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【面接対策】STAR メソッドを使って行動面接の質問に回答する方法

STAR を使った行動面接とは?

STAR 面接メソッドは、仕事に関連した課題に対処できるか面接で聞かれた際、最適な回答を行うために役立つテクニックです。「STAR」は、Situation (状況)Task (課題)Action (行動)Results (結果) の頭文字を取ったもので、具体例が含まれた簡潔でわかりやすい回答を準備するのに効果的な方法です。

採用マネージャーは、候補者が求める人材かどうか判断するため、行動面接の質問 を行います。このSTAR メソッドを使うことで、面接官に聞かれたことに適切な回答を出しつつ、過去の課題を克服して成功したことをアピールすることができます。

ここでは、今後の面接で STAR メソッドを活用するための行動質問の背景やヒントを紹介します。

行動質問とは?

行動面接は、以前の職場でどのように行動したかを知るために行われます。あなたの回答から過去の行動の例を知ることで、今後、同じような状況に直面した場合の対応を予測する材料にもなります。通常、このような質問は自由回答形式であることが多く、前職での経験を具体的に話してほしいと求められます。

STAR 面接の質問例

ここでは、面接で聞かれる可能性のある行動質問の例をいくつか紹介します。

  • 仕事で困難な問題に直面した時のことを教えてください。どのようにして課題を克服しましたか?
  • 仕事でプレッシャーを感じた時のことを教えてください。どのように対処しましたか?
  • ミスした時のことを教えてください。どのように対処しましたか?
  • 難しい決断をしなければならなかった時のことを例に挙げて教えてください。どのような行動を取りましたか?
  • データや論理を使って提案を行った時のことを説明してください。
  • 上司と意見が対立した時のことを教えてください。どのように解決しましたか?
  • 悪い知らせを人に伝えなければならなかった時、どのように伝えましたか?
  • 他部署と協力してプロジェクトを完成させた時のことを教えてください。
  • 過去に失敗した具体例と、その経験からの学びについて聞かせてください。
  • 目標を設定し、達成した時のことを教えてください。

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STAR メソッドの仕組みは?

STAR メソッドを使うことで、明らかな「対立」と「解決策」を描いたわかりやすいストーリーを作ることができます。このテクニックの各項目の意味を以下に説明します。

状況 (Situation)

その時の状況や課題に関する背景を話すことで、ストーリーの舞台を設定します。ここでは関連性の高い内容を説明します。

例: 「前職ではリードデザイナーを務めていましたが、チームは人員不足で、大量の未処理案件を抱えていました。アカウントマネージャーが無理な納期を設定したため、チームもストレスを感じて、士気が低下していました。」

課題 (Task)

その時の状況や課題において、あなたが担っていた責任や役割を説明します。

例: 「チームが納期を守って作業できるようにするだけでなく、他の部署に処理能力を伝え、チームのモチベーションを維持するのがチームリーダーとしての私の役割でした。」

行動 (Action)

その状況または課題を克服した方法を説明します。チーム全体で行動を実行した場合は、自分の取り組みを中心に話します。

例: 「適切な期待値を設定するため、プロジェクトのスケジュール見積りを含む正式なクリエイティブリクエストのプロセスを設定しました。アカウントマネージャーと毎週ミーティングを行い、チームの処理能力について話し合い、進捗を共有しました。」

結果 (Result)

あなたの行動によって、どのような結果が得られましたか? 可能であれば、成果を定量化するか、具体的な成果の例を用いて伝えてください。

例: 「チーム内でプロセスの透明性を高め、アカウントマネージャーとの間に適切な期待値を設定することで、デザインチームの To-Do リストの優先順位を決め直し、未処理案件をすべて完了させることができました。次の四半期には、プロジェクトの平均作業日程を2日短縮することができました。」

STAR メソッドを使って面接に備えるには

面接の質問を事前に知ることはできませんが、ほとんどの行動面接では、批判的思考力や問題解決能力を示す仕事関連の課題のほか、リーダーシップスキル、対立解消スキル、プレッシャーがかかる状況で実力を発揮した状況を中心に聞かれます。

面接に備えるには、仕事内容と必要なスキルを読み直し、発生する可能性がある課題、またはその職種で対処する可能性が高い障害を考えます。自分の職歴の中で、この仕事で成功するために必要な強みを持っていることを示す状況を挙げ、リストを作ります。

社会人になったばかりで経歴が浅い場合は、インターンシップやボランティア活動、学生時代のグループプロジェクトなどの例を考えてみましょう。場合によっては、採用企業から仕事以外の例を聞かれる可能性もあるので、プライベートな生活の中で克服した課題や障害についても考えてみましょう。

どのようなエピソードを話すにしても、状況、課題、行動、結果を定義し、この仕事に最も関連性の高いスキルや能力をアピールするようにしましょう。

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STAR メソッドを使って質問に答えるには (回答例)

STAR メソッドを使って、行動面接でよく聞かれる質問の回答例を3つ紹介します。

  • 仕事で困難な問題に直面した時のことを例を挙げて教えてください。どのようにして課題を克服しましたか?
    「卒業式シーズンに、小売店マネージャーとしてデパートのショップに勤務していました。あるお客様がインターネット通販でドレスを購入し、店舗受取を指定していたのですが、手違いで別のお客様が購入してしまいました。本来のお客様に電話する前に、私は別の店舗で同じドレスを見つけました。ドレスにアイロンをかけ、卒業式の朝、寛大に状況を理解してくれたことへの感謝のメッセージを伝えるギフトカードを添えて、ご自宅までドレスを届ける手配をしました。お客様は、その後すぐに複数のレビューサイトに5つ星を付けて評価してくれました。」
  • 仕事でプレッシャーを感じた時のことを教えてください。どのように対処しましたか?
    「前職ではアカウントエグゼクティブを務めていましたが、これまでで最大の取引先と契約した直後に、同僚の一人が退職してしまいました。私はすでに多数の顧客を抱えており、手一杯な状態でしたが、この新しいお客様も担当することになりました。リスクが高いことはわかっていましたし、もしこの取引を失ったら、四半期目標を達成できないことになります。プロジェクトが完了するまで、このお客様からいつ連絡が来ても対応できるようにし、夜や週末でも電話に出るようにしました。私の熱心な対応が高く評価され、そのお客様にはすぐに年間契約を結んでいただきました。会社にとっては5億円の純利益になりました。」
  • ミスした時のことを教えてください。どのように対処しましたか?
    「イベント会社にインターンとして勤務していた時、ある有名なクライアントが主催するプライベートなイベントの花束の手配を担当しました。私はうっかり他のイベントと混同して手配してしまい、花束は町の反対側にある別の会場に配達されてしまいました。私は上司にミスしたことを話し、昼休みを早めに取ってその会場まで車で行き、花を受け取ってイベントの1時間前までに正しい会場に届けることができました。クライアントに迷惑をかけることなく終わり、上司からも評価されました。」

行動面接では、STAR 対応テクニックを使えば、面接官の質問にきちんと答えつつ、説得力のある簡潔な回答を作ることができます。ただし、正直な内容で、前向きな成果のみに絞って伝えるようにしましょう。エピソードを文章にまとめ、声に出して読む練習をしましょう。なるべく簡潔になるように編集し、必要に応じて短くします。質問の内容はさまざまかもしれませんが、少なくとも3つ、多くて5つほどエピソードを用意しておけば、面接官から何を聞かれても自信を持って答えられるようになります。

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