DEIB+(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、およびビロンギング)
仕事の未来は、公平かつインクルーシブであるべき
Indeed は、バイアスを減らし就業の障壁を取り除くことで、世界中で数億人の求職者の機会格差をなくすことに取り組んでいます。

Indeed のダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、およびビロンギング
多くの企業と同様に、Indeed の取り組みもまた、全社に広く反映されていない背景を持つ従業員のために、インクルージョン(誰も取り残さないような施策や環境を作ること)とビロンギング(自分の居場所があると感じられること)の文化を育成することに注力する従業員主導のグループから始まりました。これがInclusionチームの設立につながり、IRG(インクルージョン・リソース・グループ)が結成されました。しかし、有意義な影響を与えるためには、インクルージョンに加えて、他の側面にも焦点を当てる必要があることを認識しました。

2019年に組織をDiversity, Inclusion & Belonging(DI&B)と改名し、「Inclusion & Belonging」を Indeed のコアバリューの1つに定めることで、心理的安全性を重視することの重要性を強調し、企業文化をサステナブルな方法で進化させてきました。心理的安全性とは、従業員がアイデア、質問、懸念、または間違ったことを述べた時に、罰されたり恥ずかしいと感じさせられることがあってはならないという考え方、また、誰かがアイデアを共有したり、リスクを取ったり、フィードバックを求めた際には、チームメイトはそれを拒絶したり罰したり、恥ずかしいと感じさせないという期待値が、チームの中で共有されていることを指します。
2022年に Indeed は、組織名を再度、Diversity, Equity, Inclusion & Belonging(DEIB+)と改めました。すべてはダイバーシティから始まり、ダイバーシティに終わります。インクルージョンとビロンギングは Indeed のアイデンティティであり、エクイティはこれまでも、そしてこれからも、私たちの仕事への姿勢そのものです。最後のプラス記号は、DEIB+によって従業員エクスペリエンスと事業運営をいかにつなげるかを模索するため、今後も注力していく領域を表し、
またインターセクショナリティ(人種や階級、ジェンダーなどの社会的な属性が、相互に関連し合い交差した時に、差別や不利益のある社会構造につながること)や、取り組み内容の進化を示すものでもあります。
ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンおよびビロンギングの取り組みは、Indeed の従業員エクスペリエンスに留まらず、サービスやプラットフォーム、コミュニティにおける Indeed の姿にも浸透しています。

DEIB+を中心としたコアバリューの強化
意図的に多様な背景や視点、能力を持つチームを設計することで、革新的な職場を育み、全体的に競争力を高めることができます。仕事を取り巻く環境が進化するのに伴い、Indeed はリプレゼンテーション、インクルーシブで平等な採用プロセス、強力な人材開発プロセスを常に重視し、それにより組織を強化し、すべての人のニーズを予測して対応できるよう努めています。Inclusion and Belongingのコアバリューを中心にすることで、誰もが活躍できる仕事の未来を設計することへの焦点を維持しています。

Indeed のDiversity, Equity, Inclusion & Belonging(DEIB+)チームは、「センターオブエクセレンス」として深く浸透し、事業全体で心理的に安全な職場環境の育成、機会に対する平等なアクセスの確保、従業員のウェルビーイングの優先に関して、ベストプラクティスを可能にし、アドバイスを与え、維持できるよう取り組んでいます。DEIB+チームは世界各国で展開しており、各地域内の従業員同士をつなげることで、すべての Indeed 従業員にとってインクルージョンとビロンギングが強固な文化を構築し、維持しています。
Indeed のコアバリューは、Job Seeker First、Pay for Performance、Data Driven、Innovation、そしてInclusion and Belongingです。Indeed のDEIB+は、以下の方法でこれらのコアバリューに貢献しています。
Indeed のインクルーシブな採用面接ルール(IIR)
2021年に Indeed は、自社のソーシングと面接の過程での偏見や障壁を低減するための革新的なソリューションであるインクルーシブな採用面接ルール(IIR)を、米国のDirectorレベル以上の全役職で導入しました(SalesとClient Successは例外で、対象となる役職はSenior Directorレベル以上)。Indeed のIIRは現在、最終面接の段階で含まれるべき候補者を規定しています。米国では、候補者のうち1名は、性自認がノンバイナリー、ジェンダーノンコンフォーミング、または女性であること、候補者のうち1名はエスニックマイノリティ(人種・民族的少数派、Underrepresented ethnic minority、 以下「URM」といいます)(黒人、ラテンアメリカ系、アメリカ先住民、アラスカ先住民、ハワイ先住民、それ以外の太平洋諸島系)であることが求められます。属性データを収集できるその他の地域では、候補者の1名は、性自認がノンバイナリー、ジェンダーノンコンフォーミング、または女性であることが求められます。
2022年に Indeed はIIRを拡大し、全米のHuman Resources職に取り入れました。2023年2月には、IIRを全世界の各地域に拡大し、社内外で掲載される職種が含まるようになりました。

