応募・面接対策

面接でノンバーバルコミュニケーションを活用する方法

求職活動のプロセスの中で、重要かつ欠かすことのできない部分が面接です。面接官や採用担当者は、あなたの経験やスキル以上に、気質や性格が採用企業の文化に適しているかどうかを知りたいと考えています。面接で候補者がどのような印象を与えるか、特に表情や立ち振る舞い、応募した仕事への関心の高さが評価されます。この記事では、ノンバーバルコミュニケーションとは何かを種類別に解説し、面接でノンバーバルコミュニケーションを活用する方法をご紹介します。

ノンバーバルコミュニケーションとは

ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉を使わずに意思の疎通を図る、非言語コミュニケーションのことです。これには身振りや姿勢、表情など、相手に自分のメッセージを伝えるボディランゲージが含まれます。一般に、ノンバーバルコミュニケーションは癖や無意識の行動であることが多く、自分では気付いていないことがあります。ノンバーバルコミュニケーションは、実際に話している内容を強調する場合も、言葉と相反する場合もあります。

ノンバーバルコミュニケーションの種類

ノンバーバルコミュニケーションには、次のような種類があります。

  • 表情:表情には、目の動きや、眉を上げたりしかめたりすること、また口元の動きなどがあります。表情によって自分の感情を伝えることのメリットは、ほとんどの文化で表情に対して共通の認識をもっていることです。
  • 身体の動きと姿勢:身体の動きとは、歩いたり、座ったり、立ったりするときにどのような姿勢で身体を動かすか、また頭の位置を指します。こうした動きにより、興味や退屈、疲労、自信が相手に伝わります。
  • ジェスチャー:ジェスチャーとは、腕や手の動きのことで、自分の主張を強調し、力説するために行うことが多いです。ジェスチャーには手を振る、指を差す、手を叩く、手を挙げる、などがあります。
  • アイコンタクト:アイコンタクトとは、相手に話しているとき、または相手の話を聞いているときに、しっかりと相手と目を合わせることを言います。どのような状況かにもよりますが、アイコンタクトは相手に興味や熱意、怒り、関心を伝えます。
  • 距離:自分と相手との距離を空けすぎたり、距離が近すぎたりすると、場合によってはさまざまに異なるメッセージとなります。たとえば、相手から離れたままでいることは恐れを表し、相手のすぐ目の前に立つことで支配的な立場にあることが伝わります。
  • 語調:語調とは、声の大きさや話す速度、トーン、抑揚など、話し方のことです。語調の変化により、喜びや怒り、皮肉、自信が相手に伝わります。

ノンバーバルコミュニケーションを面接で活用する方法

面接では、表情やしぐさなどのノンバーバルコミュニケーションによって自分が発しているメッセージを意識し、気を配っておくことが大切です。自分の動作は、話している内容と一致していなければなりません。

面接において、ノンバーバルコミュニケーションをうまく活用するための手順をご紹介します。

1. ノンバーバルコミュニケーションの練習をする

面接の前に、大学などではキャリアセンター、または友人や家族を相手に、模擬面接を行いましょう。表情やしぐさなどのノンバーバルコミュニケーションを客観的に評価してもらうことで、適切なメッセージが相手に伝わり、面接の邪魔になっていないことを確認します。

2. 社会人らしい服装を心がける

あなたの第一印象を左右するのは服装です。社会人らしい服装や、きちんとした清潔な身だしなみを心がけることで、応募した仕事に対する自信や意欲、能力をアピールできます。面接官にできる限り好印象を残すには、次のようなヒントを参考にしてください。

  • 企業の文化あった服装をする。
  • 清潔で品の良い、身体に合った服を着る。
  • アクセサリーは控えめにする。
  • 靴はきれいに磨き、傷などがないようにする。
  • タトゥーやボディピアスなどは隠す。

関連記事: 面接での好印象な見た目とは?成功に導く服装の心得

3. 姿勢を良くする

背筋を伸ばしてまっすぐに立ち、頭を上げ、自然に胸を張ると、最も良い姿勢となります。これにより、自信や能力の高さが伝わります。

4. 必要な物だけを持参する

面接の場所に到着したとき、必要な物だけを持って入りましょう。きちんと準備ができていて、几帳面な印象を与えるようにするためです。持ち物の例を次に挙げます。

  • 送り状や履歴書、推薦状のコピーを入れたポートフォリオやホルダー
  • 車の鍵
  • ノートとペン
  • その他、面接官や採用担当者から要求があった物

次のような物は面接に持ち込まないようにしてください。

  • ガム
  • 飴、キャンディ
  • タバコ
  • ミントタブレット
  • 食べ物や飲み物

5. 携帯電話は電源を切ってしまっておく

面接の順番を待っている間は、採用企業に関するメモや質問事項を読み直しましょう。受付やスタッフの近くにいる場合は、明るく親しみやすい雰囲気で接し、なにか質問されたら丁寧に答えましょう。携帯電話の操作に夢中になっていると、採用企業に対して関心がない、または他のことに気が散っていると思われるので、使わないようにしてください。

6. 関心を示す

ノンバーバルコミュニケーションを活用して、面接官やその他の人が話している内容に対する関心を示しましょう。話への興味や関心を表すには、次のような方法があります。

  • 面接官とアイコンタクトを取る。
  • 表情を柔らかくし、あごをリラックスさせて、親しみやすさを増す。
  • そっとうなずき、話されている内容を肯定する。
  • 適切なタイミングで微笑む。
  • 気になる点があったときには眉を上げ、首をかしげる。
  • 座ったままで少し身を乗り出す。

7. ジェスチャーに気を付ける

異なる地域や文化により、ジェスチャーは同じ意味を指すとは限りません。疑わしいジェスチャーの使用は避け、あまり大げさでない動きを選びましょう。意図しないジェスチャーをしないように、両手を膝の上に揃えておくことをおすすめします。

8. 面接官に合わせて動作する

落ち着いて、面接官に合わせて動作しましょう。面接では一般に、お辞儀をすることがよくあります。角度や視線のマナーに従って、適切なタイミングで丁寧なお辞儀を心がけます。面接では、必要のない立ち振る舞いはしないでください。

9. 緊張による挙動を抑える

採用面接のようなストレスの多い状況では、表情やしぐさに緊張感が表れてしまいがちです。面接の場所に到着する前に、深呼吸をしたり、気持ちが落ち着いて勇気が出る言葉を心の中で繰り返したり、マインドフルネス瞑想(Mindfulness)を実践して緊張をほぐすようにします。

10. メモを取る

情報を後で確認できるように、面接の間はメモを取りましょう。それにより、あなたが真剣に面接に取り組んでいることが面接官に伝わります。メモを取ることで、緊張して手が震えていることをうまく隠すこともできます。

11. 前向きな言葉で締めくくる

面接が終了したら、微笑んで面接官にお辞儀をし、時間を割いてくれたことへのお礼の言葉を述べ、また受付の従業員に対しても感謝の気持ちを伝えます。

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