高付加価値人材獲得が難しくなった要因① 選職リテラシーの急激な進化
近年スマホの普及等により、生活者の受け取る情報量が爆発的に増えてきました。その結果、いかに「自分にとって無意味な情報」を排除し、「自分にとって有益な情報」を鮮度高く収集するか、という情報リテラシーが高まってきています。
これはもちろん、仕事探しにも当てはまります。
特に優秀な人材ほど情報収集のリテラシーが高いことが多く、「企業選び」「仕事探し」の方法も一昔前に比べ大きく変容しています。
仕事を探す際の「検索」という行動においても、同じことが言え、専門的で高いスキルを持った人材ほど、詳細でマニアックなキーワード検索や複合的なキーワードの掛け合わせで、求めている仕事を探し出します。
求職者の検索の仕方が進化しているため、採用側もそれに応じて、“自社が求める求職者に検索されやすい”求人票を作成しなければ、彼らに見つけてもらうことが難しくなり、その結果、
当然採用は困難になります。
高付加価値人材獲得が難しくなった要因② 「働き方」価値観の多様化
近年、「働き方改革」という言葉もすでに馴染みのあるキーワードとして定着しています。そして、現在では、リモートワークや、副業、パラレルワーク、起業といった様々な働き方や仕事の形態が、選択肢として存在しています。
一昔前には「大手企業で安定して働きたい」といった画一的な価値観で仕事を探しをする人が多かったと思われますが、今では
給与や条件で仕事探しをする人に加え、その企業のカルチャーが自分に合うかどうかや、その企業が社会に提供している価値や掲げているたビジョンに対し、共感できるかどうかを基準として仕事探しをする人が増えてきているなど、求職者は自身の持つ様々な価値観を基準に仕事を探し始めています。このように、現在は、
働き方の価値観が多様化しているのです。
こういった働く側の意識が変革している中で、“自社が求める人材から選ばれる会社になれるかどうか”、が企業の成長と生存の重要なカギとなっています。
大きく2つの、高付加価値人材獲得が難しくなってきた要因をご紹介しました。
企業は、これらの求職者の変化に対応した採用活動を行わなくてはなりません。
高付加価値人材の選職リテラシーに合わせたアプローチを行いつつ、多様な価値観を持つ彼等に選ばれるために企業の持つ思想や文化、意味報酬等を積極的に発信する手法として、いま「オウンドメディアリクルーティング」に注目が集まってます。
「オウンドメディアリクルーティング」とは?
オウンドメディアリクルーティングをとは、 “自社の運営するメディア(採用サイトやSNS・社員)を軸に、高付加価値人材 に自社主体で直接メッセージを発信し、共感を喚起 することで人材獲得につなげていく能動的リクルーティング”のことです。
オウンドメディアリクルーティングでは、求職者と出会うための情報発信である”ジョブディスクリプション”、 求職者に選ばれるための情報発信である”シェアードバリューコンテンツ”の2つの軸で、情報発信を行っていきます。
参考)オウンドメディアリクルーティングサイト https://indeed-omrj.com/