IIRは単なる要件ではなく、意図的に一貫して拡大した候補者層がソーシング、採用、面接の各段階に含まれるよう設計されています。
このビジネスプロセスの変更は、応募の際のジェンダー、人種、民族に基づくリプレゼンテーションを改善しました。特にインターセクショナルな候補者など、最も社会的に疎外されたグループのために機会と露出を増やすことは、すべてのレベルでインクルージョンの取り組みに良い影響を与え、社会的に疎外された人々が候補者としてありのままの自分でいられる安全な場所を作ります。

すべてのレベルでの変化を推進
Indeed のDEIB+組織は、主にBusiness PartnersとEmployee Lifecycleいう2つのチームからなります。2つのチームがHRチームと連携し、全世界の Indeed 従業員とつながり、関係を強化することで、インクルージョンとビロンギングの文化を構築し、最善の環境を維持しています。
Indeed のDEIB+ Business Partnersは、ビジネスにとって信頼できるソートパートナー(新しい考え方や解決策を生み出すパートナー)であり、戦略アドバイザーです。Business Partners全体は、意図的な特定の部署に合わせて、従業員戦略やプログラム、イニシアチブについてビジネスに沿ったコンサルテーションを提供します。
DEIB+ Business Partnersは各部署と連携し、サポートとアドバイスを提供することで、Indeed 全社のDEIB+に関する戦略的な優先事項と一致する取り組みを行うよう努めています。ダイバーシティとインクルージョンを実践的に運用する取り組みから、バイアスと障壁を緩和する方法の策定まで、Business Partnersはリーダーや関係者と密に協力して平等なソリューションを設計し、組織全体で文化的な責任感を推進しています。
DEIB+分野の専門家として、Business Partnersは Indeed のポリシー、プロセス、プログラムの変革に影響を与え、DEIB+をすべての仕事に浸透させるほか、長期間持続する構造的および行動的な変化をもたらすよう取り組んでいます。Indeed 全体での複数の部門によるパートナーシップを通して、DEIB+ Business Partnersはすべての Indeed 従業員のために、平等で、やりがいがあり、満足度の高い従業員エクスペリエンスを促進する戦略の策定に役立っています。
Employee Lifecycleチームは、すべての従業員がIndeedで偏りのない公平な環境で働けるようにすることに注力しています。
そのために、リプレゼンテーションの向上やより公平な社会の実現に関心のある団体やコミュニティパートナーと関係を築き、学習と能力開発のエコシステムの充実を通じて、バイアスの削減やインクルージョンとビロンギングのための施策を強化しています。Employee Lifecycleは、専門知識を活かして Indeed のプロダクトや サービス、そして社会における Indeed の姿が、私たちが生活し、事業を展開している地域社会を反映していることを確実にすることで、ビジネスプロセスとプログラムに影響を与えるために欠かせない役割を果たします。
このチームには、世界中で働く従業員の人生経験、多様な関心や能力を反映したコミュニティ作りと維持に貢献するIRG(インクルージョン・リソース・グループ)も含まれます。
IRG(インクルージョン・リソース・グループ)
従業員主導のIRG(インクルージョン・リソース・グループ)は、すべての部門やレベルの従業員で構成され、組織全体に対して信頼できるビジネスパートナー、そして思いやりに満ちた支援者として行動します。IRGは、連帯感を育み、従業員がネットワークを作ってキャリア開発を行う機会を提供し、よりインクルーシブな従業員のために Indeed のサービスやプロセスを改善するためには不可欠です。
Indeed では現在、10のグローバルなIRGが13か国で運営され、約5,000名のメンバーが所属しています。IRGは、担当者として行動し、変革を推進するために自らの経験を活かすSLTのメンバーによってサポートされています。
変革のためのパートナーシップ
Indeed は、リソースへのアクセス、コミュニティとのつながり、サービスに関する助言、多様な人材の採用などの領域において、私たちのESGの取り組みと一致する、世界中のさまざまな団体と連携しています。













2022年ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、およびビロンギング(DEIB+)レポート
Indeed は、2022年時点での最新の従業員の属性データと、前年比での進捗状況を含む、2022年ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、およびビロンギング(DEIB+)レポートを公開しました。
このレポートでは、DEIB+の分野での私たちの取り組みを共有するアプローチを大幅に拡充し、現行のイニシアチブやプログラム、パートナーシップに焦点を当てています。これらのイニシアチブは、女性、トランスジェンダー男性、ノンバイナリー、エイジェンダー、ジェンダーノンコンフォーミング、ジェンダーフルイド、トゥースピリット、ジェンダークィアなど、少数派のジェンダーに属する(URG)従業員の割合を世界の全レベルで50%に引き上げ、米国内の少数派の人種および民族グループ(URM)の従業員の割合を30%に引き上げるという Indeed の目標をサポートするものです。
ま厚生労働省の「女性の職業における女性活躍推進法」に従い、日本の従業員に関する男女間の賃金格差情報を公表しています。
最新のレポートでは、Indeed における全世界の従業員の42%は女性、または少数派のジェンダーを自認しており、米国の Indeed 従業員の16%は、少数派の人種および民族グループに属していることが分かっています。
Indeed の2022年DEIB+レポート全文を見る 男女の賃金の差異に関する報告書