年収・給与

退職金が振り込まれるのはいつ?万が一振り込まれないときはどうしたらいい?

退職金 いつ イメージ画像1



「退職金はいつ貰えるの?」

退職金制度がある会社に勤務していて、退職を検討している方のなかには、このような疑問をお持ちの方もいることでしょう。「実は退職金制度の仕組みがよくわかってない」という方も意外と多いかもしれません。

本記事では、いざ退職するときになってから慌てないように、退職金がいつ貰えるか、また振り込まれなかった際の対処法を解説します。

関連記事:退職金の計算方法は?退職金制度や退職金の相場について詳しく解説

退職金が振り込まれるのはいつ?

勤務先に退職金制度がある場合、通常は就業規則に退職金の支給に関する規定が記載されています。就業規則の写しが手元にある方やすぐに閲覧できる方は、一度確認しましょう。

就業規則が作成されていない場合など、会社に退職金制度があるかどうかや自分に受給資格があるかどうかよく分からないときは、会社の人事や総務部の担当者に確認すれば分かります。

会社に退職金制度がある場合、実際に退職金が自分の口座に振り込まれるまで、受給請求から1~2か月程度が一般的です。

退職金が振り込まれるまでの期間は、会社がどのような退職金制度を採用しているかによっても変わってきます。

退職金がでるのはいつから?

まず大前提として、企業は従業員に退職金を支払う義務はありません。

ですが、労働政策研究・研修気候(JILPT)の調査*1では、全国の退職金制度の導入率は82.9%で、従業員規模が大きいほど導入が進んでいる傾向にあると報告されています。
従って、内容の違いはあるものの、多くの企業が退職金制度を採用していることがわかります。

現在の勤務先が退職金制度を導入している場合、いつから退職金がもらえるようになるのかが気になるところですが、支給条件に決まりはあるのでしょうか。
退職金の受給対象となるための最低勤続年数は、法律で決まっているわけではないため、企業によって異なります。
つまり、「いつから受給できるのか」、また「勤続年数の増加に応じてどの程度増額されていくのか」は、会社によって異なります。

令和2年度の東京都労働局の中小企業の退職金に関する調査では、退職金を受給するための最低勤続年数を「3年またはそれ以上としている」企業が全体の約6割にものぼりました*2

自分の会社がそうだとは限りませんが、退職金の支給開始時期は、勤続3年以上を目安としている企業が多いと認識しておくと良いでしょう。

*1 出典:「企業における退職金等の状況や財形貯蓄の活用状況に関する実態調査(企業調査)」および「勤労者の財産形成に関する調査(従業員調査)」

*2 出典:中小企業の賃金・退職金事情

退職金が振り込まれないときはどうしたらいい?

退職までに必要な手続きをしたにもかかわらず、予定されていた時期を過ぎても退職金の振り込みがない場合は、遠慮せずに退職した会社の人事や総務部に連絡しましょう。

前述のとおり、一般的には受給請求から1~2か月程度で指定の口座に振り込まれるはずですが、何らかの理由で会社側の手続きが遅れている可能性もあります。
その場合は、感情的にならず、相手に速やかな対応を依頼しましょう。

また、就業規則に退職金の規程があり、所定の手続きをして請求したにもかかわらず、退職後数か月が過ぎても退職金が振込まれない場合は、最寄りの労働センターの相談窓口に相談しましょう。

まとめ

退職金制度は義務化されているわけではないため、仕組みは会社によって大きく異なります。8割以上の会社で退職金制度を導入していますが、なかには退職金制度そのものがない会社もあります。

また、退職金が貰える勤続年数も会社によってさまざまです。約6割の会社が退職金の支給時期を勤続3年またはそれ以上と定めていますが、2割強の会社では、最低勤続年数を1年や2年としています。所属している会社の退職金制度に関しては、就業規則などで確認しましょう。

退職金は通常請求から1〜2か月程度で振り込まれますが、会社側の手続きによってはそれより長くかかる場合もあります。もし振込に極端な遅れや問題がある場合は、最寄りの労働センターなどに相談しましょう。

関連情報

すべて表示 

給与の手取りはどう計算する?額面給与から引かれるものは何?

手取り額は、従業員の給与から、各種控除額が差し引かれた金額のことです。税金や社会保険の控除額は収入によってあがるため、年齢によって介護保険などの控除項目が増えて手取り額が減ることもあります。

希望年収はどう伝える?金額の決め方と面接で聞かれたときの答え方

転職活動で希望年収を聞かれた場合、どのように答えれば良いのでしょうか?本記事では、企業が希望年収を聞く理由や面接で聞かれたときの答え方のポイントをお伝えします。