主婦・主夫採用のメリットとは?
◆育成や勤怠管理に手がかかりにくい
主婦・主夫は社会人経験のある人も多く、ある程度のコミュニケーションスキルや社会人マナーを身につけていることが期待できます。そのため、学生と比べると、総じて育成や勤怠管理をしやすいでしょう。
◆「卒業」がない
せっかくイチから育成し業務に慣れてもらっても、学生の場合は学校卒業と同時に辞めてしまうことがほとんどです。その区切りがない主婦・主夫は、長く活躍してもらえる可能性がより大きいといえます。
◆時間の融通が利きやすい
卒業だけでなく学校の講義や試験もありませんから、時間の融通が利きやすいことも大きなメリットです。早朝やランチタイムなどの決まった時間帯に固定シフトで入ってもらうような働き方への対応力も高いでしょう。
受け入れ準備のポイント
◆あらゆる人材に対応できる体制づくり
主婦・主夫を新たに採用するに当たって、採用前に受け入れ体制を整えておきましょう。といっても特別なことでなく、どんな人材を採用しても対応できる体制をイメージして取り組むとよいでしょう。
◆急な欠勤が発生したら
子供の急病などで急な欠勤が発生した場合のカバーの仕組みなどは、事前に決めておく必要があります。出勤が難しい可能性を感じた時点ですぐに連絡する、といったルール作り、欠員をカバーできる人を募るためのメーリングリスト作成などの手立てを整えておきましょう。
◆シフトは早めに組む
シフト制の場合、休み希望を出しやすいかどうかもポイントになるでしょう。特に年末年始やお盆、GWなどは、帰省や旅行などの予定が入りがちです。一定期間、出勤可能な人数が減りそうなタイミングのシフトは、早めに組んでおきましょう。
◆研修の確保とマニュアル作成
研修についても場当たり的にはせず、採用後のどのタイミングでどんな研修を行うかを設計し、マニュアルを作成しておきましょう。そうすれば「仕事のブランクが長くて不安」という人にとってもおおいに役立ちます。
主婦・主夫を採用するためのポイント
◆応募の不安を払拭する情報提供
主婦・主夫とひとことで言っても、経歴やライフスタイル、家庭の事情などはそれぞれ異なります。そうした多様な人たちに「自分でも働ける」と思ってもらえるよう、以下のような項目についてできるだけていねいに記載するとよいでしょう。
- シフトの融通の利きやすさ
- シフトの提出日(「前月20日まで」など)
- 仕事内容の詳細
- 研修の有無
- シフトパターン(短時間勤務/フルタイム勤務など複数)
- 実際に働いている主婦・主夫の方の年代と声
どのような人材でも働きやすい環境を整備することは、応募を増やすだけでなく長く働いてくれることにもつながるでしょう。今回の記事を参考に、貴重な労働力となり得る主婦・主夫の採用にぜひトライしてください。