インターンシップとは、新卒の採用活動に先駆けて、企業が学生に就業体験の場を提供する制度です。インターンシップの目的やメリットはどんなものでしょうか? また、企業がこれからインターンシップを始める場合、どのように進めたらいいのでしょうか。採用ブランドの向上を総合支援するcore words 株式会社の佐藤タカトシさんに伺いました。

インターンシップの目的・メリットとは?

インターンシップとは、主に新卒の学生を対象に、企業での就業体験を提供するための施策です。基本的には採用とは別の物なのですが、その場で学生に興味を持ってもらったり、企業側が雇用したいと思えるような学生に声をかけることができたりなど、採用活動の一貫のような位置づけになっています。ただ、インターシップに参加した学生であっても、企業の採用活動が始まったら、改めてエントリーをしなければならないケースがほとんどです。

目的としては、優秀な学生を直接誘うための母集団を形成することです。インターンは大学3年生の夏か冬に行うことが多いのですが、本エントリーに先駆けて学生を集められる場はインターンしかありません。

また、一定期間一緒に働くことで学生側も企業やそこで働く人たちのことを知ることができるので、その後入社したときに感じるギャップが少なくなり、ミスマッチからの退職を防げる可能性があがります。

インターンシップの流れと進め方

基本的には大学3年生を対象として、夏と冬に行うことが多いです。夏であれば6月くらい、冬であれば10月くらいに求人サイトなどでインターンの募集をかけて学生を募ります。集めた学生は本エントリーの際と同じように書類選考や面接などを経て、受かった学生だけがインターンに参加することができます。

インターンは有償のものと無償のものがあります。数カ月に渡って週3~4日ほど参加するような中長期就業型もあれば、1~2週間の短期型、2日間の超短期型といったものもあり、企業によって異なります。同じ企業内でも部署や職種によって期間が変わることもあります。

企業側にとっても負担がかかる施策なので、2日間程の超短期型での実施が多いですが、企業によっては、大学1年生や2年生から受け入れて、長期間行うようなところもあります。

インターンシップ後の採用活動や選考について

夏のインターンシップが終わると、早ければ年内には早期選考が始まります。その際、インターンに参加した学生に向けて選考の案内を送り、希望者に受けてもらうのが基本的な流れです。企業によっては、インターン中やインターンが終わった直後に選考を始めることもあります。

連絡方法も企業によって様々で、一斉にインターンの学生へ早期選考の連絡をするケースもあれば、企業にマッチする優秀な学生をピンポイントで狙って個別に連絡するケースもあります。

インターンに参加した学生であれば人柄やスキル、意欲などがわかっているので、集団面接などを飛ばして役員面接から、ということも可能です。ですので、エントリーシートを送ってきている一般の学生とは別枠での採用活動を行うケースが多いです。

中小企業など採用人数が少ない場合には、インターンの学生だけで採用活動を行うこともあります。

インターンは採用活動ではないがコスパのよい採用活動につながる

インターンシップは、実施するのであれば会社独自の体験を学生に与えられるように、しっかりと設計するべきです。インターンの内容がよければ口コミも広がり、企業の評判もよくなります。採用活動に莫大なお金をかけなくても企業にマッチングする優秀な人材がとりやすくなりますし、入社後のギャップも少ないはずです。インターンをきちんと行うことで、採用活動のコストパフォーマンスが上がると言えるでしょう。




<取材先>
core words 株式会社 佐藤タカトシさん

TEXT:小林麻美
EDITING:Indeed Japan + ミノシマタカコ + ノオト

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