この質問に対しては、使用経験があって使い慣れているコーディング言語を複数挙げることが大切です。そしてその中で最も使い慣れたコーディング言語を取り上げ、なぜその言語なのかについて説明してください。

回答例: 「SQLやPython、C++、Visual Basicなど、使い慣れたコーディング言語はいくつかありますが、使用経験が一番長いのはJavaScriptです。初めて勉強したコーディング言語がJavaScriptだったということと、この10年に複数のプロジェクトで実際に使用したこともあり、JavaScriptが一番使い慣れています。」

SANについて説明し、SANの使い方を教えてください。

この質問は、あなたが応募した仕事で成果を挙げるために熟知しておく必要がある、特定のネットワークについての技術的な知識を問うものです。この質問に対しては、SANが何を意味しているか、SANの役割は何か、そしてあなたなら応募した仕事でどのようにSANを使用するかを明確に説明してください。

回答例: 「SANは、ストレージエリアネットワークの略であり、ストレージにブロックレベルのネットワークアクセスを提供する高速専用ネットワークのことです。アプリケーションの可用性を向上し、パフォーマンスを高め、ストレージの使用率と効率をアップするとともに、データの安全性と保護を強化するために使用します。」

どのような場合にデータベースのデザインをデノーマライズするのが適切ですか?

これは技術面接で聞かれる、より難易度の高い質問です。データベースを最適化するためにデノーマライズを選択することの、メリットとデメリットを明らかにする方法を理解しているかを問うものです。デノーマライズはデータベースの能力に影響を与えます。したがって、この手法を使うことの賛否両論を明確に説明し、どのような場合にデノーマライズを採用するのが適切かを明らかにすることが大切です。

回答例: 「デノーマライズはデータベースを最適化するための手法の1つです。特定のクエリに対するデータベースのパフォーマンスを向上させるために使われるものであり、アプリケーションの要件に適合するようデータベースを改良しなければならない場合に必要となることがあります。ただ、データベースの能力に影響を与えるため、スケーラビリティやパフォーマンスの観点から本当に必要であることを確認した上で、最適化の手法としてデノーマライズを選択することが重要です。」

自動ビルドプロセスにおける、継続的インテグレーションシステムの役割を教えてください。

面接官は、あなたが継続的インテグレーションシステムとは何か、自動ビルドプロセスにおいてどのように使われているかを理解していることを確認するために、この質問をします。この質問に答える際は、継続的インテグレーションの定義を明確にし、その上で自動ビルドプロセスにおいてどのように使用されるかについて説明します。

回答例: 「継続的インテグレーションとは、システム開発の過程で開発者に1日のうち何度か、共有リポジトリにコードをコミットするよう求めるものです。コードがコミットされるたびに自動ビルドによって検証されます。これにより、コードベース内の不良や問題を早期に発見することができます。」

技術面接のためのヒント

技術面接で有望な候補者として認められるためのヒントを、いくつかご紹介します。

ロジックを説明する

技術面接で聞かれる質問の多くは正解が1つです。したがって、他の候補者の回答に差を付ける方法を見つけ出す必要があります。あなたの問題解決のプロセスや、答えに至るために使ったロジックを説明すれば、より優れた候補者として面接官の印象に残ることができます。

問題を解決するための異なる方法を知っておく

技術面接の質問の中には、正解が複数あるものがあります。解決に至る道筋がいくつかある質問に答える際は、問題解決のプロセスを説明することで、解決策を見つけ出すために各方法をどのように使えばよいか、あなたが理解していることを明確に示してください。

必要ならば確認する

質問に的確に答えるために追加の情報が必要になった場合、面接官に確認することは問題ありません。これにより、あなたには追加の情報が必要な場面を見定める能力があり、必要な場合は躊躇なく確認できると面接官に示すことになります。

分からない答えについて詳しく述べる

技術面接中、答えが分からない質問を受けた場合、その旨を面接官に正直に伝えることは問題ありません。ただし、分かりませんとだけ返答するのではなく、もしその問題と実際の業務の中で向き合うことになった場合、答えを求めてどのように情報を探索するか、その方法を説明してください。これにより、進め方が分からない仕事が出てきた場合に、問題解決に向けて情報を探索する能力をあなたが持っていることを面接官に示すことになります。

自分のスキルを証明できるよう準備する

技術面接では多くの場合、クイズ形式の頭を使う課題や、ホワイトボード上にコードを記述する課題、リモートでコードを記述する課題などを与えられ、自分のスキルを証明するよう求められます。一般的に2回目または3回目の面接で出される課題ですが、1回目の技術面接でも、クイズ形式の課題やホワイトボードを使ったコード記述の課題には対応できるように、準備しておくことが大切です。こうした課題に答える際は、必ずロジックの過程について詳しく述べ、どのようなステップを経て質問に対する答えに至ったかを説明してください。

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